ギリシャ神話には興味があって、昔、いろいろな物語を
読んだ記憶があるが、星座というのは、どうしてもその名前の
ようには見えなくて、知識もあまりない。
それでも、初夏の長崎で見上げた北斗七星は強烈な
印象となって記憶に残っている。
このところ、空気が澄んで、星のきらめきが眩しい。
何気なく見上げた空に、宵の明星と木星がひときわ大きく輝く。
都会では珍しく、深夜の南天にくっきりとオリオン座が
見て取れる。
あきれるほど大きく輝くシリウス。
その輝きに目を奪われると同時に、真上のベテルギウスと
左上のプロキオンとを結ぶ正三角形に非常な美しさを感じた。
天空に浮かぶ冬の大三角。
この年になって、なにやら星空に初めてのような大きな
感動を覚えたのである。
悠久なる時の流れの中で、何千年も昔の人も、今の私も、
同じこの大三角を見ているのだと思うと、思わず熱いものが
心にあふれる。
私は今を生きているが、今だけの存在ではないようにも
思えるのである。
読んだ記憶があるが、星座というのは、どうしてもその名前の
ようには見えなくて、知識もあまりない。
それでも、初夏の長崎で見上げた北斗七星は強烈な
印象となって記憶に残っている。
このところ、空気が澄んで、星のきらめきが眩しい。
何気なく見上げた空に、宵の明星と木星がひときわ大きく輝く。
都会では珍しく、深夜の南天にくっきりとオリオン座が
見て取れる。
あきれるほど大きく輝くシリウス。
その輝きに目を奪われると同時に、真上のベテルギウスと
左上のプロキオンとを結ぶ正三角形に非常な美しさを感じた。
天空に浮かぶ冬の大三角。
この年になって、なにやら星空に初めてのような大きな
感動を覚えたのである。
悠久なる時の流れの中で、何千年も昔の人も、今の私も、
同じこの大三角を見ているのだと思うと、思わず熱いものが
心にあふれる。
私は今を生きているが、今だけの存在ではないようにも
思えるのである。