茹だるような暑さの中、ヒマワリは元気だ。
東北道を降りる関東圏からのクルマ、北の街に年に一度喧騒が訪れる盆休である。
北東北はこの時期から身近に秋を感じるようになるのが常だが、今年に限っては暑さが一向に衰えを見せてはいない。
その蒸し暑さが頂点に達すると、決まって毎日やってくる夕立。
しかしその雨量はいつも微々たるもので、我が家の菜園はことごとく萎れはじめた。
それでも昨夜、初めて秋の虫スイッチョ(ウマオイ)の声を聞く。
例え気温が真夏そのものでも、日長時間は確実に減少している。
自然界に生きる動植物は、そんな地学的環境変化を本能的に捉える。
遡上の遅れがあった天然アユにおいても、成熟して落ちていく時期は例年通りであろう。
つうことで残る釣期はあと40日弱、いよいよ終盤戦突入である。