ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

暁の時

2017年07月31日 | ノンジャンル
安穏とした一日を終え、安らかな眠りの夜を過ごし
また新たな暁を迎える時。

また今日も退屈な、同じ一日が始まるのかと思えば
不幸であり、穏やかな夜明けを迎えたことに喜びを
感じれば幸せという事だろう。

苦難に直面し、もがくような一日を終え、
不安と苦悩の闇を過ごすものが暁を迎える時。

その光に新たな希望を見出し、苦しみながらも
また一日を生きようとするなら、
それは幸せなのである。

昨日という過去がどうであったかではなく、
今日という日を、どう生きるかなのである。





静夏

2017年07月28日 | ノンジャンル
蝉時雨の中で感じる静寂。

猛暑と騒然たる世上と、極まれし多忙。

今を、此処をの覚悟で命を燃やすとき、
自身の内に感じるのは、孤独ではなく静寂。

汗が滲み、目眩がしそうな日々に、静まりかえった
自身を感じている。

孤独というのは、一人でいることではなく、
他人の目線で生きているということだ。

今の私は、ただ、一人静かである。





片方のピアス

2017年07月21日 | ノンジャンル
家内の誕生日が近い。

5月のドイツ出張の折に、プレゼントは準備していた。

ところが、珍しく誕生日に欲しいものがあるという。
準備するのが早すぎたかと後悔したが、これまでも
いわゆるおねだりというのは、殆どなかった。

覚えているのは、財布くらいだったろうか。

まあ、プレゼントが二つになってもいいかと
話を聞くと、昔にプレゼントしたピアスの片方を
無くしてしまったらしい。

私と違って、アート系の彼女は整理下手で、
失くしものはこれまでも多かったのだが、
そのピアスは、ひどくお気に入りだったらしい。

それなら失くすなよと思うのだが、公私共に忙しい
彼女の事、仕方ない面もある。

「怒らへん?」と言いながら話をしたという事は、
よほどのことでもある。

ヘアスタイルによっては、片方だけでも
いいのだろうが、デザイン的に揃っていないと
あまりよくない。

ひとつだけというのは無理みたいなので、新たに
購入しなければならない。

これで万一また失くしたとしても、左右揃っている
ことになるが、痛い出費である。

しかし、10年に一度かというおねだりでもある。

釣った魚にエサをやるどころか、大事に育てる方の
私は、改めてプレゼントすることにした。