また無事に節目の時を迎え、断酒17年となった。
という記事になるところだが、無事も何も、断酒どころでもない
一年だった。
昨年の6月に比べれば、一気に10年ほど老けたような
感覚と外観である。
鏡を見ていると、その日によって精悍さが見て取れる日もあれば、
死相かと思う日もある。
体調は不調なのが普通になってきて、少しでも楽な面があれば、
それがとてもありがたい。
もう本当に、断酒などどうでもよくなっているし、何年継続している
という事自体、虚しくさえ感じる。
ただ、黙って私の断酒を見守り続けてきてくれた人達には、
心からの感謝しかない。
遠い、近いはあっても、先にあると思っていた死が、
今はすぐ隣にある。
これはある意味、生きる醍醐味でもあろう。
臨終只今に在り
そのつもりで、今を生きる。
気張らず、弛まず、ありのまま、そのままの自分で
いられるように。