ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

事務事業評価 その2

2010年11月16日 | 議会
昨年の決算審査委員会(20年度決算審査委員会)でも事務事業評価表野取り扱いの可笑しさについて取り上げたと書きましたが、どのように取り上げたのか当時の議事録を再現します。

その時のやり取りです。(平成21年 10月 総務常任委員会-10月21日)
◆委員(広瀬明子君) それでは、よろしくお願いいたします。
 まず、全体的なことからお伺いいたします。
 事務事業評価についてお伺いしたいんですけれども、事務事業評価というのは、当然浦安市も行っているようなんですけれども、まず、20年度版はいつ公表していただけるのかお答えください
 それから、一枚一枚めくって、過去のをですよ、20年度版がちょっと手に入らないようなので、過去のを見る限りですと、例えば記入日の記載欄もないということ、あるいは、評価しているのが、部長の評価がなくて、課長の評価というんですか、課長総括評価欄はあるんですけれども、そういう意味で、細かいことをチェックするとちょっと足りない部分があるのではないかと思うんですけれども、この事務事業評価表の内容について、現状でよしとしている理由をまずお伺いしたいと思います。
○委員長(小泉芳雄君) 総務課長小澤壮司君。
◎総務課長(小澤壮司君) 20年度版の事務事業評価表ということですけれども、事務事業評価は1年度おくれですので、今現在公表されている、一応20年度版ということでは出ているんですけれども、昨年評価したものが公表されているかと思います。お問い合わせの件は今年の事務事業評価表ということでよろしいでしょうか。
     (「20年度の」の声あり)
◎総務課長(小澤壮司君) 20年度、今年度評価する分につきましてはこれから行う形になります。(20年度決算審査委員会で、堂々とこのような答弁が行われていました。)
 それと、日付がない関係とか課長のみの評価になっているとか、そういう内容の点ですけれども、日付については、1回これを記載しましてから、それぞれ各所管とか、最終的には部長、次長まで決裁をとって評価表を公表していますので、課長の評価といえども、部長、次長もそれを了解しているという形になります。日付については、そういう形で記載してから決裁を受けて最終的にされていますので、日付をどの時点で出すかという問題ございますので、日付は載っていない形になっております。
 以上です。
○委員長(小泉芳雄君) 広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) 過去のものになりますけれども、過去のは日付をこの評価表に載せていましたかということを聞いているんです。日付、記入した日付。それから、あと20年版というのは、20年度の決算をこうやって今審査しているんですけれども、20年度についての事務事業評価のことなんです。それはいつやっていただけるんですか。というのは、他市ではもうホームページ等でアップしているわけです浦安市はそうすると1年ずれるということですか。そういうふうに見てよろしいということでしょうか。
 というのは、なぜこういうことを聞きますかというと、私たち議員がこの決算審査に臨むときに、当然この事務事業評価表というのを読み込んで来なくてはいけないと私は思うんです。それで、一生懸命捜したけれどもなくて、しようがないから昨年の分を読んでは来ましたけれども、ちょっとそれでは当局の対応がまずいんではないかと。というのは、具体的な自治体名を挙げますけれども、多摩市は、決算、この表に全部事務事業評価表をくっつけた、こんな分厚いのを2冊議員に配付しているんです。ですから、議員はこの決算審査に臨むときに、当然、否が応でもこれを一枚一枚読んで臨まなければならない。そうすると、正直言って、細かいことをある程度聞かなくてもこの評価表から読み込めるわけです。そうすると無駄な時間が省ける。
 ご存じのように、今年から私たちのここの決算での質疑時間が、行って帰って2時間にこの委員会ではなってしまったわけです。そういう意味では効率性を求めなくてはいけないわけで、そのためにもこれは読み込まなくてはいけないものだと思うんですけれども、そういう意味では、市側の議員に対する、あるいはこれは市民に対するということでもあるんですけれども、非常に情報の出し方が遅いと思いますけれども、そこら辺についてのまずご見解をそれではお聞かせください。
 それから、私が部長評価のことを質疑したのは、部長の評価もここに入れてはいかがですかということなんです。決裁をもらうのは、これは当たり前だと思うんですけれども、自治体によっては部課長のそれぞれの評価が入っているのもあるわけです。そういう意味で、いろんな意見というんですか、見方がここに載ってくると、より客観性を帯びてくるのではないかと思うので、ここの見直しということを次年度以降行わないのか、今までのこれでよしとしている理由をそういう意味では教えていただきたいんです。
 あと、それから、市長、副市長は当然全部毎年読んでいらっしゃるんですか。以前、ある委員会で私が聞いたら、当時の助役は読んでいないと言って私ちょっとびっくりしたんですけれども、現市長、副市長は読んでいらっしゃるのかどうかお答えください。
○委員長(小泉芳雄君) 総務課長。
◎総務課長(小澤壮司君) まず、部長等の評価を入れるべきだということで、そういう自治体があることも存じております。ただ、本市としては現状ではこの形でいきたいと考えております。
 あと、その実施時期につきましては、今年度も少しおくれておりますけれども、おっしゃるように、今後、その実施時期については早めていけるかどうかの検討をしていきたいと考えております。
 以上です。
○委員長(小泉芳雄君) 副市長。
◎副市長(中村健君) 20年度の事務事業の評価についてですが、これは個人で出しているわけでございませんので、あくまでも課長の評価云々ということがありましても組織で出してございます。したがって、私なり市長も当然でございますが、それについてちゃんと把握をしているという状況でございます。
○委員長(小泉芳雄君) 広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) わかりました。以前の助役が読んでいないと委員会で公の場で言っていたもので、今、その意味で確認させていただきました。読んでいてくれて当然のことだと思いますので。
 それから、来年以降、これを議員に配っていただけるということはいかがなものでしょうか。というのは、決算審査のときに必要不可欠なものではないんでしょうか。この成果表だけぽろっと渡されては、これでもある程度読めるんですけれども、事務事業評価表のほうが、より細かく前年対比したり他市の事例も記入している部分もあるし、そういう意味では、より細かい決算審査、私たちは臨めるわけです。それで、そこら辺のお考えをお伺いしたいと思います。
 あと、それからもう1点、記入者というのは最終的にはどなたなのか。普通、記入者名もここに出るんですけれども、浦安の場合は欄が課名と係名を記入するぐらいで、記入者の個人名というんですか、それが出る欄がないんですけれども、そこら辺の改善ということも考えていないのかどうかお答えください。
○委員長(小泉芳雄君) 総務課長。
◎総務課長(小澤壮司君) まず、記入者につきましては、当然、担当がまず一義的に書くというのが各所管の流れだと思います。ただ、その個人名を出すことによって、それが特に大きな影響があるかといいますと、そういうことはないだろうと。やはりそれは組織体として認めていることですので、各係のそういう名称で出させていただいております。
 あと、議員への配付ということですけれども、議員への資料提供につきましては現時点ではなかなかお答えしづらいところと考えております。
○委員長(小泉芳雄君) 広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) 担当課の方のお答えは難しいと思うんですけれども、もうちょっと、だれと指名できない委員会だそうなので指名しませんけれども、もうちょっと責任ある方にお答えいただきたいんですけれども、議員への配付ということを前向きに検討はしていただけないんでしょうか。即答は無理だと思うんですけれども。というのは、何度も言いますけれども、必要不可欠なものだと私は思うんです。そこら辺についてのご見解をお聞かせください。
 それから、もう1点、20年度版は、いつ、きちっと書き込んだものを出す予定なんですか。というのは、これ20年度見込みになっているんです。18年、19年度は実績でちゃんとデータ、数字が入っているんですけれども、20年度は見込みなんですよ。何で見込みなんですか、これだけ決算書が出てきていて。決算書が議会を通らないから見込みのでこうやって配って公表しているということなんでしょうか。お答えください。
○委員長(小泉芳雄君) 総務課長。
◎総務課長(小澤壮司君) 現在公表しているものにつきましては、20年度に評価をしましたので20年度という形になっておりますが、19年度の実績に対しての、20年度にその事業がどうだったかというのの評価になっておりますので、昨年評価をしていますので、昨年、事業の執行途中という形で評価をしていますので見込みという形になっております。
○委員長(小泉芳雄君) 広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) わかりました。わかったというか、理解できませんけれども、堂々めぐりなので、それではこれで結構です。近隣市をぜひ見倣ってください。20年度、完璧に完了したものが結構ホームページに出ております。例えば、この近隣で言えば八千代市、とてもいい、内容の濃い、枚数ももっと多いです。ぜひご検討いただきたいと思います。それはそれで結構です。

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