ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

経過

2022年11月08日 | ノンジャンル

抗がん剤投与前は、もう限りがないほど副作用について説明され、

全部出るとすれば満身創痍で身動きすらできなくなるじゃないかと

言いたくなるほどだった。

吐き気に嘔吐、食欲不振に胃腸障害、口内炎、発熱、めまい、

倦怠感、筋肉痛、肝臓・膵臓・腎臓の機能障害、皮膚の重度のただれ等々。

まあ全ての症状が出るわけではないだろうが、どれが出るのかと思えば

ロシアンルーレット的な不安が付きまとう。

投与後1日経ち、2日経ち3日経ちとする中、想像していたような

強い副作用は出ず、人によっては1週間とか3週間で出る場合もあるとのことで、

今度はどんな症状がではなく、いつ頃出てくるのかの不安となった。

明日で投与後1週間となるが、今のところ拍子抜けするほど副作用はない。

多少の倦怠感はあるものの、辛いと感じるほどでもない。

抗がん剤との相性が良かったようで、予定より早く退院し、

通院ベースで継続治療ということになりそうだ。

手術のように大きくメスを入れて大きな治療効果を得るのとは

異なり、時間をかけて徐々に治癒していくというのは性分には

合わないが仕方がない。

また断酒のように、回復と快復の日々を積み重ねていくしかない。

そこに共通してあるのは、今日一日をいかに生きるか

ということなのである。

今夜は皆既月食、天王星食らしい。

昔から星宿が乱れるときは、不吉とされてきた。

何事においても、無事であるようにと今宵は

月に祈ることとする。

 

 

 

 


入院

2022年11月04日 | ノンジャンル

11月1日から入院、2日に抗がん剤の投与。

今日4日現在、特に強い副作用は出ていないが、

人によって投与翌日からとか、1週間後とか

まちまちらしい。

1月の手術のための入院と違って、今回の入院は憂鬱だった。

昔からいわゆる外科的な外傷よりも内科的な内傷に弱い。

唯一ありがたいのは、外傷がないので気兼ねなくシャワーを

浴びられることだ。

今のところ、かなり辛いと感じるほどの副作用は出ていないが、

それでもそれなりに倦怠感や不快感はある。

これがさらに強くなるのか、このまま済んでくれるのか、

それを思うだけでも、また気が重い。

考えれば、今よりも辛い状況の時も多かったが、

仕事をしている間はそれほど苦にはしていなかった。

入院というのは、当然ながらその雰囲気からして、

気が紛れるどころか、余計に気を揉むことになる。

娑婆に戻るまで、「仕方がない」というある意味

諦観で過ごすしかなさそうである。