ラムネという飲物があります。ビー玉の入った瓶に甘い炭酸飲料を入れた飲物で、あの独特の形をした瓶は、現在製造中止になっています。しかし、最近、ダーツ喫茶店などを始めとして人気が出ているらしく、瓶は古い物を洗浄して再利用しているそうです。ところで、ガラス瓶の中にどうやってビー玉を入れるのか、長年私は不思議に思っていました。調べてみますと、まず広口のガラス瓶を作り、ビー玉を入れてから、上部を成形して完成した瓶の形に仕上げるそうです。続いて、瓶の中に炭酸飲料を入れて逆さにした後、瓶を垂直に戻しますと、炭酸ガスの圧力でビー玉が上部に押し上げられて、ピッタリ上部ガラスに接触します。密閉状態は完全なので、数ヶ月間、中の飲料は変質することがないそうです。
さて、地下鉄の電車車両はどうやって地下に入れるのでしょう。昔、漫才のネタにもなっていました。この不思議を考えていると夜も眠れないとその漫才師は言っていました。私も不思議に思っていました。先日、東京の各所を紹介するテレビ番組(ブラタモリ)を見ていましたら答がわかりました。東京で最も古い地下鉄、銀座線の場合、上野の近くの地上に線路があり、銀座線と接続しているのです。この地点から車両を入れることができると分かりました。また、丸の内線の場合、本郷と後楽園の間は、地中ではなくて一部高架橋の上を電車が走行しています。この場所の地上に車両を運んできてクレーン車で持ち上げれば、丸の内線を走る地下鉄車両にすることができます。
さて、都心を走る中央線ですが、新宿から東京まで踏切というものが一つもないそうです。どうしてこういうことが実現できたのでしょう。この路線はすべて江戸城の外堀の上に建設されたので、このような離れ技が出来たのです。江戸城が壮大であったことに驚くと共に、この外堀を利用して踏切のない線路を建設した先人の知恵に感嘆しました。
ここで、ふと、かつて愛唱した寮歌の一節を思いおこしました。
嗚呼、先人の血と汗の 歴史の栄(はえ)の傳へなる、、、 (1935年作)
さて、地下鉄の電車車両はどうやって地下に入れるのでしょう。昔、漫才のネタにもなっていました。この不思議を考えていると夜も眠れないとその漫才師は言っていました。私も不思議に思っていました。先日、東京の各所を紹介するテレビ番組(ブラタモリ)を見ていましたら答がわかりました。東京で最も古い地下鉄、銀座線の場合、上野の近くの地上に線路があり、銀座線と接続しているのです。この地点から車両を入れることができると分かりました。また、丸の内線の場合、本郷と後楽園の間は、地中ではなくて一部高架橋の上を電車が走行しています。この場所の地上に車両を運んできてクレーン車で持ち上げれば、丸の内線を走る地下鉄車両にすることができます。
さて、都心を走る中央線ですが、新宿から東京まで踏切というものが一つもないそうです。どうしてこういうことが実現できたのでしょう。この路線はすべて江戸城の外堀の上に建設されたので、このような離れ技が出来たのです。江戸城が壮大であったことに驚くと共に、この外堀を利用して踏切のない線路を建設した先人の知恵に感嘆しました。
ここで、ふと、かつて愛唱した寮歌の一節を思いおこしました。
嗚呼、先人の血と汗の 歴史の栄(はえ)の傳へなる、、、 (1935年作)