小さい頃、簡単なプラモデルがおまけか何かであって、
初めて組み立てという事をした。
確かジャイアントロボだったと思う。
頭、腕、脚を組み立て、最後に胴体に乗せ、
胴体前後を組むのだが、これがうまくいかない。
合わせる時に、頭が落ちたり、腕が落ちたりして、
何度やっても組めずに、泣いた記憶がある。
母親が見かねて、手伝ってくれ、ようやく完成した
時には、この上なくうれしかった。
以来、小遣いを貯めては、ありとあらゆる
プラモデルを組み立てた。
接着剤は蓋のないチューブがひとつ。穴をあけて
使うのだが、量に限りがあるので、足らなくなって
しまわないように気を付けないといけない。
時には、プラスチックを熱で溶かして組む作業もあり、
なかなか大変だった。
風呂で遊べるので、潜水艦などは好きだったが、
水中モーターなどは高価だったので、
ゴムでスクリューを回すタイプのものだった。
息子ができてからは、専ら多かったのが、
ゾイドという動物型ロボットだった。
これもずいぶん組み立てた。
昔のプラモデルに比べれば、接着剤を使わない
嵌め込み組み立てなのだが、感心するほど精巧な
部品と組み立て仕様になっている。
息子も大きくなり、組み立ててやる必要が
なくなってから、もうかなり長い年月が経った。
自粛生活が長引く中、ふと思い立って、プラモデルを
組み立てることにした。
なるべく小さく、精巧なものをと思って始めたのが、
最もお気に入りのタイプのガンダムである。
組み立て始めると、時間を忘れて夢中になる
ことができた。
久し振りの感覚である。
それにしても、最近のプラモの精巧さは、想像を
遥かに超えていた。
15センチほどの高さのものであるにもかかわらず、
指の関節さえ可動する。
部品もミリ単位のものが多く、指でつまむことも
ままならないものが多い。
昔なら半日で完成させていたものだが、一日や二日
では到底完成することは出来ない代物だ。
モデル自体は完成させても、装飾のデカール(シール)
を貼る作業が残っている。
このデカールも、ミリ単位以下のものが多く、
この作業だけでも、本体を組むくらいの時間が
必要だ。
それでも、夢中になって何かをするという事が
あまりなかったので、完成した時は小さい頃と
同じようにうれしさを感じた。
だがそれで終わりではなかった。
細かい作業、細心の注意、長時間同じ姿勢、
目の酷使。
それらのツケは、一気に身体に現れる。
動けないほどではないが、再び腰痛に悩まされる
日々が続いている。
もう一体あるのだが、組み立ては、しばらく後に
することとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/99/4bedc6c3bb461718760a3ed451b9fbd0.jpg)
初めて組み立てという事をした。
確かジャイアントロボだったと思う。
頭、腕、脚を組み立て、最後に胴体に乗せ、
胴体前後を組むのだが、これがうまくいかない。
合わせる時に、頭が落ちたり、腕が落ちたりして、
何度やっても組めずに、泣いた記憶がある。
母親が見かねて、手伝ってくれ、ようやく完成した
時には、この上なくうれしかった。
以来、小遣いを貯めては、ありとあらゆる
プラモデルを組み立てた。
接着剤は蓋のないチューブがひとつ。穴をあけて
使うのだが、量に限りがあるので、足らなくなって
しまわないように気を付けないといけない。
時には、プラスチックを熱で溶かして組む作業もあり、
なかなか大変だった。
風呂で遊べるので、潜水艦などは好きだったが、
水中モーターなどは高価だったので、
ゴムでスクリューを回すタイプのものだった。
息子ができてからは、専ら多かったのが、
ゾイドという動物型ロボットだった。
これもずいぶん組み立てた。
昔のプラモデルに比べれば、接着剤を使わない
嵌め込み組み立てなのだが、感心するほど精巧な
部品と組み立て仕様になっている。
息子も大きくなり、組み立ててやる必要が
なくなってから、もうかなり長い年月が経った。
自粛生活が長引く中、ふと思い立って、プラモデルを
組み立てることにした。
なるべく小さく、精巧なものをと思って始めたのが、
最もお気に入りのタイプのガンダムである。
組み立て始めると、時間を忘れて夢中になる
ことができた。
久し振りの感覚である。
それにしても、最近のプラモの精巧さは、想像を
遥かに超えていた。
15センチほどの高さのものであるにもかかわらず、
指の関節さえ可動する。
部品もミリ単位のものが多く、指でつまむことも
ままならないものが多い。
昔なら半日で完成させていたものだが、一日や二日
では到底完成することは出来ない代物だ。
モデル自体は完成させても、装飾のデカール(シール)
を貼る作業が残っている。
このデカールも、ミリ単位以下のものが多く、
この作業だけでも、本体を組むくらいの時間が
必要だ。
それでも、夢中になって何かをするという事が
あまりなかったので、完成した時は小さい頃と
同じようにうれしさを感じた。
だがそれで終わりではなかった。
細かい作業、細心の注意、長時間同じ姿勢、
目の酷使。
それらのツケは、一気に身体に現れる。
動けないほどではないが、再び腰痛に悩まされる
日々が続いている。
もう一体あるのだが、組み立ては、しばらく後に
することとする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/99/4bedc6c3bb461718760a3ed451b9fbd0.jpg)