ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

成功と失敗

2010年03月03日 | ノンジャンル
失敗に学んで成長していくことが人の生きる道ではあるが、
成功して学ぼうとするものは少ない。

それが失敗であろうと、成功であろうと、済んでしまった
以上、もう過去のことなのだが、失敗を悔やみ続けたり、
成功に酔い続けたりということはままある。

端的に言えば、失敗の中に成功があり、成功の中に
失敗がある。因果律のようなものである。

ひとつの失敗が、謙虚な反省と学びにつながり、
次なる成功への因となる。
ひとつの成功が、慢心と停滞につながり、
次なる失敗の因ともなるのである。

成功したからといって全てが良かったわけでもなければ、
失敗したからといって、すべてが悪かったわけでもない。

失敗したなら、ひと時の落胆はよしとしながらも、
その原因を明らかにして改善していくことが、現在、
未来へと視線を向けることなのである。

成功したなら、ひと時の陶酔はよしとしながらも、
失敗と紙一重であったことを謙虚に見つめ、
失敗したのと同じように反省し、更なる改善を
目指す事が、現在、未来を生きるということなのである。

成功と失敗、勝ちと負けは常に紙一重である。
その事実を冷静に見つめる時、いずれの結果と
なろうとも人は謙虚さを失ってはならない。
失えば未来は閉ざされる。

失敗の時は、おのずと謙虚にもなれ、反省もし、
同じ失敗を繰り返さぬようにと学びもする。

成功の時こそ、自ら律して謙虚に反省し、また次なる
成功を目指すべきであろう。

失敗の根本的な原因は、成功の時にあることを
忘れてはならない。