爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

23-12-15 爺様のアユ釣り

2023年12月15日 | アユ釣りを振り返る


暫くぶりの雪で周辺が白くなった。

高齢者と言うありがたくない称号を戴いてからはや15年になります。
この間爺様のアユ釣りは、早瀬や深場の立ち込み、体力勝負の釣りからはすっかり引退しております。
昨今では後期高齢者たる爺様に相応しい浅場専門の優しい釣りに徹しています。
そんな釣りスタイルに特化したことで、不思議にもアユ釣りの楽しみは尚一層濃いものになったのです。
そもそも爺様がアユ釣りを始めたのは半世紀以上も昔、熟達者に教わることもなく完璧な自己流でしたので、なかなか数が獲れない状態でした。
そんな中である夏のこと、岩手県岩泉を流れる小本川で不思議な釣り人を観ました。
その方はトロ瀬の中ほどに立って自分の周囲から次々に野アユを掛けていく目を見張る釣技を展開していました。
後日それが「泳がせ釣り」であったことを知るのですが、当時のアユ釣りはオモリを噛ませた瀬の引き釣りが主流であって、「泳がせ釣り」はまだ釣り雑誌に照会され始めたばかりでした。
その当時県内には全国区の競技会に優勝された名人がお二方おられ、彼らが主催する釣り教室にも参加することができたのでした。
名手たちの卓越した釣技を間近で見学させて頂いた爺様は、その年から見よう見まねで始めたのが「泳がせ釣り」でした。
そんなある日の米代川鷹巣地区で、かつて小本川で観た達人の如く自分の周囲だけを泳がせて、嬉しい1束超えをした記憶があります。
以来35年、この釣りにすっかり嵌ってしまった爺様です。
理屈が解っていても釣技に転嫁できない不器用な熟年アユ師ですが、千変万化の流れの中で長年の体験から発見できた事柄なども次回から記してみようと思います。

コメント
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