将棋のパソコン・ソフト」は長足の進歩を遂げ、とうとうトップ・プロを負かす程になりました。 2012年の1月には故・米長邦雄永世棋聖がパソコン・ソフト「ボンクラーズ」に敗れました。2013年の3月には、パソコン・ソフトとの第2回目の対決となる第2回電王戦が企画されており、プロ側は三浦八段をはじめとする5人のプロが参加するということです。
僭越ながらパソコン・ソフトの弱点を推理してみました。パソコンは過去のプロ棋士の棋譜をほとんど記憶しているので、プロと雖も、人間がパソコンに勝つのは容易なことではないと思われます。
私の考えは、前例のない局面にパソコンを誘いこむことができれば、パソコンの弱点をつくことができるのではないかという事です。パソコンは多くのことを記憶していますが、独創的な手を編みだすことは不得意かも知れません。
嘗て、米長さんが2手目「6二玉」というプロがほとんど指さない手を使って優勢を築きました。
今回、パソコンと対決する三浦八段は次のように言っています。
「先に有利になる必要がある。コンピューターは不利になると勝負手を繰り出してこない印象がある。相手が手の施しようのなリードを奪い、ある程度持ち時間を残して戦いたい。」 なお、勝負手とは常識を越えた強い手です。
パソコンは100手詰めの詰め将棋を僅か2秒で解くという、優れた詰め能力を持っていますが、パソコンでもよく記憶していない未知の局面に引っ張り込んだり、入玉(自分の玉を敵陣に乗りこませる)局面に導くことが、人間が有利に戦う一つの手段かも知れません。パソコン・ソフトは優れた能力を具備していますが、創造力や大局観の把握の部分で人間に及ばない可能性があります。パソコンがプロを上回る時代には、「パソコンはプロの棋譜を参考にしない時である」とも指摘されています。
僭越ながらパソコン・ソフトの弱点を推理してみました。パソコンは過去のプロ棋士の棋譜をほとんど記憶しているので、プロと雖も、人間がパソコンに勝つのは容易なことではないと思われます。
私の考えは、前例のない局面にパソコンを誘いこむことができれば、パソコンの弱点をつくことができるのではないかという事です。パソコンは多くのことを記憶していますが、独創的な手を編みだすことは不得意かも知れません。
嘗て、米長さんが2手目「6二玉」というプロがほとんど指さない手を使って優勢を築きました。
今回、パソコンと対決する三浦八段は次のように言っています。
「先に有利になる必要がある。コンピューターは不利になると勝負手を繰り出してこない印象がある。相手が手の施しようのなリードを奪い、ある程度持ち時間を残して戦いたい。」 なお、勝負手とは常識を越えた強い手です。
パソコンは100手詰めの詰め将棋を僅か2秒で解くという、優れた詰め能力を持っていますが、パソコンでもよく記憶していない未知の局面に引っ張り込んだり、入玉(自分の玉を敵陣に乗りこませる)局面に導くことが、人間が有利に戦う一つの手段かも知れません。パソコン・ソフトは優れた能力を具備していますが、創造力や大局観の把握の部分で人間に及ばない可能性があります。パソコンがプロを上回る時代には、「パソコンはプロの棋譜を参考にしない時である」とも指摘されています。