レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

『本とも』休刊、その他グチ

2011-09-04 11:40:32 | 
 出版社の冊子(いちおうは値段がついているけどだいたいは書店のレジあたりにタダで置いてある)をもらってきて読むことが習慣になっており、いまではえり好みもしているのでパスするものもある。
 徳間書店の『本とも』は、できた当初からずっと欠かさず読んできたのだけど、先月で終わりになってしまった。
 単行本化予定のうち、『東京ローカルサイキック』はけっこう楽しかったので、文庫ならば買いたい。舞台にされる立川のスターバックスはそのころ行ってたかもしれないし。『イケテツのショートストーリー 恥も外聞もなく』も笑えた。

 同様に、愛読していたけど去年休刊になってしまった光文社の『本が好き!』に連載されていた、ひこ・田中『子どもの物語はどこへ行くのか』、まとまって刊行されるのを待っていた。そしてこのまえ新書で出た、『ふしぎなふしぎな子どもの物語』という題で。そのうちまた話題にするけど、ふに落ちない点を二つ。明らかに『本が好き!』の連載をベースにしているのに、その初出を明記していないのはおかしい。もうひとつ、ディズニープリンセスに対する痛烈な批判に私は快哉を叫んだのに、その章は収録されていない。別の機会を狙っているのだろうか。
 同じ冊子の連載では、字幕翻訳家の太田直子さんの『字幕屋は銀幕の裏側でクダを巻く』、あれもまた出てほしい。姉妹編『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』はすでに光文社新書になっている、お勧め。

 いまは、読んでいる冊子は、幻冬舎の『星星峡』、角川の『本の旅人』、ポプラの『asta』だけになってしまった。小学館の『きらら』も好きだったけど、行く書店で置かなくなったのでご無沙汰。

 このまえも書いたけど、新潮文庫のYONDAの新景品は欲しい品がない。
「 YONDA?CLUB」
 ブックカバーはもっとふつうのつくりで良い。マグカップに二つの持ち手があることでどれほどのメリットがあるというのか。時計には短針と長針と数字がついているのが無難なものではないのか。「100%オレンジ」のパンダも、リサ・ラーソンさんのパンダも、(主観の問題でもあるが)クセがありすぎて可愛くない。  もうちっと、初心にかえって、奇をてらわないで、オーソドックスな路線になれないものだろうか。
 
コメント (2)
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アンチ音姫

2011-09-02 08:21:43 | 雑記
羞恥心とは、社会的なものなのか個人的なものなのか? たぶんその両方があるだろう。

 ほかの人から見たら、なんでこんなことが恥ずかしい?ということでも、本人にとってはどうしようもないことはあるだろう。
 時代・地域によって変わってくることもある。人前での授乳の是非とか、混浴とか。洗濯物を外に干すこととか。
 電車内での化粧も、する人にとってはなぜ悪いのか不可解かもしれない。

 大昔のマンガでは、女の子は焼き芋を買うところを見られることを恥ずかしがるものだとされていた。いま思えば、「恥じらい」を押しつけているようでぞわぞわする。

 女子公衆トイレにおける「音消し」の習慣、あれはいったいいつから存在するものだろうか。私の記憶では、30年まえには既にあったはずだ。
 いつのまにか、アレを非常にうっとうしく思うようになった。そりゃ確かに、かっこうのいいものでは決してない。しかし、その場所では当然のことをしているだけなのだ、それをどうしてわざわざエネルギーを消費してまで打ち消すことが必須なのか。
 たぶんこれは、男の介入によるものではなく、女が自分で作ってしまった慣習だろう。これについて男性陣からは口を出しづらいに違いない。
 いま私の出入りする大学二校で、節電のためと称して、ハンドドライヤーを使用中止にしてある。それはかまわない、ハンカチを使えばすむことだ。  では、「音姫」だって使うことあるまい。でも、これだけ停止にはしにくいのかもしれない、それに代わりに水の二度流しをするようになるだけだということだろうか。
 私の考えとしては、こちらも自粛を主張したい。どーしてもイヤだという人たちにまで強制するのは良くないけど、単に周囲に流されてしているだけならば、節電の動きに乗じてやめてしまおうよ、と言いたい。
 いま伝統だと思われていることでも、始めたころには新しかったのだ、とは「歴史家皇帝」クラウディウスの言葉。逆に、あとから始めたことならばまたやめることも可能なはずなのだ。

 ・・・・・・だいたい、あの流水音っていかにも作りものでかえってみっともなくない?

 「音姫」や二度流しはたいしたエネルギーにはならないという意見もあるかもしれないけど、省エネ問題だけでなく、「羞恥心」の圧迫には不当なものもあるということを言いたい。

 「音姫」がしきりに使われている傍らで、洗面台に髪の毛が散っている、これは最悪である。マナーを意識するならばこちらも考えろ。


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どうしよう新潮のYONDAマーク

2011-09-01 05:15:10 | 
 新潮文庫は、カバーの隅の三角マークを集めて景品がもらえる「YONDA」という企画が常設されている。ブックカバーやトートバッグやマグカップなとが定番。これは3,4年ごとにリニューアルされる。このたびそのリニューアルがあったのであるが。
 私がこういうのを集めるようになってから数年経つ。まえに応募してから4年はたっぷり過ぎた。先々代かそのまえあたり、パンダ柄のトートバッグはかわいかった。その次から「100%オレンジ」というユニットのデザインになって、クセのあるパンダであまり好みではなかった。それでも、このときのトートバッグももらっておいた。黒とダークブラウンの縞模様。その次の品々は、まったく手を出していなかった。次はなにか気に入る品があるかと期待していた。
 --8月の新刊にはさまっている広告を見て嘆息している。夏のフェアで「かわいくない」と散々言われたパンダがそのまま使われているし、ブックカバーはわけわからん仕様だし、「文豪ウォッチ」はなんだか不便そうだし。アニメなんぞもっといらん。全体に、奇をてらい過ぎなのではないか。
 200枚くらいはたまっているのに。講談社マーク(10枚でブックカバー)の余ってる人がいたら交換したいと心から思う。

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