今年7月、西日本で集中豪雨が続き大きな被害が
出ていた頃、国会ではIR実施法が可決され、
施行されることになった。
統合型リゾートということで、カジノ法という
言い方は誤解を招くとしているが、それならば
一昨年にIR推進法が施行されている。
災害のドサクサに紛れて可決されたIR実施法は、
つまりは、刑法で禁じられている賭博である
カジノを合法化するものである。
例えば、競馬や競輪、競艇などは、それぞれ
特別法によって合法化されているので、
賭博罪にはならない。
パチンコは風営法に依っているが、賞品との
交換という建前で、賭博罪を免れる合法性はない。
よって、現金交換はできず、賞品を現金に換える
という抜け道のような手順が必要となる。
現在のところ、国内に3か所、北海道、大阪、長崎が
誘致に名乗りを上げている。
いずれも、雇用の創出、経済効果を狙ったもの
だろうが、ギャンブル依存の対策を講じなければ
ならないとなれば、立派なカジノ法である。
さて、世界有数のカジノ市場と言えば、マカオ、
ラスベガス、シンガポールである。
日本を除く世界のカジノ市場規模が20兆円。
その3割を上記3ヶ所が占める。
とはいえ、カジノ市場はむしろ減退している。
日本は、驚くことにギャンブルで言えば
パチンコだけで20兆円に迫る。
その他の競馬、競輪、競艇などを合わせると、
その市場は25兆円規模になる。
世界でも飽和状態、日本でもすでに世界全体を
上回る市場規模がある以上、カジノ法が施行され、
統合型リゾートが国内3か所に誕生したとして、
どれほどの経済効果があるのかは甚だ疑問である。
何より、被災した人々を置き去りにして、
カジノ法を可決したことを、「決められる政治」
と自讃しているのが、現政権なのである。
出ていた頃、国会ではIR実施法が可決され、
施行されることになった。
統合型リゾートということで、カジノ法という
言い方は誤解を招くとしているが、それならば
一昨年にIR推進法が施行されている。
災害のドサクサに紛れて可決されたIR実施法は、
つまりは、刑法で禁じられている賭博である
カジノを合法化するものである。
例えば、競馬や競輪、競艇などは、それぞれ
特別法によって合法化されているので、
賭博罪にはならない。
パチンコは風営法に依っているが、賞品との
交換という建前で、賭博罪を免れる合法性はない。
よって、現金交換はできず、賞品を現金に換える
という抜け道のような手順が必要となる。
現在のところ、国内に3か所、北海道、大阪、長崎が
誘致に名乗りを上げている。
いずれも、雇用の創出、経済効果を狙ったもの
だろうが、ギャンブル依存の対策を講じなければ
ならないとなれば、立派なカジノ法である。
さて、世界有数のカジノ市場と言えば、マカオ、
ラスベガス、シンガポールである。
日本を除く世界のカジノ市場規模が20兆円。
その3割を上記3ヶ所が占める。
とはいえ、カジノ市場はむしろ減退している。
日本は、驚くことにギャンブルで言えば
パチンコだけで20兆円に迫る。
その他の競馬、競輪、競艇などを合わせると、
その市場は25兆円規模になる。
世界でも飽和状態、日本でもすでに世界全体を
上回る市場規模がある以上、カジノ法が施行され、
統合型リゾートが国内3か所に誕生したとして、
どれほどの経済効果があるのかは甚だ疑問である。
何より、被災した人々を置き去りにして、
カジノ法を可決したことを、「決められる政治」
と自讃しているのが、現政権なのである。