通院を始めて、2ヶ月も経った頃だろうか、診察の時に先生が
話された事の一つに、大きな環境の変化になるような事は、
初めの一年は避けた方が良いというアドバイスがあった。
転居、転勤、離婚、退職など、断酒の過渡期にあって、
大きなストレスとなるような動きは、極力避けるようにとの
ことであったと思う。
幸い、一年間は、大きな変動も無く、穏やかに過ぎたものの、
振り返れば、それなりに多くの精神的葛藤があった。
それでも何とか断酒を継続できたのは、いわゆる、力で抑え込む
だけの力の余裕があったためであろうし、その力がほかの事で
消耗されてしまっていたとしたら、遥かに大変な一年だった
かもしれない。
どれも自分の心がけで、どうにかできる事であるが、
どうしようもない事もある。
人の死というものは、本当に突然で、こちらの都合に合わせて
もらえるわけでもなく、何よりも大きなストレスの原因となる。
何とか平穏に一年を過ぎてから、待っていたと言わんばかりに、
相次いで、人の死に遭遇する事になった。
飲み屋で親しくなった、かなり年配の方がいて、定年を
過ぎながら、まだ頑張って働いておられる姿に感心していた
ものだが、心臓発作で突然亡くなった。
行きつけの店のマスターも、糖尿を患っておられたが、同じく
心臓発作で突然死。。。
そして、つい先日の、昔の同僚の、癌との闘いの後の訃報。
この1年半程で、3人もの知り合いが亡くなってしまった。
自分も人生半分ほどのところに来た以上、これからも見送る
という場面が多くある事と思う。
人が死ぬという場面では、他の事一切が、さして重要な事とは
思えなくなってしまう。
飲むつもりはないが、断酒さえも、殊更に考える必要が
無いように感じるのだ。
自身にとっては、生きていく上で断酒は不可欠で、最重要な
事のように見えるが、生きていく条件、手段である断酒よりも、
遥かに大切な事が数多くある事を、重ねていく月日の中で
実感しているのである。
今を生きる自分に何が求められているか。
そして、死を迎えるときにも、その求められていることに
答えようという、気構えと姿勢のままであることを
願ってやまないのである。
話された事の一つに、大きな環境の変化になるような事は、
初めの一年は避けた方が良いというアドバイスがあった。
転居、転勤、離婚、退職など、断酒の過渡期にあって、
大きなストレスとなるような動きは、極力避けるようにとの
ことであったと思う。
幸い、一年間は、大きな変動も無く、穏やかに過ぎたものの、
振り返れば、それなりに多くの精神的葛藤があった。
それでも何とか断酒を継続できたのは、いわゆる、力で抑え込む
だけの力の余裕があったためであろうし、その力がほかの事で
消耗されてしまっていたとしたら、遥かに大変な一年だった
かもしれない。
どれも自分の心がけで、どうにかできる事であるが、
どうしようもない事もある。
人の死というものは、本当に突然で、こちらの都合に合わせて
もらえるわけでもなく、何よりも大きなストレスの原因となる。
何とか平穏に一年を過ぎてから、待っていたと言わんばかりに、
相次いで、人の死に遭遇する事になった。
飲み屋で親しくなった、かなり年配の方がいて、定年を
過ぎながら、まだ頑張って働いておられる姿に感心していた
ものだが、心臓発作で突然亡くなった。
行きつけの店のマスターも、糖尿を患っておられたが、同じく
心臓発作で突然死。。。
そして、つい先日の、昔の同僚の、癌との闘いの後の訃報。
この1年半程で、3人もの知り合いが亡くなってしまった。
自分も人生半分ほどのところに来た以上、これからも見送る
という場面が多くある事と思う。
人が死ぬという場面では、他の事一切が、さして重要な事とは
思えなくなってしまう。
飲むつもりはないが、断酒さえも、殊更に考える必要が
無いように感じるのだ。
自身にとっては、生きていく上で断酒は不可欠で、最重要な
事のように見えるが、生きていく条件、手段である断酒よりも、
遥かに大切な事が数多くある事を、重ねていく月日の中で
実感しているのである。
今を生きる自分に何が求められているか。
そして、死を迎えるときにも、その求められていることに
答えようという、気構えと姿勢のままであることを
願ってやまないのである。