ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

スイッチ 2

2006年06月30日 | ノンジャンル
極限の状況の時に、入るスイッチというのが、いろいろと
あると思われます。
その極限の状況と、その人によって、スイッチの入り方は
千差万別とは思いますが。。。

「キレル」というのも、ある意味、スイッチが入った状態と
考えます。

厄介なのは、殆どの場合、外的刺激というか、機縁によって、
スイッチは入れられるわけで、自分で思い通りに切り換える事は
出来ません。よって、好ましくないスイッチは、ONにならない
ように、その機縁となるものには近づかない方が、良策です。

もっとも、予期せず、その機縁にぶつかる事は、ままある事です。

私も、たった一杯のお酒という機縁によって、
「飲むのを止められない」スイッチが入ってしまうでしょう。

幻覚が出た時に入った、冷静な思考回路スイッチは、極限状態で
ONとなったもので、過信できるものではありません。

これに対し、アルコール至上主義という回路は、単純な機縁で、
簡単にスイッチONとなるのです。



スイッチ

2006年06月30日 | ノンジャンル
7-8年も前になるだろうか。 出張で、台湾に滞在して
いた時、毎晩のように「乾杯」の責めに遭っていた。

帰国前夜、泥酔していた私は、ホテルで2-3時間ほど眠った
あと、支度をして、シャワーを浴びていた。 
洋風の、トイレと一体となったバスルームで、浴槽は浅く、
縦に長い。前夜そのままの、酔いが足元をふらつかせ、
あっと思った時には、足を滑らせて、浴槽の外へと倒れかけた。
無意識にシャワーカーテンを握るも、支えられる筈も無く、
レールごとバキバキと壊れて、共に落ちた。

床に手をつこうにも間に合わず、肘で受身を取るつもりが、
浴槽のすぐ横に設置してあった便器に額をぶつけるのが
先であった。

バツの悪い思いで、立ち上がると、なにやらポタポタと、
頭から落ちてくる。ハッと我に帰ると、額から血が噴き出し、
浴室は血の海となっている。

かなり狼狽し、泥酔していた事を悔やんだが、余分な血が出て、
冷静になったか、鏡の前に立って傷を確認した。お酒の
せいだろう、パックリと開いた傷口からは、どくどくと、
血が溢れていた。
顔も身体も血まみれだ。そんな自分の姿を見て、プツ-ンと
音がするように、頭の中が静かに落着いた。

傷口をタオルで押さえ、シャワーで身体の血を流し、浴室の
血を流し、きれいにした後、何とか着替えも済ませ、
どうするか、考えた。
傷はどう見ても縫わないといけない。滞在を一日延ばして、
現地の医者に見せるか、このまま予定通り帰国して、すぐに
病院へ行くか。。。

額から血が滲むような傷を負ったままでは、飛行機に
乗り込めない。間違いなく搭乗拒否されてしまう。しかし、
現地で医者に掛かると、費用だとか、後々の保険求償だとか、
手続きが厄介だ。

ハンカチで止血をしながら、帰国する事に決めた。フロントで
絆創膏をもらおうとしたが、とてもそんなものでは追いつかない
ほど傷口が大きい。フロントのスタッフも、病院へ行ったほうが
良いと勧めてくれたが、断り、メンソレータムをもらって、
塗りこんだあと、ハンカチで押さえながら、シャワーカーテンを
壊した事を詫び、帰途についた。

タクシーの中で、睡魔に襲われ、うつらうつらして下を向いて
いると、ポタリと血が床に落ちた。慌てて押さえ直して、
それから帰国するまでずっと、傷口を押さえたままであった。
片腕しか使えないというのは、思ったよりも不自由であった。
機内でも、CAに何度か「どうかされましたか?」と訊かれたが、
「ちょっと頭痛がするだけ。」と誤魔化して、傷口を見られ
ないようにした。
幸い、フライトは2時間ちょっとで、午前中に帰国できた。

空港を出ると、さすがにホッとして、タバコを一服した。
タクシーに乗り、病院へ電話を掛け、そのまま受診した。
怪我をしたのが、風呂場であったこと。すぐに傷口を洗い流して、
止血した事。そのまま、病院へ直行した事。どれも、適切で、
感染症的な心配は無く、検査と、外科処置で済んだ。
とはいえ、12針ほど縫った。

家に帰ってから、一息つくと、急に恐怖が襲ってきた。もし、
打ち所が悪かったら、あのまま、素裸で死んでいたかもしれない。
と同時に、おかしみも出てきた。もしそうなっていたら、そんな
恥かしくて、間抜けな死に方も無いな。。。と。

しかし、あの血だらけの自分の姿を見たときに入ったスイッチは、
不思議であった。
頭の中がシーンと静かになり、他人事のように自分の置かれている
状況を見、まるで予め訓練されていたかのように、全て的確に、
無駄なく行動していた。

このスイッチの感覚を、再び経験したのは、離脱症状で、幻覚、
幻聴が現れた時だったのです。


ノンアルコール

2006年06月29日 | ノンジャンル
不本意な額ながら、賞与も支給され、株の配当もあったので、
家族で、休日に、焼肉を食べに出掛けた。

以前なら、ビールのジョッキと、ナムルやキムチ、焼肉が
私の食膳だったが、ライスの大盛りがドンと場を占め、
さながら、焼肉定食の豪華版といったところだ。

麦茶をジョッキで飲みながら、ふと貼ってある広告を見ると、
「ビールと同じ製法で造った。。。」とノンアルコールビール
が推奨されている。

雰囲気というものは恐ろしいもので、なんとなく気になった
ものの、それでも0.5%は、アルコールが入っているから
駄目だなと、思い直している自分がいた。

まだ、多少なりとも、未練があるようだ。特に、ビールが
付き物だった雰囲気では、余計かもしれない。

今の季節、水滴のついた、ビールのボトルや、ジョッキを
目にする事が多く、そそられる事もあるだろう。

だが、タンブラーでお気に入りのお茶を、オンザロックで
グイっといくと、充分満足できるのです。


 

↑ こんな感じのグラスです。


マイペース

2006年06月29日 | ノンジャンル
今日は、比較的穏やかで、のんびりと仕事を進めています。

忙しい日は、充実感があったり、
暇な時は、何となく気が焦って、落着かなかったり、
かなり忙しくても、億劫で、手を着けられなかったり、
あきれるほど暇なのに、穏やかな気持ちでいられたり。。。

やっぱり、自分が主体なんだという事をしみじみ感じます。

何事も、自分の意識次第で、どうにでもなるものです。

どうにもならないのが自分の意識という事でしょうか。

ふらふらするのが意識だと、認識するところから、
自覚が生じるのです。

そして、自覚も決意も、リセットするのではなく、日々
更新していく事が大切です。

今日一日を生きた、あなたは、お元気ですか?




一日を感謝

2006年06月28日 | ノンジャンル
今朝は、目覚めが悪く、もう2時間ほど眠れたら、最高に
幸せだなあと思いながら、何とか起きました。

先手必勝を期して、億劫な気持ちに呑まれる前に、苦しい
ながらも、様々な課題に取り組み、新たに出てきた問題も含め、
一つ一つ潰していく事を心掛けてみました。

気が付けば、もう終業時間近く。。。

同じ一日でも、昨日とは大違いです。苦しさも少しは、
和らぎました。

今日の一日を感謝すると共に、その日その日を、疎かにしては
いけないなあと、改めて実感しています。

今、生きている一日を、疎かにすると、必ずその報いが
やってきます。その報いの日を、どう過ごすかで、また新たな
一日が決まってしまうのでしょうか。

今日の感謝が、倦怠を切り崩すきっかけとなってくれたらと、
切に願います。