和賀川好調の情報を得て、仕舞いかけた道具を再び積み込んで出かけた。
毎度お馴染み二度目の千秋楽である。
11:00煤孫橋から川を覗くと野アユのものらしいハネが幾つも見られた。
半信半疑でやってきた爺様だけに、稚アユ放流河川ではもう下流部に落ちて行く時期なのに、あれがアユのものであるなら釣りになるだろうと一安心。
しかしいざ竿を出してみると最初の1匹は分殺だったが、そこからはウグイの猛襲を浴びる。
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終盤のアユ釣りは早い時間帯に入川しても効率は悪い。
充分に水温が上昇してから竿を出すのがこの時期のセオリーではある。
阿仁川10:00、今にも雨が降り出しそうな暗い空、気温は20℃を超えたかどうか。
アユ釣りとしては最悪のコンディションである。
釣り人の多くは昨日までの連休で竿納めになった模様で、この日の温泉下は釣り人3人。
2024のアユ釣りをここで終えようとやってきた爺様だったが、オトリが換わったのは20分後。
上流の深場には野アユが群れているらしいが、かつて知ったるスポットにはさすがに魚影は薄く、3時間粘ったが僅かに6尾の釣果:。
このままでは終われないと、爺様は少し下流いつもの桂瀬へ移動することに決めた。
爺様の最終盤のアユ釣りは、一日頑張ってもツ抜けならずで竿仕舞いと決めている。
増水続きで前半戦中盤戦共に思うような釣行ができなかった今季だった。
しかしもう竿仕舞いを考えるそんな時期が来てしまった。
爺様はそんな寂しい思いを胸に秘めながら、セミの声の聞こえなくなった阿仁の峠を越えた。
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今日もいい天気、08:00、仲間がそろった。
昨日獲った5匹に何匹かを加えてオトリにする。
先ずは、ここならハズレはないであろう桂瀬に向かうことにした。
が、釣れる時間帯の見誤りか、それとも何らの原因があるのか、我ら3人はまさかの大ハズレを食らってしまう。
こんな釣り日和だけに解禁日かと思わせるたくさんのアユ師が往来する阿仁川。
そんな中我らは次の場所選びに奔走する。
こうなれば一か八かの勝負をかけて、上流吉田の瀬に向かうことにした。
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朝の秋田県側は穏やかな空、この後の天候の悪化予報が信じられない。
今季4度目の阿仁川、今日は午前中勝負になるであろう。
雨予報とあって、さすがに釣り人は少ない阿仁前田地区。
オトリを入手した爺様は先ずは白坂カミの瀬を目指すことにした。
この日はここから徐々に上流に攻め上るつもりだったのだが・・・。
先ずは最初に元気度の落ちている養殖君に苦労させられ、さらには衣服を濡らす雨にも見舞われて予定は大きく崩れたのであった。
今夜から天候悪化の予報、行くなら今しかないと早起きして峠を越える。
上空の雲は多いが穏やかな秋田の空である。
しかし望む山々の山頂付近にはしっかりと雨雲が巻いている。
08:00、戸沢の峠を越えて阿仁川の流域に入る。
今季の阿仁川は解禁前に出された大量遡上情報により、釣り人の数は異常に多い。
しかし解禁前夜の豪雨増水から始まって8月になっても天候は安定せず、平常水位の下で釣りができたのはこれまで数日しかない。
度重なる豪雨増水や濁流で遡上アユはかなり淘汰されてしまったらしく、今や川の様子はまるで見る影もない。
今日現在完全に平水に復帰した流れだが、小又合流から上の本川は泥被りも激しく、完全に透明度を取り戻した流れの中で異様な灰白色の底石を見せている。
合流シモは底石の色もよく、野アユも比較的多く見えてはいるものの、一定の割合で病変が確認でき釣趣が今一つ思わしくないのが現状である。
今日の爺様もやはりまた合流シモに入ることにしたのであった。
晴天微風、最高のアユ釣り日和である。
上流から川を眺めながら、ゆっくり阿仁前田エリアへとR105を辿る。
合流カミはまだ10~20センチほど高水だが、シモはダム湖放流を絞っているためにほぼ平水。
連休明けではあるが、凄まじいほどの釣り人の多さに驚きつつ前回と同じ桂瀬大橋シモのトロ尻からスタートすることにした。
絶好のコンディションに思われたが、終日狙いを浅場だけに絞った爺様の釣況は最悪。
追いが悪いので浅掛かりなのか宙バレが多く、風もないのにタモ受けを失敗したり、仕掛けを執拗に絡ませたり、一日中トラブルに見舞われたのであった。
何度も大きな出水に見舞われた今季の阿仁川、失われた魚影も多いはずだが、まだまだ多くの野アユが残っているものと思いたい。
この日の釣況は熟達者で50尾前後、一般で20尾前後、初心者でも2桁確保ができたと言う。
そんな中にあって釣歴60年の爺様はやっとツ抜けと言う屈辱的状況。
次回はこの悪夢を払拭したいものだが・・・。
台風5号接近中の北東北、解禁以来雨に祟られ続ける各河川はまたまた大増水の危機である。
風が出てきて木々がざわめく仙岩峠を抜けると拍子抜けするほどの穏やかな秋田県。
今回は今季初めての桧木内川、今のところ仲間ういは誰も試してないので情報は皆無。
監視小屋でオトリを調達し、本命はあくまでも桜並木前のチャラ瀬なのだが、組合長の情報を貰ってまずはその付近で竿を出してみることにした。
秋田阿仁川は上流部前夜の豪雨で赤濁り、やむを得ず爺様は行き先を閉伊川に変更した。
ほぼ平水に復帰した閉伊川、相変わらず釣り人は多い。
しかし爺様得意のヘチ釣りだけはできそうだと信じて川井大橋シモに入った。
先ずは持参の弱り切ったオトリを野アユに替えなければ勝負にならないと、暫くぶりに頑張り切った1時間半であった。
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今季2度目の気仙川、相変わらず釣り人は多い。
前回の例に倣い上流部を省略して陸前高田エリアに向かう。
この日もまるで示し合わせたかのように釣友「イイコイ」氏と遭遇。
午前中の2時間を一緒に頑張ったが、魚影は確認できても二人とも気仙アユに嫌われて反応を得られなかった。
結局のところ、この日の爺様は近年味わうことのなかった屈辱的貧果に終わったのであった。
気仙川釣行の朝は、湿気がなく清々しい。
北東北もいよいよ梅雨明け、本格的真夏の到来である。
早起きした割には出発が遅く、現地到着は08:30であった。
水位はまだ高く、本流筋ではまだ爺様には無理なポイントもある。
先ずは上流部下有住地区を眺めまわし、水温のせいか魚影は殆ど見えていないが、過去にいくつもの実績がある松日橋上下を探ってみることにした。
北東北にもいよいよ梅雨明けの時が見えてきた7月最終日である。
しかし今日の北上高地の山々には雨雲が纏わりついている。
時折サーッと霧雨が降り注ぐ閉伊川流域である。
先日の出水がまだ癒えず、さすがに本流に入るのは躊躇される爺様であった。
茂市の簗場でオトリを買った爺様は支流刈屋川に入ることにした。
情報が全く入ってこない中、今日は秋田河川に出かけてみる。
県境を越すと断続して強い雨、しかし雲の切れ目から青空が覗き、天候は回復傾向。
まずは桧木内川まで足を延ばすがまだ高めの水位、かなり水温が低下していそうだ。
澄んだ流れの浅場で野アユのハネも足元にヒラ打ちも見られるも良型は確認できない。
もう8時を回っているのに釣り人は一人も見えない。
新垢が着き始めていて釣れないことはなさそうだが、爺様的には時期尚早に思われた。
少し遠回りになってしまったが、爺様はR105を阿仁川に向かった。
今週は訳あって午前中の釣りは出来ない状態にある。
しかし今日は早めに用事が済んだのでオトリ替えに出かける。
R106を40分走って閉伊川川井街裏到着は11:30。
釣り人は数組、ほぼ平水に戻っているが流れの芯は垢飛びが激しく白ッ川。
支度を終えてオトリはとみればポンプのチューブが外れており、5匹中3匹が腹を返していた。
急いでオトリ缶を川に入れてしばらく様子をみる中で2匹は何とか復活した。
当たり前のポイントを避けてヘチの残り垢や新垢の着き始めた浅場を見つけてはオトリを泳がす。
フロロ0175のフワフワ泳がせ、意外に簡単に野アユが絡んだ。
1時間で7匹を獲った・・・が、天然遡上と思しき15~16センチの痩せた個体ばかりだ。
7/4には快調に掛かっていた17~18センチが全く出ることはなかった。
上空を黒く覆って発達する積乱雲、やがて激しい雨が着衣を濡らす。
堪らずクルマに避難、小止みになる度にオトリを送り出していたが、14:30ギブアップ。
次回釣行のために、少しでも大きめの野アユを4尾だけ確保して竿を畳んだ。
少し早めに家を出て気仙川へ向かった。
沿岸南部は何となく雨模様、気温水温共に低く橋上から眺める限り浅場に野アユは出ていない。
しかも微妙に水位が高く、爺様にはちょっと難しい状況。
遠野住田ICから釜石道に乗り甲子ICで降りて高校裏の甲子川の様子を覗く。
釣り人は多くそれなりに釣れていそうだが、爺様が出来そうな浅場を暫く眺めてみたが、ついぞ魚影の確認には至らずここを断念。
鵜住居川旧高校裏で左岸に孵化場のあるポイント、ここは友釣りの最下流域になるだろう。
12:00、釣り人の姿など全くない中で支度をして川に下りた。