ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

いざという時

2006年09月30日 | ノンジャンル
男らしさ、女らしさというのは、ジェンダーフリーの
今のご時世では、禁句でもあるらしい。

女らしさを、強要の言葉として、排斥しようという、有名な
T先生という方もいらっしゃるが、ここでは触れない。

この「らしさ」には、一般的に普段からの所作や嗜みを指す
場合が多いが、ここでは、いざという時に限って触れたい。

日航機事故で亡くなった方のなかで、家族に向けてメモを
残された方が何人かいた。
いずれも極限の状態の中で、見事な覚悟を示されたが、
ある人は、それまでどちらかというと、優柔不断で、気が弱く、
子供から見ても「強い父親」ではなかった。

その方が、突然予期せぬ事態に巻き込まれ、命を落とす事になる
という極限状態で、息子に、家族にメモを残された。

残念ながら、その方は亡くなられたが、そのメモを見た息子は、
「あの父親が」と、疑うほどに、しっかりとした覚悟の上に、
言葉を残された。

男らしさというよりも、その方は、その「時」に、男を息子に
見せつけたのだ。

その事が、残された息子の人生に、どれほどの力を与えたかは、
想像に絶する。

人生には、いざという時というものが何度かあるであろうし、
最大の時は、死の直前であろう。
普段、ちゃらんぽらんであろうと、いいかげんであろうと、
男を見せねばならない「時」というものがある。

その「時」を見誤ったり、わかっていながら見過ごす事は、
男としては最も不幸な事ではないかと思う。

いや、失礼。 女性にも、「その時」というものは当然
あるだろうが、男を見せるという事とは、やはり違うのである。



料理

2006年09月28日 | ノンジャンル
カミサンは、掃除、洗濯、料理、後片付など、家事全般が
苦手で、嫌いとさえ豪語するのだが、一通り頑張っている。

掃除や、片付けなどは、今でも私がした方がスッキリ
するのだが、料理の腕は格段に上がってきた気がする。

結婚当初は、それこそ、お湯を注ぐだけ、電子レンジで
チンするだけといった、料理ともいえないありさまで
あったが、少しずつレパートリーも増え、今では何を
作っても美味しい。

子供ができてからというもの、栄養のバランスを
考えるようになり、肉、野菜、魚、煮物、揚げ物、焼き物と、
様々な料理に挑戦しはじめた。

女性にとっては、料理上手が、結婚のひとつの条件のようにも
云われて来たが、日々の生活の中で、基本となる食事の
大切さを思うと、あながちバカには出来ない要素で
ある事には間違いない。

仕事から帰って、口に合わないものや、同じ様なものばかりを
出される事ほど苦痛な事は無い。

ただ、ひとつ言える事は、料理が上手であるという以前の
問題として、味付けが合っているかどうかという事がある。

薄味、濃い味、人によって好みは様々で、これが合わないと、
せっかくの料理自慢が台無しになる。

外食は概して味が濃いように思えるし、毎日の食事が
外食となると、すぐに飽きてしまうだろう。

この点、カミサンの味付けは、幸いな事に私の薄味好みに
見事にはまっている。
味付けが申し分無いので、何を作っても美味しく感じる。

飲んでいる頃は、味も何も関係無かったし、食事自体が
どうでもよかったのだが、今や、食欲旺盛となった
自分にとって、家で出される料理が美味しいという事は、
何よりのことなのである。

仕事帰りに、今夜はなんだろうなあと、密かに楽しみに
している自分がいるのである。



ファッション

2006年09月28日 | ノンジャンル
女性の間で、「ローライズ」というのが流行しだして、
今やごく一般的となっている。

いわゆる、へそ出しファッションから、チラ見せファッション、
悪く言えば、半ケツファッションと化して来ている。

男性にとっては、ミニスカートと同様、目のやり場に困る反面、
ドキドキもするのだが、最近では少々目に余る。

若い女性が、スタイルよく着こなしている場合は、何となく
「格好いい」という感覚も分かる。

が、年齢やスタイルを問わず、誰もが同じ様な姿で
歩いているのには、閉口するばかりだ。
明らかに、おなかや腰の余分な「肉見せ」としか
言いようが無い格好で表を歩かれると、幻滅させられる。

ストーンウォッシュぐらいならまだしも、わざわざ破れた
ジーンズでしかもそれをファッションと称して闊歩している
女性を見るにつけ、「だらしない」、「みっともない」
というイメージが先行してしまう私は、やはり歳を
取ったという事か。。。

「なんでもあり」の風潮は、一見、自由奔放という
イメージを持つようだが、「勝手気まま」と取り違えて
いるような気がしてならない。

ストリートダンスをしている娘が、ダンス衣装として、
そういう格好をするのは大目に見るとして、普段着として、
破れたジーンズを履いている時には、「貧乏くさい」とか、
「だらしない」とか、苦言を呈する。

本人は全くお構い無しだが、父親としては不満である。

人前に出る時は、貧しくとも、きちんと破れや、
綻びを繕って、精神の高さを持つという世代の私にとっては、
嘆かわしい限りだが、現実的に、服装の乱れに伴って、
世相も荒れているようだ。
いや、逆に、世相が荒れているから、服装も乱れて
きたのかもしれない。

家の中で、どんな格好をされようが構わないが、せめて
公の場に出る時点で、それなりの気構えと、節操を持って
もらいたいものである。

かく言う私も、もう古い人間なのでしょうね。



自信

2006年09月27日 | ノンジャンル
コンサートの帰りに、カミサンと食事をすることにした。

大阪北の、繁華街を二人、どの店に入ろうかと
話しながら、漫ろ歩いた。

北海料理が売りの居酒屋へ入り、少し遅めの夕食となった。
今までは、肴になる料理を何点か注文して、もっぱらビールが
メインであったのが、おなかの足しになるものを注文しようと、
あれこれメニューを見ながら、これが美味しそうだとかいう
話がメインになっているのが、なんだかおかしかった。

仕事帰りの酔客や、カップルなどで賑わう雰囲気の中、
二人でひたすら料理にパクついているのも、不思議な
光景だったろう。

私がお酒を飲まないということに、私よりも、カミサンの
方が自信を持っている事に驚かされたが、なにも、
根拠はないらしい。
いや、あるのかもしれないが、言葉にするのは難しいようだ。

「あなたは、もう何があっても、飲まないわよ。」

プレッシャーを掛けているのか?とも思ったが、
そんな素振りは無い。

その、自信が、どこから来ているのか、知りたいものである。



デート

2006年09月26日 | ノンジャンル

カミサンの知り合いに、母娘で、オペラ歌手をしている
人がいます。

今回、娘さんの方が、大阪で発表会に出られるというので、
今夜、カミサンと二人でコンサートに行ってきます。

子供達はお留守番で、夕方、カミサンと待合わせをして、
コンサート会場へ行き、その後夕食となりそうですが、
二人きりでこういう形で出掛けるのは、
何年振りでしょうか?

まあ、お墓参りとか、買い物なんかでは、二人で出掛ける
事もありますが、待合わせをして、コンサートに行って、
夕食にという、デート的なことは、本当に久し振りな
気がします。

子供がいない時期は、仕事帰りに待合わせをして、
よく二人で出掛けたものでしたが、ほんの短い時期で、
子供ができてからというもの、ほとんどそんな機会は
無かったような気もします。

だんだん手が離れてきたので、これから、二人で出掛ける
機会というのも増えてくるのかもしれません。

遅れ馳せながらの、「お付き合い。。。」
といったところでしょうか。。。