ノーベル賞受賞の山中教授。
以来、家族や知人、多くの初対面の人などに、私が教授に
そっくりだと聞かされ続けてきた。
あまりにも似ていると言われるので、まじまじと教授の顔を
見てみると、なるほど、様々な表情が私のものと似通っている。
社会的立場も業績も、私とは比べものにならないが、
だからこそ、世界の尊敬を受けている人に似ていると
言われるのはまんざらでもない。
受賞の折、日本の記者が、教授にメダルをかじるポーズを
してくれるよう頼んだそうな。
この国のジャーナリズムは一体どうなってしまったのか。
骨のある報道番組が少なくなり、バラエティなのか報道なのか
はっきりと区別がつきにくくなっている番組を見るにつけ、
閉口するのだが、それも時代の流れかとも思う。
ただ、ジャーナリストとしての気骨は、上辺の言葉ではなく、
その人の一挙手一投足に滲み出るものである。
本質的な急所に突っ込む質問をする者には、それだけの
研鑽と、取材と、裏取りがあり、なおかつ自身の進退を
かけての覚悟が必要なのである。
くだらないスキャンダラスな面を追う、大衆迎合の
バラエティ記者が蔓延するようになっては、
この国のジャーナリズムは地に堕ちる。
いや、すでに地に堕ちているのかもしれない。
しかしながら、さすがに教授の応対は大人であり、
紳士であった。
そして、最も共感とともに感銘を受けたのが、教授の
「受賞はもう過去のことであり、これからが本当に大事だ。」
との言葉であった。
この言葉は、そのまま私が常日頃、心構えとして自身に
言い聞かせていることであり、その意味で非常に親近感を
持つことになった。
外見が似ていることよりも、こういう心構えともいうべき
内面的なものが似ている方が、私としては非常に共感を覚える。
今後とも、教授のますますのご活躍を祈りたいと思う。
彼の立ち居振る舞い、言動は、久し振りに爽やかな風が心を
吹き抜けていくような、そんな清々しさを感じさせてくれた。
同じ男の目から見ても、涼やかな男である。
以来、家族や知人、多くの初対面の人などに、私が教授に
そっくりだと聞かされ続けてきた。
あまりにも似ていると言われるので、まじまじと教授の顔を
見てみると、なるほど、様々な表情が私のものと似通っている。
社会的立場も業績も、私とは比べものにならないが、
だからこそ、世界の尊敬を受けている人に似ていると
言われるのはまんざらでもない。
受賞の折、日本の記者が、教授にメダルをかじるポーズを
してくれるよう頼んだそうな。
この国のジャーナリズムは一体どうなってしまったのか。
骨のある報道番組が少なくなり、バラエティなのか報道なのか
はっきりと区別がつきにくくなっている番組を見るにつけ、
閉口するのだが、それも時代の流れかとも思う。
ただ、ジャーナリストとしての気骨は、上辺の言葉ではなく、
その人の一挙手一投足に滲み出るものである。
本質的な急所に突っ込む質問をする者には、それだけの
研鑽と、取材と、裏取りがあり、なおかつ自身の進退を
かけての覚悟が必要なのである。
くだらないスキャンダラスな面を追う、大衆迎合の
バラエティ記者が蔓延するようになっては、
この国のジャーナリズムは地に堕ちる。
いや、すでに地に堕ちているのかもしれない。
しかしながら、さすがに教授の応対は大人であり、
紳士であった。
そして、最も共感とともに感銘を受けたのが、教授の
「受賞はもう過去のことであり、これからが本当に大事だ。」
との言葉であった。
この言葉は、そのまま私が常日頃、心構えとして自身に
言い聞かせていることであり、その意味で非常に親近感を
持つことになった。
外見が似ていることよりも、こういう心構えともいうべき
内面的なものが似ている方が、私としては非常に共感を覚える。
今後とも、教授のますますのご活躍を祈りたいと思う。
彼の立ち居振る舞い、言動は、久し振りに爽やかな風が心を
吹き抜けていくような、そんな清々しさを感じさせてくれた。
同じ男の目から見ても、涼やかな男である。