近年の紛争の多くの原因として宗教、宗派の対立があり、戦争になると凄惨な結果を生むこともあります。宗教の負の面が多いので、宗教があることに疑問を持つこともありました。
しかし、現世人類(げんせいじんるい)が今日まで生存できたことに宗教が大きい役割を果したことを知りました。地球上で生き延びてきた私達の祖先、ホモ・サピエンスとネアンデルタ-ル人は、生き残りを争ったライバルでした。従来、ホモ・サピエンスのほうが、知力、体力において、ネアンデルタ-ル人より優れていたという説がありました。しかし、最近の研究では、ネアンデルタ-ル人のほうが、脳の体積が大きく、かつ体力も強かったとの新しい知見があります。それでは、どのようにしてホモ・サピエンスが生き残ったのでしょうか。その理由の一つとして、ホモ・サピエンスが集団の構成員の数が多く、集団能力に優れていたといわれます。ホモ・サピエンスの集団は数百人、ネアンデルタ-ル人の集団は数十人でした。一度、集団が構成されると、構成員の数が多いほうが、狩猟のための道具が発明される可能性も高く、それが子孫に伝承されやすくなります。また、構成員が役割分担をして狩猟を行い、獲物を多く獲ることができます。
また、ホモ・サピエンスには祭祀の儀式を行った形跡があり、こうした宗教の原型が存在したことが構成員の数の多い社会集団としてまとまることができたのではないかと考える学者がいます。これは宗教の効用の一つと言えるのではないでしょうか。現在でも多くの人の一体化の拠り所の役目をはたしているのでしょう。
しかし、現世人類(げんせいじんるい)が今日まで生存できたことに宗教が大きい役割を果したことを知りました。地球上で生き延びてきた私達の祖先、ホモ・サピエンスとネアンデルタ-ル人は、生き残りを争ったライバルでした。従来、ホモ・サピエンスのほうが、知力、体力において、ネアンデルタ-ル人より優れていたという説がありました。しかし、最近の研究では、ネアンデルタ-ル人のほうが、脳の体積が大きく、かつ体力も強かったとの新しい知見があります。それでは、どのようにしてホモ・サピエンスが生き残ったのでしょうか。その理由の一つとして、ホモ・サピエンスが集団の構成員の数が多く、集団能力に優れていたといわれます。ホモ・サピエンスの集団は数百人、ネアンデルタ-ル人の集団は数十人でした。一度、集団が構成されると、構成員の数が多いほうが、狩猟のための道具が発明される可能性も高く、それが子孫に伝承されやすくなります。また、構成員が役割分担をして狩猟を行い、獲物を多く獲ることができます。
また、ホモ・サピエンスには祭祀の儀式を行った形跡があり、こうした宗教の原型が存在したことが構成員の数の多い社会集団としてまとまることができたのではないかと考える学者がいます。これは宗教の効用の一つと言えるのではないでしょうか。現在でも多くの人の一体化の拠り所の役目をはたしているのでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます