入札改革について
広瀬:では、次に最後の件名4.入札改革にいきます。これは、ずいぶん前から取り上げてきているんですけれども、最近さらに26年度の入札傾向を調べましたら、相変わらずこう落札率が続いております。細目1.市の見解・改革をお願い、お伺いいたしますけども、そもそもですね、26年度の実績を調べましたらば、予定価格そのもので落札価格を書き入れている事例が見受けられます。要するに、落札率でいえば100%ということですよね。そういう事例を市はどれくらい把握しているのか、まずお答えください。
部長:今のご質疑でございますけども、基本的に私ども、通告の中であったなかで、私は財務部ということで全庁的に把握はしてございますけども、議会案件であるとか、6,000万円以上契約関係であるとか、そういったところでの契約事務について携わっておりますが、いま議員のほうから言われた予定価格イコール入札価格になっているといったところについては、申し訳ございませんが、いま手元に資料がございませんのでお答えすることがちょっとできません。
※通告したのに上記の答弁でした。
広瀬:あの、他の担当課の人はどうですか?
議長:財務部長。
部長:基本的にこの予定価格の中で最低制限価格というのも、議会案件等との場合については定めてございます。そういった中で、基本的に予定価格で最低制限価格を設けた場合につきましては概ね85~90%程度の中での最低制限価格を設けますので、その中でから100%の中での入札も落ちてくる状況にはなっているところです。
広瀬:一例をお示しします。これは7月の8日に入札おこなわれました。件名は北部小学校児童育成クラブ改修工事ですよ。金額としては1,000万円ちょっとなんですけども。6社が指名入札、指名競争ですね。そのうちの2社が予定価格そのものズバリで入札に参加しているんですよ。2社がですよ。予定価格、それで予定価格公表していますからね、予定価格を1円たりとも超えることはないんですけども、異様な光景なんですよ。あるいは、もう一つの事例をお示しします。26年5月16日の入札で集合事務所鉄扉回収工事。金額は300万ちょっとなんですけども、5社指名を受けて、1社が100%の予定価格そのもので入れていると、それでさらにいえば2社は同一価格で金額を入れている。これは、異様な光景なんですよ。市はこういう光景をきちっと見て、分析して、何かあるんではないかというね、おかしさを感じてほしいんですけども、こういう実態すら把握していないという事ですかね?
部長:実態自体がおかしいという事でございますけども(上記数字を聞いても市はおかしいとは思わないようです)、、落札につきましては今までも、ご説明はしてきておりますけども、入札時点での経済情勢等によっても異なるものでもありますよと。そのほか工事・種類等の規模にもよって違うんだと。結果的に競争入札の結果であり、特に問題はないというふうには考えてはございます。それと、もうひとつ、ご説明させていただきますと、2000年の12月の津の地方裁判所の判断の中で、一つ出ているところもあるんですけども、事業者によってはこの積算技術の進捗からすれば、事前にある程度、予定価格を予測することも不可能ではないと、考えられる、という事例もあります。そういったところから私どもは7月の8日の入札の北部小児童育成クラブですか。これについての実態については抑えておりませんけども、市としては基本的にはそういうふうに考えております。
広瀬:いま、変なことをおっしゃいましたね。事前に予定価格を推算することもできると。浦安は予定価格を公表しているんですよ。推察(予測)も何も必要ないんですよ。
議長:時間です。
※まさか「予定価格を公表している」ことを知らないはずはないでしょうに、何でこんな答弁をしたのでしょうか、謎です。