ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

再会

2014年07月31日 | ノンジャンル
多忙を極める中で、時に何もかもが嫌になる
時がある。

行動の中で思索をしている時は、同じ時間でも
かなりの充実度があるが、少し余裕ができると、
堂々巡りの思考に陥る時がある。

つまりは、疲れが溜まっている時にこの状態に
陥りやすい。

休日に何もしないでごろごろしていると、
却って疲れが取れないという、負のループに
はまってしまう。

そして、何もかもが面倒になってしまう。

疲れを溜めないことは、断酒の基本である。

暑いさなか、海、バーベキュー、ビールという
楽しいバカンスが頭をよぎる。

全てがまぶしい季節に、枯れた自分を見つめる
のは苦しい。

苦しさを紛らすためか、飲みたいというより、
あの酔いの世界をもう一度味わいたい気分にも
なった。

休日にと思っていたが、なかなか休日自体も忙しく、
8月を前に思い切って半日の休みを取り、母親の
墓参りへ行ってきた。

お墓というのは、亡くなった人のためではなく、
遺されたもののためにあるのだとつくづく感じた。

人生半分を越した大の男が情けない限りだが、
今までさんざん後悔もしてきた分、身を惜しまず、
やれることを精一杯でと、心を持ち直すことができた。

やって後悔したことよりも、確かにやらずに後悔した
ことの方が多い。

ならば、ともかく具体的に動いていくしかない。

物言わぬ墓石の前で、亡き母との対話があった。
いや、ただ聞いてもらっただけかもしれない。

それだけで、今を生きるものにとっては
十分なのである。







蝉しぐれ

2014年07月23日 | ノンジャンル
連休の日曜日、落雷と豪雨で大阪は嵐のようだったらしい。

全国各地でも似たような天候のところがあったようだが、
私が帰国したのは嵐の去った後の夜であった。

一夜明けると、朝から蝉しぐれ。

もうその音自体が、空気に溶け込んで、疲れた頭には
一種の静寂ささえ感じた。

自身の鼓動を感じながら、それを意識すると、
不思議なことに鼓動のリズムと蝉しぐれが何とも言えない
協和をなしていることに気が付いた。

自然の音とは、そういうことなのだろう。
そうした音の協和の中では、人は本能的に安心感を
得られるのかもしれない。

また少し、蝉しぐれの中まどろんだ。

梅雨も明けて、いよいよ夏本番である。

もうすでに7月も終わりに近づき、短い夏が始まる。

暑い一日一日を、身体は涼やかに、心は熱く過ごして
いきたいものである。






台風一過

2014年07月11日 | ノンジャンル
今年は台風が少ないなと思っていたら、いきなり
超大型の台風が近づいていると、今週初めより
話題に上った。

沖縄や九州では大きな被害が出たし、被災された
方には誠に申し訳ないが、ここ大阪という場所は、
その地形や風向きなどのせいもあって台風が
直撃することは滅多にない。

今回もまともに予想進路のど真ん中にあったが、
四国に到達するころから東へそれだした。

もうその頃にははじめ930hPだった勢力も
980hPまで落ちていた。

大阪では、大雨どころか、強い風ひとつ
感じられなかった。
本当に拍子抜けの台風8号だったが、天気予報と
いうものは、外れる時は良い方向に外れなければ
意味がない。

一日晴天で、傘は必要ないと予報されているのに、
雨に降られてずぶ濡れになったとしたら、
気象庁に苦情のひとつも言いたくなるだろうが、
雨が降ると予報されていて、一日晴天だったら、
誰も文句はないだろう。

まして台風ともなれば、状況によっては
人の命に係わる。

さて、不謹慎だが、台風と聞くと私の胸はわくわくする。
あの独特の空と雲が見られると思うと、楽しみでさえある。
そこには、幼い頃に百科事典で見た、台風の不気味な空の
写真が鮮明に頭に焼き付いているからでもある。

そこには、人の力など到底及ばない、自然の大きな
エネルギーが垣間見えるからである。

さて今回はというと、雲の流れる方向がいつもと変わり、
それだけが台風の接近を感じさせたが、それだけで
終わってしまった。

強風すらなく、大雨どころか西を見れば、青空がの
ぞいていた。

ふれこみの仰々しさを考えれば、何とも拍子抜けの
台風であった。
いや、それはその方がいいのだが、なんとなく期待を
裏切られたような気がしている。

台風一過。

今日は真夏を思わせる青空が広がった。
また蒸し暑い大阪の夏がやってくる。






ダンサー

2014年07月03日 | ノンジャンル
親がなくとも子は育つというが、久し振りにゆっくり
娘と話をしていて、そう実感した。

ダンス仲間に誘われてオーディションを受け、それから
どんどん想定外の展開で、今では、エイベックスの
アーティストのバックダンサーとして、スケジュールが
目一杯らしい。

東方神起、倖田來未、浜崎あゆみ、キャリパミュ?
スケジュールによっては、東京や各地方にも行くことに
なるとのこと。

おいおい、芸能人かと思わせるような話だが、
その可能性が急激にどんどん開かれていくのに
目を見張る思いである。

息子も、今までは偉そうな態度を娘に取り続けていたが、
サインをもらってくれるかもしれないとわかると、
娘にごまをすりだした。

とはいえ、そこはやはり姉弟で、普段と変わらない
やり取りが面白い。

大学でも、周りからも、プロのダンサーを目指したら
どうかとよく言われるらしいが、本人の教師になる
決心はゆるがない。

教育実習も終え、忙しい中、国家試験への準備を
進めている。

いろいろな道があるだろうが、自分が決めて進もうと
する道なら、いずれでも良い。

先日は、倖田來未のサプライズライブが神戸であり、
そのステージに立ったとのこと。

マネージャーが編集した動画を見せてもらったが、
大したものだと思う。
素人目も親バカも多分に含まれているだろう。

実際は、年に一度のオーディションに向けて必死で練習し、
不合格となった多くの人たちがいる。
そういう人達のことを思うと、申し訳ない気分だと
話す娘は、その気持ちだけでも大きく成長したことになる。

若い小さな芽が、いつの間にかこんなに大きく根をおろし、
太い幹となって枝葉を大きく拡げようとしているとは。

まさに目を見張って、仰ぎ見るような思いなのである。

*ライブの一部をご覧になりたい方は、LINEでのみ
 リンクを公開していますので、お知らせください。

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