yoshのブログ

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四国、部分最適と全体最適

2014-12-24 06:23:22 | 文化
四国出身の私の知人、友人には温厚な方が多いです。司馬遼太郎は、四国は、讃岐、阿波、土佐、伊予にわかれている。讃岐男に阿波女、伊予の学者、土佐の鬼」などと書いています.

徳島大学の香川学長は雑誌に次のように書いています。
四国のことを古事記には以下の記載がある。「この島の身体(からだ)は一つ、顔四つ。伊予の国は美しい女、讃岐の国は頼もしい男、阿波の国は豊かな女、土佐の国は強い男の顔という」四国全体の面積は岩手県一県よりやや広く、人口は、ほぼ静岡県一県と同数である。(中略)今後ますます世界は狭くなり、各国間のボーダーレス化が進み、日本の年功序列、終身雇用といった雇用形態も壊れようとしている時代、そして世界で日本の存在価値が薄れている現状をどのように十分意識理解して対処すべきか、日本全体が大きな転換期というか変革期を迎えているように思われる。それに対して、残念ながら名案、妙案は私には浮かばないが、ただ一つ言えることは「部分最適ではなく全体最適」が「重要な課題」で、そこから突破口が見つかるような気がしている。
部分最適が集合して全体最適になるのではなく、全体最適があって部分最適が成り立つのである。よく言われる組織の壁、政府においては省庁の壁、我々大学においては部局の壁が全体最適をまさに阻止している。もっと大きくとらえれば、東京一極集中はまさに典型的な部分最適
といえる。言いかえれば、部分最適の時代は終焉を迎えつつあるといえる。まさに大学改革も、全体最適を考慮しながら進める必要を感じている。

  香川 征 「部分最適と全体最適」 電気学会誌 2014 Vol.134 No.12
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