土曜日、久し振りに通院した。春の陽気となった日で、
その後、カミサンの母親のお墓参りに行った。
どうか、見守っていてください。命のある限り守っていきます。
手を合わせるたび、これまで幾度となく祈ってきたことである。
その夜は嵐のような天気になり、一晩中、風と雨で外は
大荒れであった。
一夜明けて、煙るような空に黄砂で景色は霞んでいた。
風は相変わらず強いが、不思議に、台風のあとのような
すっきりとした透明感がない。
どうするかなと迷ったが、私の母親の墓参りに
出掛けることにした。
3連休とあって、高速も混んではいたが、晴れ間が
広がっていた。
墓園は山あいにある。到着する頃には、空がにわかに
暗い雲に覆われ出して、雨が降り出した。
雲が速く、西の空が明るいので、しばらく車の中で雨がやむのを
待っていると、雨が霰に変わった。
昨日とは打って変わったような冷たい風が吹き荒れた。
墓参りに来て、こんな天気は初めてだなと思ううちに、
小降りになってきたので、墓へと向かった。
墓の前に皆で座ると、陽が差してまた暖かくなった。
ふと見上げると、空に虹が掛かっている。
手を合わせ、母親に感謝した。あの荒れた空のすぐあと、
墓前に皆が揃うと、笑顔の陽射しと、虹を見せてくれた。
死して尚、なかなか味なことをするもんだなと、
母親に笑って見せた。
家族のものそれぞれが、それぞれなりに、おばあちゃんの
粋な計らいに思いを馳せたことだろう。
子供たちは、おばあちゃんの笑顔しか覚えていない。
やっぱり、孫たちにはいつでも笑顔を見せたかったに
違いない。
いや、孫たちを見て、自然に笑顔となっていたのだろう。
子供は、仏様だとよく言っていた。
今日は本当にありがとう。みんな、元気です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/50/5bf13e4d288fc810d664b5d30c60ab41.jpg)
その後、カミサンの母親のお墓参りに行った。
どうか、見守っていてください。命のある限り守っていきます。
手を合わせるたび、これまで幾度となく祈ってきたことである。
その夜は嵐のような天気になり、一晩中、風と雨で外は
大荒れであった。
一夜明けて、煙るような空に黄砂で景色は霞んでいた。
風は相変わらず強いが、不思議に、台風のあとのような
すっきりとした透明感がない。
どうするかなと迷ったが、私の母親の墓参りに
出掛けることにした。
3連休とあって、高速も混んではいたが、晴れ間が
広がっていた。
墓園は山あいにある。到着する頃には、空がにわかに
暗い雲に覆われ出して、雨が降り出した。
雲が速く、西の空が明るいので、しばらく車の中で雨がやむのを
待っていると、雨が霰に変わった。
昨日とは打って変わったような冷たい風が吹き荒れた。
墓参りに来て、こんな天気は初めてだなと思ううちに、
小降りになってきたので、墓へと向かった。
墓の前に皆で座ると、陽が差してまた暖かくなった。
ふと見上げると、空に虹が掛かっている。
手を合わせ、母親に感謝した。あの荒れた空のすぐあと、
墓前に皆が揃うと、笑顔の陽射しと、虹を見せてくれた。
死して尚、なかなか味なことをするもんだなと、
母親に笑って見せた。
家族のものそれぞれが、それぞれなりに、おばあちゃんの
粋な計らいに思いを馳せたことだろう。
子供たちは、おばあちゃんの笑顔しか覚えていない。
やっぱり、孫たちにはいつでも笑顔を見せたかったに
違いない。
いや、孫たちを見て、自然に笑顔となっていたのだろう。
子供は、仏様だとよく言っていた。
今日は本当にありがとう。みんな、元気です。
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