ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

もどり夏

2020年08月30日 | ノンジャンル
お盆も過ぎ、残暑の季節だが、連日真夏のような
猛暑と熱帯夜が続いている。
そして局地的なゲリラ豪雨で、またまた
9月を目前にして季節感を狂わされる。

コロナといい、日食といい、彗星といい、
長い梅雨といい、真夏のような初秋といい、
今年は一体どうしたというのか。

上半期の状況と見通しも、かつてないほど
厳しく暗い。
どの事業部門も赤字の見通しである。

唯一、黒字を見通しできるのが我が部門だが、
他部門の赤字をすべてカバーできる
ほどでもない。

コロナのせいにすることはできるが、
特に融資関連がそれを認めるのは、
今年のみであろう。

今年よりもむしろ来年が、ある意味
正念場となる。

何とか五分五分まで持っていくには、
今年の努力次第なのだが、その努力自体が
思うようにできない状況である。

物は勝手に動かない。
やはり経済は、人の動きに他ならない
のである。

その季節の存在を顕示するかのような
もどり夏に、人の動きも戻れよと
祈るばかりなのである。





秋薫る

2020年08月20日 | ノンジャンル
今年は梅雨が長かったせいか、お盆を迎えるのが
早すぎる様な気がしていたが、何の事はない、
秋を感じる時期であるはずが、猛暑と熱帯夜で
うだるようなお盆となった。

息子も正月以来の帰省となり、久し振りに
家族そろってのんびりと過ごした。

朝晩が涼しくなり、虫の声も聞こえ始める
この時期、このまま夏が終わってたまるかと
言わんばかりの猛暑の日が続いている。

とはいえ、ピークはやはり過ぎたようで、
空の色や行く雲、風にも秋の薫りがし始めている。

どうやら、体感的には短い夏が終わりそうである。

コロナ騒動も、慢性化しつつある。
潜伏期間が長く、症状も軽い場合が多いことから、
花火のようにパッと咲いてパッと散るという
わけにいかず、いつまでもじくじくと長引くようだ。

重症者や死者が少ないことも幸いではあるが、
いつまでもスッキリしない状況は、気分的に滅入る。

一時、マスクが品薄になった状況はまだ理解できる。
次はデマによるトイレットペーパー類の不足、
そして、わかり切った事をわざわざ知事が公言して
現在ではうがい薬が品薄になっている。

バカげた話である。

いずれのものも、代用はいくらでもある。
ヨード系のうがい薬は、保護粘膜を必要以上に
除去してしまうため、頻繁なうがいはかえって
感染リスクを高める。

私などは、断酒してからというもの、もっぱら
お茶うがいである。
風邪もひきにくくなったし、のどの調子も良い。

うがい薬を使うのは、喉に痛みを感じるほどの
症状が出た時くらいである。

さて、フランスでは、喫煙者が感染しにくいという
データが出てきた。
感染者数の内、喫煙者の割合が、人口における
喫煙者割合の10分の1以下なのだそうだ。

これで喫煙するものが、自分は感染しにくいなどと
思ってしまえば、前述のバカげた話と同じである。

誰が感染していてもおかしくないし、自分も
感染しているかもしれないという状況において、
感染されないよりも感染さない意識での予防対策が
基本である。

夏の終わりに短く感じるのは毎年の事だが、
今年は本当に夏らしい夏を味わえずに終わりそうだ。

夕暮れの空の色にも、秋が薫り出している。





お盆

2020年08月12日 | ノンジャンル
今年の誕生日が旧暦の大晦日。
春節を迎えた頃には、ある程度の危惧は
抱いていたが、ここまでのことになるとは
予想だにしていなかった。

もう半年以上が過ぎて、蒸し暑い
お盆を迎える。
コロナは急速な拡大の年となったが、
世界は停滞の年となる。

この停滞こそが、生きる上では
最も困難な状況だろう。
要するに、循環、代謝というのが
停滞するからである。

蒸発し、凝縮し、地上に降りて流れとなり、
海に還って再び天へ登る。

身体の3分の2が水であることを思えば、
停滞は澱みとなって現れる。

早くこの循環のリズムに戻りたい
ものである。





葉月

2020年08月03日 | ノンジャンル
梅雨も明けたばかりだというのに、もう葉月である。

葉の落ちる季節であるから秋という事になるが、
夏の猛暑はこれからだ。

とはいえ、もうお盆も目前となった。
大体、お盆頃に朝晩の風が涼み、まだまだ
暑いとはいえ、秋の気配を感じるものだが、
長い梅雨で肌寒ささえ感じていたからか、
季節感が狂っている。

これから猛暑の日が続けば、更に体調に変化が
あるだろう。

それでなくともコロナ禍で、あっという間に
お盆を迎える事になった。

お盆を過ぎれば、もう残りの月日など本当に
瞬く間に過ぎていく。

コロナに翻弄された一年となることは
間違いないが、気の早いのは承知の上で、
来年にはすっかり収束してくれていることを
祈るのみである。

いわゆる、経験したことのない想定外の
事態において、様々な論評はあるにせよ、政府も、
行政も、医療も、国民も、良くやっていると
思う。

何と言っても、死者数の少なさは他国に比べても
群を抜いている。それどころか、毎年流行する
インフルエンザによる死者数よりも遥かに少ない。

アジアでは、日本よりも単位感染者数あたりの
死者数の少ないところは多くあるが、何と言っても
シルバリング・ジャパンと言われる日本の
高齢化社会を鑑みれば、その死者数の少なさは
やはり高い評価をされてしかるべきである。

まして、これまで経験もなければ、逼迫した想定も
為されてこなかった事態に遭遇してという事で
あるから、なおさらである。

東日本大震災の折のうろたえぶりとは、
格段の差であろう。
地震、津波については、国民レベルでの経験と
知識がある。
当時の最大の悲劇は、原発のメルトダウンであった。

閑話休題

日々発表される感染者数に一喜一憂するのではなく、
重症者数、死者数にこそ目を向け、自身のやるべき
ことを自身で考えて実行していく事が肝要だ。

帰省の自粛など、誰に言われなくとも、元気に
暮らしている年寄りに万一の事があってはならない
と考えれば、自ずからその行動は決まってくる。

それにしても、不吉な兆し、乱の瑞兆とされた
日食があり、彗星が現われ、気象の不順が続く。
地球の外と内は、やはり一つの律動の中に
あるといっていいだろう。