鯱(しゃち)とは、姿は魚で頭は龍のよう、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物。また、それを模した主に屋根に使われる装飾・役瓦の一種である。一字で鯱(しゃちほこ)・鯱鉾とも書かれます。織田信長が、安土城を創った時に天守閣に載せたのが始まりです。以後、豊臣秀吉(大坂城)や、多く大名がこれに倣いました。江戸城、皇居にもあります。名古屋城の金のしゃちほこの一例(写真下図)です。しゃちの口は大きいので、火を吹き消すとされて防火の効があり、また水難を防ぐともいわれます。
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