去る、7月30日に相撲の豪栄道関は、大関昇進を伝えた使者に対して「これからも大和魂を貫いて参ります。」と答えたそうです。また、「大関という日々を精いっぱいやっていきたい。日本人の我慢強さや潔さなどいろいろな意味がことばにこもっている。自分の気持ちがシンプルに伝わったと思う」とも話しました。「ここ一番で力が発揮できる力士が大関だと思うので精神力の強い力士を目指す。」とも述べました。益々強くなって欲しいと思います。
さて、「大和魂」とは、日本の古来から伝統的に伝わる固有の精神という観念ですが、時代とともに使い方が変化してきました。軍国主義の時代には、武器や兵員の不足を精神力(大和魂)で補うという暴論もありました。
日露戦争に勝利した時、参謀の秋山真之(さねゆき)が起草した、「連合艦隊解散の辞」には「一発一中の砲門は百発一中の敵砲百門に対抗し得る」とあり、兵の熟練度が勝利につながると述べました。
これを聞いたアメリカの大統領はこの辞の内容に感動し英訳して部下の陸海軍の将兵に配って軍を育てたということです。「勝って兜の緒を締めよ」は「Tighten your helmet strings in the hour of victory」と訳されたそうです。(秋山の日本文のほうが格調が高い)
戦力を精神力で補うことは難しく、太平洋戦争では、アメリカの圧倒的に強大な武力に日本は敗れました。
さて、「大和魂」とは、日本の古来から伝統的に伝わる固有の精神という観念ですが、時代とともに使い方が変化してきました。軍国主義の時代には、武器や兵員の不足を精神力(大和魂)で補うという暴論もありました。
日露戦争に勝利した時、参謀の秋山真之(さねゆき)が起草した、「連合艦隊解散の辞」には「一発一中の砲門は百発一中の敵砲百門に対抗し得る」とあり、兵の熟練度が勝利につながると述べました。
これを聞いたアメリカの大統領はこの辞の内容に感動し英訳して部下の陸海軍の将兵に配って軍を育てたということです。「勝って兜の緒を締めよ」は「Tighten your helmet strings in the hour of victory」と訳されたそうです。(秋山の日本文のほうが格調が高い)
戦力を精神力で補うことは難しく、太平洋戦争では、アメリカの圧倒的に強大な武力に日本は敗れました。