弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

インターネット出願の通信エラー解消

2013-08-29 23:53:27 | 知的財産権
1ヶ月半前の7月6日に、「インターネット出願で通信エラー頻発」の記事を書きました。事務所のパソコンからインターネット出願ソフトで特許庁と通信している最中に、通信エラーが発生する現象です。
複数の書類を特許庁に送信する手続き中であれば、通信エラーが発生した書類が「未達」となりますので、「処理の続行」で最終的には特許庁に提出することが可能です。しかし、拒絶査定不服審判請求書と手続補正書を同時に提出する場合には、「同時」が必須ですので、どちらかの送信が完了した後に通信エラーが発生したら、送信完了の手続きについても再度出し直さなくてはなりません。こうなると一大事です。

上記「インターネット出願で通信エラー頻発」で書いたように、特許庁のサポート窓口と相談し、その指示に従ってトレンドマイクロにメールで問い合わせを行い、返答メールの指示に従って、ダウンロードした修正モジュールをパソコン上で実行しました。
その結果、その日以降、通信エラーの発生は皆無となりました。

それから1ヶ月半、つい先日、査定不服審判請求のチャンスがありました。1件目は、審判請求書、手続補正書、分割出願の3件を「同時に」提出する案件です。2件目は審判請求書と手続補正書を「同時に」提出する案件です。
さて、無事に通信エラーを起こさず「同時に」提出が完了するか、緊張の一瞬でしたが、どちらも問題なく送信を完了することができました。

インターネット出願の通信エラーについて「問題は解決した」と結論して良さそうです。
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