先日、宅配便で「ダチョウ抗体マスク」が届きました。
LサイズとSサイズを注文していましたが、Sサイズが先に届きました。
今までも「ダチョウ抗体マスク」使っていましたが、今までのはインフルエンザウイルスに対応した抗体を含浸させた物でした。
今回のは新型コロナウイルス2019-nCoVに対応した抗体を含浸させたマスクです。
ほ乳類は胎盤と、母乳を介して母から子に(抗体)免疫グロブリンが移行して
子供の感染防御をはかっています。
一方、鳥類は卵を産みっぱなしですので、卵胞が成育する過程で卵黄に免疫グロブリン(IgG)を蓄積しておきます。
雛はふ化中に卵黄からIgGを血中に取り込み、生まれてきます。
雛はこの移行抗体で2週間程度感染防御をはかりながら、自前の免疫能力を高めていきます。
一般に卵黄中のIgG濃度は鳥類の母体におけるIgGの血中濃度と同程度、あるいは高くなっています。
このメカニズムより鳥類(ダチョウ)に抗原(ウイルス)を感作させて抗体を作り、採血
による負荷を与えることなく、抗体を卵黄から効率よく採取することができます。
私も以前、鳥類の免疫に関する研究に関与していましたので、塚本教授の研究には興味が
ありました。
今回の成果が医療従事者や、介護関係者の安全確保に役立って欲しいと思いますし、政府
もアベノマスクやGoTo等に使う金を、このような研究開発や、医療体制の拡充、に向け
て欲しいと思っています。
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