外山への登りに差し掛かる頃、夜がようやく明け放たれた。
8：00、気温はおそらく氷点下15℃前後、我らはレストハウス対岸の護岸際に降りる。
既に色とりどりのテント村が出現、賑やかな会話も聞こえ、時には歓声も上がるいい雰囲気。
我らもここぞの場所にテントを設営、水深10ｍ、身の回りの準備ももどかしく早速仕掛け投入。
待ってましたとばかりに伝わる魚信、そして08年の初釣果まではあっという間であった。
快調なスタートではあったが、ドピーカンの空の下で、釣況は悪化の一途を辿る。
10時を回る頃には竿先はピクリとも動く気配を見せず、サカナから見放された時間帯は、それから延々4時間も続いたのであった。
何度目かのポイント替えの後、再び釣況が動き始めたのは14：00。
終了予定時刻が近づくと、活性はさらに上がって殆ど入れ食い状態となった。
リカちゃん電動を駆使して釣りまくる相方には敵わぬまでも、密かに目標としていた家族分だけはなんとか確保できた。
本州一寒いとされる玉山区薮川16：00、足元からビリビリと寒さが襲ってきた。
