以前、数独の正解盤面の数は約3000万と書きました。調べて見ると
イギリスのシェフィールド大学のDr. A F Javis が2006年1月にこれに関する論文を発表していました。それによると正解盤面の数は
6,670,903,752,021,072,936,960通り という22桁の整数です。
東洋流に言うと約67垓 (がい)です。垓は10の20乗を表す漢字で、万、億、兆、京、垓の順になっています。東京工業大学では、67垓のすべての盤面を出力してインデックス(番号)を付ける研究をしてネット上に公開しています。
シェフィールド大学でも東工大でも、基礎理論に基づいて、最終的にはコンピューターで正解盤面を探索するという膨大な作業をしています。東工大ではスーパーコンピューターを活用していました。
数独はパズルの一つに過ぎませんが、奥の深い内容を含んでいて世界の大学において学問上の研究テーマになっています。
正解盤面の数を実用時間内に求める研究過程で数独の本質が解明でき、かつ問題作成方法と効率的な解法の発見に役立つことになります。