北東北解禁以来、雨の合間を縫って何とか釣りができたのはほんの僅かだ。
終日の本気釣りが未だにできていないだけに、次第に焦りがでてくる。
畜養していたオトリを失って何とかしなければと近隣河川を覗いてみるが、高水と濁りが癒えず、何処もまだ爺様が立ち込める状況ではない。
ここは思い切ってR106を東進、閉伊川に向かい釣りの可能な小支流を探すしかない。
11:00、茂市でオトリを購入し、支流刈屋川郵便局裏を覗いてみる。
釣り人のクルマが10台ほど、昼食中なのか目の前のチャラ瀬が広く空いていた。
釣り人が陸に揚がった流れをニホンジカの親子が漕ぎ渡ってきた。
自然豊かなみちのくの清流、幸せを感じる気持ちのいいひと時であった。
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解禁日の稗貫川、竿1本の間隔で並ぶ釣り人。
殆ど竿が立つ光景がない中で彼一人だけが入れ掛かりを演じている。
がしかし、ツ抜けしたところでアタリは遠のいてしまう。
前評判非常に宜しく、大いに期待できる状態だった稗貫川。
この日の不調は天候や増水など急激な環境変化が原因かも知れない。
何種類かの種苗が入っているだけに、釣れるサイズは大が22センチ、小はワカサギサイズとばらつく。
魚影も濃く大沢橋付近で見られる15センチ前後の大群には圧倒される。
1ヶ月後には必ずやいい状況が生まれて、解禁日の躓きは解消されると信じて疑わない。
我が家から閉伊川の川井エリアまでは自動車道で40分弱。
天気が良さそうなので、これから出かけても晩飯迄2時間は釣りが出来る。
12:30、爺様得意の街裏、ここは安全安心な浅場が広がっており、年寄りにとっては気分最高。
しかし釣り人が入れ代わり立ち代わり竿を出す人気ポイント。
この時間、釣り人は数人しか見えず、爺様得意の広いチャラ瀬が空いている。
午前中に何人かに攻め立てられたのであろうが、少しは残っているだろう。
明日のためのオトリ確保が目的だけに3匹も釣れればヨシとしよう。
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待望の解禁日である。
前日からの予想通り秋田河川は警報級の大増水、岩手県内はそれほどの増水はない。
しかし強い濁りが入り、釣りが出来そうなのは閉伊川水系と気仙川水系だけに限られた。
08:00に家を出て、先ずはオトリを購入がてら、盛岡市内を流れる簗川を覗いてみる。
強い濁りはなく増水も20センチほどだが、魚影確認ができず竿出しを諦める。
爺様はそのままR106を川井方面へと向かったのである。
すっかり仕舞い込んだ道具を再び三度取り出して納竿釣行3回目。
昨日の雨は阿仁川に殆ど水位の変化を与えることはなかった。
10:30、阿仁前田キクチおとり店裏手の阿仁前田温泉下ポイントには先行する釣り人3名。
ここは解禁日から釣り人の絶えない阿仁川一の超激戦区。
キクチ邸直下の左岸、釣り人が沖のポイントに漕ぎ渡る浅いチャラ瀬が爺様の狙い目。
アユのヒラ打ちは全く見えず、広い浅瀬に跳ねもごく僅か。
これでは片手を釣るのも厳しそうだ。
そんな心配を他所に出し掛かりでオトリが替わった。
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6月の鬼怒川に始まった爺様のアユ釣りもついに千秋楽。
県境のトンネルを抜けると外気温計は18℃、深い霧の隙間から青空が覗く。
早朝のR105をひた走り阿仁川へ2時間、08:00の阿仁前田はドピーカン。
先ず爺様はかなり昔に楽しい思いをしたことのある阿仁合の向山橋カミ。
今朝は気温水温共に低く泥被りの薄濁り、最終盤の釣りとすればかなり難しい条件だった。
出がけに承ったオトリ用には20センチ前後だけを揃える必要がある。
ここは魚影が極端に薄く、掛かってもオトリ用には向かない23~25センチ。
2時間頑張ったが僅かに4尾と数が伸びず下流の実績ポイントへ移動した。
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09:00下川井地区、入川と同時に小雨が降り出した。
ここは春先のヒカリ釣りで何度か来た場所、アユを狙うのは初めてである。
段々の瀬と浅い流れの中に岩盤底が点在するエリアだ。
持参したオトリは前回川井の街裏で確保したものだが、かなり元気度は落ちている。
野アユはだいぶ数を減らしているようで、ヒラ打ちも見えなければ跳ねもない。
1時間半の苦しい時が流れ、やがて岩盤溝の引き泳がせから、待望の野アユ24センチ。
006PE とSMTでは心もとなく、時間をかけて寄せ獲りでキャッチ。
穂先を替え水中イトを008に替えた。
強まってきた雨の中、オトリは替わったが、その後も数が出る雰囲気は全くなかった。
アユ釣り最終盤にツ抜けできなければ竿納めと決めている爺様の正念場だ。
爺様のアユ釣りへ
北東北のアユ解禁から2ヶ月が経過。
野アユの生態もこれまでとは異なり、アユ師たちには厳しい釣りを強いられる。
果たしてこの日はそんな一日だった。
11:00、閉伊川支流刈屋川、浅い流れを暫し眺めたが、魚影はおろか遠くの跳ねも全く見られない。
誰も居なかったそのエリアには上流に地元の方らしいお一人が入川された。
爺様はボーズ覚悟で目の前の浅いトロからチャラ瀬への変化を攻めてみた。
極めてソフトなアタリながら、意外に簡単に1匹目が獲れた。
早起きしてまだ交通量の少ない県境のトンネルを抜けた。
小保内分岐07:00、信号が青だったら真っすぐ角館、直前に赤に変わり右折して阿仁へ。
阿仁合の河川公園08:00、釣り人お一方、暫く眺めていたが釣れそうな雰囲気がない。
特に評判があまり良くない本川上流部湯口内、パチンコ下、吉田、大岱、五味堀をゆっくり眺めて今年も大勢がキャンプする阿仁前田へ09:00。
爺様はオトリと遊漁証を求めながら情報収集。
結局、午前の部は前回と同じ本川中流部桂瀬へ。
午前中は大汗を掻きながら畑仕事。
今日もまた殺人的猛暑、一日2回水換えをするがオトリは3日でかなり弱る。
オトリ替えのため爺様は和賀川まで走る。
13:30グリーンパーク、先行する釣り人は3名。
お話を伺うと群れは見えるが殆ど釣れてないとのこと。
許される時間は2時間のみ、爺様は急ぎ支度してその上手に入らせて頂く。
水温はかなり高いことに起因しているのか、魚影があっても全く反応してこない状態が続いた。
爺様が持ってる引き出し全開で臨んでも和賀川のアユはあまりに手強く腹立たしい。
しかし右岸ヘチ釣りだけには反応があってやっと5尾を獲って目標到達。
本日の釣果、17~20センチ5尾、 2時間
8/19の集中豪雨は秋田の各河川に泥被りの置き土産。
この日の桧木内川も御多聞に漏れず底石は黄色に曇っていた。
野アユの数が目減りしている感じはなかったが、元気度がかなり落ちているように思えた。
加えてこの日の桧木内川は釣り人が多く、これまでのように脚を使っての釣りは困難だった。
あと数日も経てば泥を纏った底石は磨かれて再び調子を取り戻すに違いない。
天気予報を吟味して出かけた桧木内川3回目。
これまでの秋田遠征はシーズンハイを目指す爺様は全て強風に負けてしまっていた。
魚影が薄く釣れないとされる桧木内川、日に日に少なくなる釣り人に暇そうなオトリ店。
この日の爺様はチャンス到来とばかりに、08:30、誰も居ない流れに立った。
ここ3年ほどは酷い不調が続いている阿仁川10:00。
天気はいいが、秋田県内にはアユ釣りの大敵強風注意報が出ている。
今期は何故か根小屋堰堤から小又川出合までの限られた区間だけが、何とか釣りになっていると言う。
上流は殆ど釣りにならない状況、その原因は地元の関係者でもホントのところが解らないと言う。
とにもかくにも、僅かの区間だけが生き延びているのは小又川のおかげであるとも言えるだろう。
10:30、爺様は桂瀬大橋下流右岸の駐車スペースから入川。
前回の桧木内川と同様にこの日も風には苦しめられるだろうとの思いを抱きながら、瀬肩の右岸チャラ瀬にオトリを放ったのであった。
県境のトンネルを抜けると角館方面はこれ以上にない晴天であった。
R45からは遥か彼方に残雪が疎らになっている鳥海山も見えていた。
しかし桧木内川到着の09:00頃からは爺様の釣りの大敵である風が出てきた。
先ずは数年前頃まで密かに楽しんでいたチャラ広場の様子を見るために川を漕いだ。
トロ尻の小さな瀬肩で小アユの跳ね、遠くで良型も跳ねたが、昔と違って水の走りのいいチャラ瀬は殆ど消えて、湖の如き茫洋としたドトロが広がっていた。
トロチャラ好きの爺様とて狙いを定めることが難しく、竿出しは控えることにした。
内川橋下流、堤防上で着替え中に数年ぶりに監察中の組合長に逢い情報を戴いた。
見える釣り人は2名だけ、流れの芯を釣っているようだ。
こんな晴天で暑く、水位も低下している日は逆にヘチのドチャラが狙い目になることもある。
爺様の狙いは果たして吉と出るか凶と出るか・・・。
「北の奔流」爺様のアユ釣りへ
閉伊川カラ川エリアの西家地区11:00。
道路から見下ろしたその流れは爺様好みのポイントに見えた。
支度をして降りてみると岩盤トロから続くチャラ瀬は底石が小さく疎らであまりにも浅かった。
通常なら移動するところを、群れアユがほどけて上流へパッと散る様子が目に入り慌てて釣り支度。
しかし1時間半も頑張って3打数1安打(ロケット1、宙バレ1)と冴えない結果。
我慢しきれず上流へ大きく移動。
移動先は入川の容易さが決め手で川井地区だが、いつもよりは少し下流。
釣れる型は小さいが非力な爺様には丁度いい18~20センチ。
狙い違わずいい感じで連発するかと思えば、一通り浚った後はいきなり渋くなったりする。
吹き下ろしの風が強まって泳がせのコントロールが難しくなる中、100mほどのエリアを何度か往来し17センチ以下をリリースしながら平均時速10尾超と気持ちのいい釣りになった。
サイズ18~20センチ、釣果25尾+小アユ数尾