ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

縛り

2021年08月31日 | ノンジャンル
断酒は、お酒を飲むことを諦めたとも言えば、
お酒を飲まない覚悟とも言えば、
お酒の呪縛からの解放とも言える。

それは、それぞれの生き方に関わることなので
諦めであれ、覚悟であれ、解放であれ、より良い
生き方ができるならそれで良い。

ところで、この呪縛からの解放という事に
ついては、禁煙によって今、改めて実感している。

今はコロナ禍で海外はもちろん国内の出張も
少ないが、どこへ行くにしても、まずはタバコの
吸える場所の確認が重要なポイントであった。

特に海外の場合、空港から空港という絶対的な
禁煙タイムがある以上、出発直前、到着直後の
一服の確保が最重要課題だったといってよい。

一昨年だったか、タイに出張の時、往きはこれまでと
変わらなかったのに、帰りにはタイの国際空港自体が
全面禁煙となっていた。

知らずに2時間ほど前にチェックインし、空港内で
ゆっくりしようとターミナルに入った時点で、
その事を知って、茫然自失となった。

出発直前まで喫煙し、6-7時間のフライトを耐えて、
関空で一服というルーティンが根本的に崩れ、
絶望的な思いをした。

今の時代、吸える場所を探すだけでも
一苦労する。
それが余計に、タバコというものに縛られる
一因でもあろう。

いわゆる吸えない状況が、吸いたいを増幅させる。

なんとなく始めた禁煙も、2ヶ月を過ぎると
また吸うのはもったいないという気持ちの方が
強くなる。

何より、これからどこへ行こうと喫煙場所を
探す必要もなければ、それに要する無駄な
時間を費やすこともない。

これは、本当に縛りから解放された思いがする。

ただ、喫煙時にも、ある意味解放感を得た
ことがある。

どの空港でも、喫煙ルームは、それらしい
雰囲気で、吸い終わったらさっさと出たい
場所だが、チューリッヒ空港ではまるで違った。

空港の休憩ラウンジかと見間違うほど広く、
ゆったりとしていて、換気や空調も良く、
非喫煙者も共にそこで寛げる雰囲気である。

長時間のフライトの後、出迎えてくれた
友人と共に一服タイムだったが、心の底から
フッと気が抜けた場所だった。

喫煙者、非喫煙者、どちらがではなく、
それぞれという事を具体化しているのは、
さすがの中立国だと感心したものである。





戻り夏

2021年08月30日 | ノンジャンル
梅雨の名残かとさえ思えた秋雨前線の長雨の後、
秋めいていくだろうという予想は裏切られ、
真夏の猛暑が戻ってきた。

日は短くなり、陽射しも少し傾いて、虫の声も
秋の気配を色濃くしてはいるが、ここ数日は
熱帯夜で寝苦しい夜が続いている。

昨年は丁度お盆の時期がこんな感じであった。

夏を惜しみながら、秋を迎える。
そんなひまわりと空であった。





禁煙2ヶ月

2021年08月24日 | ノンジャンル
ワクチンの事を考えている間に、禁煙2ヶ月を
過ぎていた。

これで、これから止めの1ヶ月の段階となる。

もはや、大きな喫煙欲求はないが、それでも
習慣的なものは残っていて、
「これが済んだら一服」的な思いも時折出て来る。

先日は、初めて夢でタバコを吸っていた。

海外出張で、会議が終わった後の一服で、
妙に現実的な夢だった。

夢の中で、しまったとは思っているのだが、
まあまた一から始めればいいと、その一服を
楽しんでもいた。

このあたりは、断酒初期の、夢で飲むのと
変わらない。

寝起きの一服、歯磨き後の一服、コーヒーで一服、
出社して一服、仕事の区切りで一服、厄介な課題に
取り組む前、最中、後に一服、昼食後の一服、
残業時の一服、帰宅して一服、食事して一服、
入浴前、入浴後に一服、就寝前に一服、
夜中にトイレに起きればその時に一服。

ということで、大体1日に1パック、20本程度の
喫煙量だったが、これが接待などでの外食、
飲み屋、カラオケなどという機会には、
1.5倍くらいになる。

まあ、本当に喫煙してタバコがうまいと
実感するのは、ニコチン切れの寝起きと食後、
仕事終わりくらいであった。

後はもう何というか、思い込みと癖のような
喫煙が多かったはずである。

断酒同様、最低限の警戒はしつつ、個人的に
ワンクールと捉えている3ヶ月をとりあえずは
目指すこととしている。

その次は年末にかけた6ヶ月と、
来年の1年表彰となる。

3ヶ月、6ヶ月、1年の折には、何かご褒美を
考えてもいいかもしれない。

断酒の時はどうだったかを見て、考えるのも
楽しいだろう。





副反応

2021年08月23日 | ノンジャンル
1回目のワクチンを接種した。

筋肉注射をイメージしていたのだが、まるで痛みを
感じないまま、接種は済んでいた。

休日だったので、家の事を少しするくらいで、
ゆっくりしていた。

巷で聞くような発熱や痛みの副反応もなく、
拍子抜けした感があったが、何やらやたらと
眠たくなって、接種後、2-3時間仮眠した。

普通に食事、入浴し、就寝して翌日も変わりは
ないようだったが、腕を上げると注射した肩の
内部に鈍痛があった。

ああこれかと思ったものの、例えば腕を
上げられないほどの痛みでもなく、
特に支障はない。

翌々日の今朝は、もう痛みも引いて、何とも
なくなった。

2回目は3週間後。今回の接種で順当に行って
いれば、2回目の副反応が強くなるかもしれない。

いずれにせよ、これから数年は、毎年接種と
いうのが世界標準となるのやもしれぬ。

その人によって副反応は様々だが、
感染して出る症状も様々である以上、やはり
接種はした方が良いだろう。



ワクチン

2021年08月20日 | ノンジャンル
ワクチン接種が進んできているのに、感染状況は
日増しに全国規模で悪化している。

それもそのはずで、30代までの若い世代が
まだ接種を受けられずにいる中、感染拡大の
主要な年齢層が同じく30代までとなってきている。

接種券が届いてから、自治体や大規模接種など、
可能な範囲で予約を取ろうとしたが、
全く不可であった。

普段、かかりつけの医院もないし、まあいつかは
接種できるだろうくらいで、あまり躍起になる
こともなくなった。

そもそも、インフルエンザの予防接種なども
受けたことがないし、かかった事もない。

ただ、コロナについては世界的な
感染拡大によって、今後ワクチン接種が
仕事上不可欠となるであろうことを見越して、
受けるつもりではいた。

まだまだ海外出張などできる状況ではないので、
年内にでも接種できたら良いかと思っていたが、
家内が出先で接種の受付をしているクリニックを
見つけ、二人分を予約してくれた。

通っているジムと同じビルにある耳鼻科の
クリニックである。
まあ、ワクチンを接種するだけなので、
何科であるかは問題ではない。

やはり民間の方が、対応は早い。
自治体、役所の対応が早いと感じるのは、
今のところ税金年金徴収くらいだろう。

家内は昨日接種し、私は明日の予定である。

ともあれ、この先世界中でコロナが消え去る
ことは恐らく望めない。
これまで通り、感染予防・対策と、
ワクチン接種によって、特効薬の開発を
待つしかない。

そしてそれが、インフルエンザと同等に
見なされるまでになれば、いわゆる収束であり、
終息であろう。

その時まで、今は耐えがたき、忍び難きを
耐え忍ぶしかない。