『謝罪代行社』 ゾラン・ドヴェンカー ハヤカワ文庫 上下
今月の新刊。私は、ドイツ産のエンターテインメント(SF以外)が文庫で出た場合にはたいてい買っている。
若い男女4人が、仕事上のトラブルの「謝罪」を代行するビジネスを始めて成功するが、ある依頼によって現場に向かうとそこには異様な死体があった。
語りが変わった形で、「おまえ」「わたし」「いなかった男」が誰なのか、○○が誰なのか、二度読んでやっと納得、わかれば味が増す。
「第一部」から「第八部」まであり、下巻を開くと「第四部 (承前)」とある。私はそもそも、この「承前」というものが嫌いだ、少しくらい巻ごとの厚さに差があってもいいから、まとまりのいいところで切ってくれよ、と思うタチだ。 するとこの下巻、10ページとしないでその「第四部」が終わった・・・。
佐藤賢一『小説フランス革命』 集英社
単行本が出てからたいして経ってもいないのにもう文庫化か。
まあそれはおいといて、単行本での『Ⅰ 革命のライオン』『Ⅱ バスティーユの陥落』を文庫では三分冊にしている。文庫のⅠが『革命のライオン』、来月出るⅡが『パリの蜂起』、たぶんⅢが『バスティーユの陥落』なのだろう。まあこのタイトルは妥当だと思うけど。 でも、文庫のⅠは230ページくらいなのだ、これが単行本の3分の2冊だとすると、もとの1冊を文庫にしたって350ページ程度だということになる。このくらい1冊ですませてかまわないし、そのほうがすっきりするんじゃないのか? 『ローマ人の物語』と張り合ってるなんてわけもあるまいが。(『ロマ物』だって薄すぎだとも思う、たいていの巻は3分冊だけど、上下で充分だったよ)
まだ読んでないので分冊の話題だけ書いておく。
今月の新刊。私は、ドイツ産のエンターテインメント(SF以外)が文庫で出た場合にはたいてい買っている。
若い男女4人が、仕事上のトラブルの「謝罪」を代行するビジネスを始めて成功するが、ある依頼によって現場に向かうとそこには異様な死体があった。
語りが変わった形で、「おまえ」「わたし」「いなかった男」が誰なのか、○○が誰なのか、二度読んでやっと納得、わかれば味が増す。
「第一部」から「第八部」まであり、下巻を開くと「第四部 (承前)」とある。私はそもそも、この「承前」というものが嫌いだ、少しくらい巻ごとの厚さに差があってもいいから、まとまりのいいところで切ってくれよ、と思うタチだ。 するとこの下巻、10ページとしないでその「第四部」が終わった・・・。
佐藤賢一『小説フランス革命』 集英社
単行本が出てからたいして経ってもいないのにもう文庫化か。
まあそれはおいといて、単行本での『Ⅰ 革命のライオン』『Ⅱ バスティーユの陥落』を文庫では三分冊にしている。文庫のⅠが『革命のライオン』、来月出るⅡが『パリの蜂起』、たぶんⅢが『バスティーユの陥落』なのだろう。まあこのタイトルは妥当だと思うけど。 でも、文庫のⅠは230ページくらいなのだ、これが単行本の3分の2冊だとすると、もとの1冊を文庫にしたって350ページ程度だということになる。このくらい1冊ですませてかまわないし、そのほうがすっきりするんじゃないのか? 『ローマ人の物語』と張り合ってるなんてわけもあるまいが。(『ロマ物』だって薄すぎだとも思う、たいていの巻は3分冊だけど、上下で充分だったよ)
まだ読んでないので分冊の話題だけ書いておく。