ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

生きる基本

2016年03月31日 | ノンジャンル
先日、テレビでバブル期に天から地へ落ちた人の
紹介をしていた。

最終的には1500億という桁外れな負債を
抱えたそうだが、もはや保険金などで命と
引き換えに返済できるレベルではない。

お金を借りてくれと、しつこかった銀行も
手のひらを返したように返済を迫ってくる。
ある意味、銀行が土地の投機に走ったことが
そもそもの狂気の時代の始まりであった。

その塗炭の苦しみの中でも、その人を生き長らえ
させたのは何だったのかを問われると、
その人は、食べることと寝ることだと語っていた。

生きるということは行動に他ならないが、
それを支える最も基本的なことは食べることと
寝ることである。

当たり前のようだが、いざ自分が困難に直面すると、
まず食欲がなくなり、眠れなくなる。
つまり、その当たり前の基本的なことができなく
なるのである。

食べなくても眠らなくても、それが事態の改善に
つながるわけではない。
むしろ食べない、眠らないが、自身の心身を悪化させ、
同時に事態を悪化させることにもつながる。

苦しい時こそ、絶望の淵に沈む時こそ、しっかり食べて
眠ることである。

あまりにも簡単なことのようだが、実際はその局面では
最も難しいことであろうと思う。

生きることを支えるこの基本中の基本を
決して忘れてはならない。

断酒の基本は、飲まないことだが、それはつまり
生きることである。
食べる、眠るという、生きる基本に変わりはないのである。






挑戦と持続

2016年03月29日 | ノンジャンル
突然の辞令で、春より昇進となった。

2005年、断酒を開始して、2度目の昇進である。
それ自体はどうということはないのだが、
死んでいてもおかしくなかった男が、この10年ほどで
立ち直ってきたという実証にはなるだろう。

思えば、目の前の仕事で精一杯の時期もあったし、
逆に、為るようになってしまえと開き直った時期も
あった。

自分の生き方で一日一日を精一杯のつもりで
過ごしてきたが、周りにそれを認めてもらえるのは
やはりうれしい。

私自身は、業績が悪かろうが良かろうが、周りに対して
態度を変えるほど優柔不断ではない。
それは逆に、相手が上司だろうが部下だろうが、変わらぬ
態度でもあったし、これからも変えるつもりはない。

挑戦とは失敗であり、成長である。その積み重ねの中に、
ある時、成果が結実することもある。
何度でも挑戦し続けること、失敗し続けることが
大切なのであって、それは諦めないという意味で
断酒にも人生にも通じる。

これからも、諦めない日々を重ねていく。





さえずり

2016年03月18日 | ノンジャンル
週の後半から、めっきり春めいて来て、
花のほころびや鳥のさえずりが賑わしくなってきた。

春と言えばホトトギスだが、見た目だけで言うと
メジロの方が好きである。

愛らしい緑色の身体は、その姿だけで春を思わせる。

春を寿ぐ、鼻や鳥の喜びの姿とは打って変わって、
相変わらず人の世間で賑わしいのは他人のスキャンダルと
悪いうわさ話ばかりである。

他人の良いところこそ賑わしく取り上げれば良いものを、
どうも他人の不幸や醜聞、過失などの方が盛り上がる
話題になるようだが、耳障りで仕方がない。

他人の粗探しや揚げ足取りで忙しく賑わしいのに対し、
ありのまま季節の移り変わりを喜んでいる花や鳥に
見習ってはどうかと思う。

人に優しくは、人の良いところを見出していくこと。
自分に厳しくは、自分の悪いところを正していくこと。

それも、その人の生き方の問題なのである。





春の足音

2016年03月15日 | ノンジャンル
春を前に、三寒四温とはよく言われるが、
このところの気候は、三温四寒といった
感じである。

それでも、風や水の冷たさが和らいできたように
思えるのは、もう春が近いのだろう。

暑さ寒さも彼岸までとはよくいったもので、
もうすぐそこまで春は来ている。

季節の移り変わりは、止まることのない
時の流れであり、変化なのである。

自身も変化し続けているのだが、そこに
変わらぬ自分を見出したい。

変わらないのは、自分ではなく、心なのである。





レクイエム

2016年03月10日 | ノンジャンル
自分が最期の時を迎える時、旅立ちの曲として
聴きたいのがこれである。

何のゆかりもない地球人のために、ボロボロに
なりながら最後まで戦い続けたモロボシ・ダンは
幼い頃から私の永遠のヒーローであった。

初めて地球規模、宇宙規模の視点を与えてくれたのも
この特撮であった。

何の華々しさもなくとも、生き方として心の中の
ヒーローに恥じることがないか、それが私自身を
律するひとつの指標でもあった。

最期の時、この曲を聴くに値する自身かどうか。

それが、今を生きる自分を決めていく指標なのである。



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