山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第12日

2007-07-13 05:30:43 | くるま旅くらしの話
寒い。この季節にしては、異常な寒さである。雨は降らず、強い風ばかりが吹いて、これでは農業には被害が出るのではないか、心配だ。旅くらしの人などが寒がるなど、どうでもよくことだ。今日も終日ここに滞在することにした。寒い夏を体験することも、いい思い出になるかも知れない。風が朝から強く、寒さは昨日を上回り、セーターを着てウインドブレーカーを着て、辛うじて大丈夫という感じだ。今日は、港と市街地を見下ろす丘にあるこの公園から、下界に降りて稚内の街を歩いて散策することにした。相棒はギックリ腰気味で、車に留まるというので、一人で出かける。街までは3km近くある。近道を探して降りてゆくと、北門神社の境内に出て、意外と早く市街地に出ることができた。JR稚内駅が近くにあり、駅前にはアーケードのある小さな商店街があった。店は開いているけど、静かだ。どの店にもロシア文字が書かれていて、この街が北方の彼の国との関わりが深いことを思わせる。ロシアの人たちはともかく、ロシアという国は嫌いだ。しかし、そんなこととは無関係に、この商店街の人たちにとっては、ロシアは頼りになるお客様なのかも知れない。その商店街の食品店でキャベツとネギを買い、文房具屋で書道用半紙などを買う。それらをリュックに入れて背負い、しばらく街なかをさ迷う。カメラを片手にリュックを背負った不精白髭の爺が、街なかをうろついている姿はビューティーフルではないが、本人にはこれが楽しみなのだ。1時間ほど最北端の駅やヘェリーターミナルなどを覗き回った。広い駐車場が幾つもあって、そのどれもが多くの車で溢れているのに、人影は殆ど見受けられない。歩いているの自分一人だけ。一体、この車の持ち主たちはどこへ消えてしまったのだろう。地方に来ると、よく抱く疑問を、この街でも抱いた。街の隅々まで探索しようとするなら、自転車でないと無理なので、今日は車に戻ることにし、再び北門神社の境内の階段を登り、更に急坂を登って公園の中にある氷雪の門などのモニュメントを見て回った。終戦時からの樺太在住だったの人たちの望郷の思いが伝わって来る。悲しい思い出の記念碑が殆どだった。車に戻ると、相棒は持参した織り機で裂き織りをやっていた。昼近くになっていたので、買ってきたネギを刻み、いつものうどんを作って食す。このところ食事の調理は、圧倒的に自分が担っている。食事の後は、いつものように午睡。グータラな時間を過ごす。15時過ぎ目覚めて、運動不足の相棒に付き合って、公園のてっぺんにある、百年記念塔まで往復する。強風が吹いていて、うんざりするほどの寒い天気だった。記念塔は稚内からはどこからも目立っ存在だが、有料で結構な値段だったので中には入らなかった。塔に上がらなくても、景観を味わうのに不足はない。車に戻り、長い夜を迎える。今日の走行距離0km。歩数は19862歩。
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07北海道の旅: 第11日

2007-07-12 02:11:46 | くるま旅くらしの話
暑い所に住み暮らしておられる方には、嫌味に聞こえるのでしょうが、今日の稚内は寒く、長袖のシャツを着ていても、外へ出る時はウインドブレーカーを着ないと寒くて風邪を引きそうな天気が続いている。避暑ではなく、防寒の地という感じである。今日は終日公園の駐車場から動かず車の中で過ごす。昨日はサロベツ原野の巨大迷路を1時間以上、50km以上もさ迷った悔しさから、今日は此処を動かないつもりだったが、結果的には動けなかったというのが実態だった。一つには風の強い寒さも影響したが、何と言っても、旅の友との語らいが大きい。午前中は、先日枝幸のカニ祭りで知り合った、和歌山からの水谷さんと静岡からの杉山さんと車の中で、お茶を飲みながら歓談。それが終わってお昼の準備の前に一運動を兼ねて水を汲んで、やれやれと一息入れていたら、どこかで見かけた方が傍を通りかけられた。なんと旧知の高橋さんだった。高橋さんは埼玉県からである。やあやあ、ということで、それからは車にご夫妻にお越し頂き、楽しい歓談の時間となった。高橋さんご夫妻は今日まで十日余も天塩の河口の港で、釣り三昧の時間を過ごされ、これから猿払方面へ移動される途中に此処に寄られたとのこと。奥さんも釣りをされ、時には獲物がご主人を上回ることもあるとか。我々よりも少し歳上のくるま旅くらしの素敵な先輩である。同じ関東に住まわれているので、そこを遠く離れて出合うと、親近感はいや増す。あれこれと話が弾み、16時過ぎまで引き止めてしまった。というような訳で結構充実した1日となったのであった。今日はここまで、又明日。明日は未定。
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07北海道の旅: 第10日

2007-07-11 04:45:17 | くるま旅くらしの話
朝の2時からブログの投稿記事を書き始めて、終わったのは4時半だった。打ち込みエラーがあり、間宮林蔵の生家を伊那などと書いてしまっていた。伊那ではなく、伊奈の誤りです。失礼しました。さて、今日は此処を拠点に、サロベツ原野の原生花園を訪ね、その後豊富温泉で疲れと汚れを落として、戻って来る予定である。ゆっくり出発準備を済ませ、9時半公園を出発。稚内郊外、ノシャップ岬の灯台を右に見て、最北の日本海の彼方に、雲に包まれた利尻富士を見ながら、上下しながら真っ直ぐに続く道を走る。左側には牧場が広がり、牧草の丸い巨大な玉が無数に点在している、如何にも北海道らしい景観だ。1時間ほど走って左折して少し走るとサロベツ原野のビジターセンターがあった。車を停め、早速原生花園の散策に出かける。広大な湿原が広がっている。花は思っていたよりも少なくて、一番目立っているのは、エゾカンゾウの黄色い花だった。ニッコウキスゲと同じ仲間だが、信州の霧ヶ峰高原のその数よりはずっと少ない。それだけ生育に厳しい環境なのであろう。その他はノハナショウブの濃い紫が所々見られ、目をこらして見つかるのがアサヒランの小さな紅色の花などだけだった。野草たちの花の最盛期は過ぎてしまったのかも知れない。それでも充分に原生花園を楽しんで車に戻る。その後は、いつものうどんで昼食。食べかけた時、隣りに停まっていた車のおばさんと目が合ってしまい、目礼をしたら、そのおばさんからキヤンピングカーの中を見せて貰えないかとのオーダーを頂いてしまった。こんな時は決してお断りはしないことにしている。そのおばさんだけかと思っていたら、何とその車の中から続々と6人もの一族が来訪されて、とんだ賑やかなひと時となった。伸びたうどんも、なかなか美味かった。食事の後は1時間ほど午睡。目覚めた後、豊富温泉を目指して出発。 15分ほどで温泉の共同浴場のあるふれあいセンターへ。初めてこの温泉に入った時は驚いた。濁った泥のようなお湯にギラギラと油が浮いており、石油の臭いが溢れていたのだ。恐る恐る入ったのだが、思ったほど油も臭いにも悩まされることもなく、むしろよく温まって、疲れがとれるいい湯だった。この温泉は石油の試掘中に発見されたとか。結局石油は出ず、温泉だけが残ったようだ。この湯は最北の温泉街として売っているが、アトピーなどの皮膚障害に効能ありで、全国からの湯治客が多いようだ。久しぶりの湯だったが、以前より油の膜が薄くなっているように思えた。湯上がりのいい気分で外に出ると、青空が広がる、好い天気になっていた。日差しは暑いが、風は寒いという不思議な感覚だった。満足して温泉を後にする。この後は、稚内に戻ってゆっくりするだけ。帰路は無料の高速道があったので、それを使い終点で下りたところ、正面に雲を巻いた利尻富士の頂上が見えたのである。このまま帰るのは勿体無いと欲を出し、海岸線の道に行ってみようと、兜沼方面へ行ったのが間違いの元となった。それから50km近くも大原野の迷路を走り回って、結局は先に左折して入った、サロベツ原野入口に戻って、仕切り直して稚内に戻る始末となった。1時間以上も迷い道を走り回り、温泉の効能も吹き飛んだ感じである。やれやれ。今日の走行距離182km。ムダ走りが50km以上。
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07北海道の旅: 第9日

2007-07-10 04:14:03 | くるま旅くらしの話
猿払の朝は寒かった。気温は5℃くらいではなかろうか。長袖でもウインドブレーカーが必要で、それでも少し寒いほどだ。朝食後もゆっくりと過ごす。NHKの朝ドラを見ようと、テレビを設定したのだが全く映らない。ラジオもダメ。厳しい所だなと思った。 10時過ぎ、名残を惜しみつつ山田さんご夫妻と別れて、北に向かって出発。右手に蒼いオホーツクの海を見ながら、如何にも北海道らしい道のドライブは、快適そのものだ。30kmほどをあっという間に走って、最北端の宗谷岬に到着。景色を見る前に給水やトイレの処理など、いつもの仕事を、最北端で行う。直ぐ近くに数軒の最北端の商店街(?)があり、どの店も最北端の証明書の発行を謳っている。最北端と言うことばの響きは、ある種のもの哀しさを想い浮かべさせるようだ。最北端のモニュメントの側に、宗谷海峡の発見者間宮林蔵の像が建っていた。あの時代、此処から出発し、万難を乗り越えて快事を成し遂げた偉大な探検・冒険家だと思う。間宮林蔵は茨城県出身で、今住んでいる守谷市の隣りのつくばみらい市伊那町に生家がある。その近くにある記念館を自転車で何度か訪ねたことがある。資料を見るのと、この現地に立つのとでは、天地の差があるように思った。小さな舟で、良くぞまぁ荒海に乗り出したものだと、その志と勇気を改めて賞賛したい。最北端のガソリンスタンドで給油をする。最北端の証明書と記念品のプレゼントを頂戴した。その後は一路稚内へ。最北端のこの辺りは風が強いのか、発電風車が多い。丘の上に巨大な薄気味悪い建造物が群れている風景は、美しいとは到底思えない。電力を求める人間だけのエゴの産物のように思う。稚内の市街地に入り、少々の買い物をした後、ノシャップ岬へ行ってみる。この頃から天気は回復し、青空が多く見えるようになった。此処の海は日本海なのか、それともオホーツク海なのか?よくはわからないけど、真っ青な海と真っ白な波との対比が、北の海の厳しさを表しているようで印象的だった。写真を撮った後、昼食にしようと稚内公園内にある森林公園キャンプ場へ。初めて訪れた場所だけど、とてもいいキャンプ場だ。稚内の市街地と港湾を見下ろす丘の上にあり、周囲は背の低いエゾ松などの樹木に囲まれており、その中がフリーサイトのキャンプ場になっている。炊事場、トイレ、ゴミ箱などの設備も完備されている。最近はゴミ箱無しのキャンプ場が増えている中で、この様な施設は本当に有り難い。稚内市に深謝。我々は公園内の駐車場にお世話になる。同じようなくるま旅の人たちが10台以上停まっていた。此処は予想に反してTVが良く映るのに驚いた。丁度12時45分。今朝見損なったドラマをしっかり見ることが出来た。それにしても、電波という奴は、どのように動き回っているのだろうか。得体の知れない奴だ。今夜は此処にお世話になることにして碇(?)を降ろす。昼食の後は午睡をしたりして、のんびりと過ごす。その流れは、夜になっても同じ。今日はここまで。本日の走行距離は74km。
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07北海道の旅: 第8日

2007-07-09 07:46:48 | くるま旅くらしの話
昨日とは打って変わった曇り空で、オホーツク海からの風は冷たく、寒い朝を迎える。日の出を見るなどとんでもない話だ。相棒のがっかりは止まることなし。カニ祭りは、大盛況で、会場は早朝から鉄砲汁やカニを買い求める人で賑わっていた。相棒も早めに出掛けて行って、毛ガニをゲットしてきたようだ。自分はカニには全く関心なし。午前中はカニの早食い競争などのゲームが行われ、午後は三田明の歌謡ショーがメインイベントらしい。相棒などは三田明の今の顔が見たいなどと期待しているようだ。いずれもあまり関心が無いのでこちらはヒマ。歩きが少なくので、枝幸の市街地まで買い物に行くことにした。往復6kmほど1時間くらいかかった。丁度いい距離だ。会場には千人を超える人がいるけど、祭りの最中にわざわざ街中まで歩いて買い物をするような奴は一人もいないようだ。自分はやっぱり偏屈爺なのだろう。しかし、喧騒を離れての平静の枝幸の大地を歩くのは、楽しい。少し汗を掻いて戻って、満足。12時を過ぎていた。お昼は、買ってきたうどんを食す。沸騰した湯にうどんを入れ、再沸騰するほど温めて、うどんを丼に入れ、冷凍して持参した刻みネギをたっぷり振り掛け、それに茹で汁を適当に注ぎ、最後に角館で買った、あまだれを注いで完成。簡単だけど、素朴なうどんの味が生きていて、好きな食べ物の一つになっている。もちろん、作るのは自分の方。 13時からの歌謡ショーは1時間以上続いて、還暦を過ぎた三田さんは、サービス精神旺盛だ。相棒は結局ショーが終わるまで戻って来なかった。三田さんは若い頃よりも、数段歌か上手くなられたようだった。(失礼)時間を掛けて磨いた歌は、人生の味が自ずと滲み出すのだろう。 14時過ぎ猿払村の道の駅に向け出発。クッチヤロ湖のキャンプ場に行きたかったのだが、祭りで混んでいるので断念する。今夜は、昨日に続いて徳島からの山田さんご夫妻とご一緒することにしている。右手にオホーツクの青い海を見ながら、北海道らしい道を1時間ほど走って到着。買い物をされるという山田さんたちは、少し遅れて到着。夕食の準備をした後、直ぐ側にある、さるふつ温泉へ。小さいけど温泉らしい雰囲気のある、いい湯だ。今夜は山田さんの車にご招待に与り楽しい歓談のひと時を過ごす。この歓談のひと時こそがくるま旅の醍醐味なのだ。時には旅に来れない仲間の話となり、たちまち電話をかけることになる。今はそのようなことが出来て嬉しい。今夜は急遽福島県在住の伊東さんに電話登場頂いて、3家族・6人での楽しいひと時を過ごすことができ、最高だった。
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07北海道の旅: 第7日

2007-07-08 07:40:20 | くるま旅くらしの話
今日は移動せず、終日キャンプ場で過ごす。昨日の大失態を反省し、アルコールは要注意。加齢の力は疑いもなく体力をマイナス化し、そのスピードを早めているのを改めて実感した。今日、明日は枝幸町のカニ祭りで今日はその前夜祭である。オープニングは17時からだが、午前中には準備はほぼ出来上がって、スピーカーから演歌などが流れていた。鉄砲汁の販売なども始まった。広いウスタイベ千畳岩キャンプ場は、いつの間にかたくさんの車で溢れ、午後4時頃には入場はストップとなったようだった。キャンピングカーは200台を超え、ワンボックスカーや乗用車も500台を超えて、至る所にテントの花が咲いていた。4年前よりもその数は多くなっていた。しかし、カニの方は豊漁とは言えないようで、数も少なく値段も高い感じがした。ロシアの海産物規制の影響などがあるのかも知れない。自分は、カニには殆ど興味・関心はなく、此処へ来るのは出会いがあるからだ。車とテントの人混みの中を歩きながら、数人の懐かしい顔に再会し、暫しの歓談に時を忘れる。今日は天気も良く、海も穏やかで、オホーツク海からの風は、日陰に入ると寒いくらいだ。歩き疲れた後は日向に椅子を出して居眠りを楽しむ。いい時間である。夕食は我が家(車)の中で、山田さんご夫妻と一緒に、歓談のひと時を過ごす。山田さんは四国の徳島からやって来られた旅で知り合った大切な友。先日余市ではゆっくりできなかったので、今日はそれを取り戻すほどに話が弾んだ。会場の方でよさこいソーラン踊りが始まるとかで、ご婦人たちは出掛けて行った。しばらく男同士の話が弾む。20時半、花火が始まり戻った皆と打ち上げられる花火を見て、今日は終わった。夜半から天気は悪くなりだし、岩に砕ける波音が一段と高くなりだした。
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07北海道の旅: 第6日

2007-07-07 05:06:45 | くるま旅くらしの話
美深の朝は、やはり涼しさを通り越している。北国なのだ。早朝広い美深アイランドの中を1時間ほど散策する。施設の中には、キャンプ場の他にスタンド付き球場、温泉・宿泊施設、パークゴルフ場、遊戯施設などがあるが、なんと言っても一番は、天塩川の水を巧みに取り込んだ、カヌーなどのボート場だろう。近くを流れる天塩川には、カヌーのための寄港・休憩施設もあり、力を入れているのがわかる。しかしカヌーに乗っている人を見るのは、めったにない。キャンプ場はオートとフリーサイトとあるが、いつも賑わっているのはフリーサイトだけだ。隣接する遠くの牧場から風に乗って流れてくる牛の匂いをかぎながら、車に戻る。さて、今日はオホーツク海側にある枝幸町でのカニ祭り会場に届く日である。4年ぶりの訪問である。この祭りの魅力は、カニよりもたくさんの人との出逢いにある。今年はどんな出逢いが待っているか楽しみだ。9時少し前出発。1時間ほどで到着。会場はウスタイベ千畳岩と呼ばれる海に突き出した丘にあるキャンプ場に隣接して作られる。まだ設営準備中だった。しかしキャンピングカー初め、旅の車は既に100台近く停まっていた。いつもの位置に車を停める。名古屋近くに住まいの金子さん夫妻は数日前からの滞在とか。我々を嬉しく迎えてくださった。又同郷茨城県は水戸在住の中山さん夫妻も来ておられ、笑顔で再会を喜びあった。明日にはもっとたくさんの懐かしい顔を見ることができるに違いない。さあ、その後は大変なことになった。赤飯を炊いたからという中山さんのお昼に呼ばれて、いそいそと出掛けたのだか、あまりに調子に乗り過ぎて、昼間から大酒を食らって、とうとう前後不覚となり果てる。夜中に目覚めるまで太平楽の世界に居たようだ。なんとも面目なし。今日の走行距離は73km。
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07北海道の旅: 第5日

2007-07-06 04:27:44 | くるま旅くらしの話
昨日の夜は、睡眠超過と不足がない混ざって、厄介だった。早朝このブログ投稿を書いていたら、窓をコンコンと叩く人あり、なに?と振り返ったら、何と四国は徳島の山田さんの奥さんだった。イヤーびっくりした。昨夜遅く小樽港に着いて、ここの道の駅に泊まらりたとのこと。山田さんも大切な旅の知人。嬉しい!しばらく歓談。朝食の後、再会を約して、出発。まずは小樽のこれ叉旅の大切な知人、工藤さん宅を訪ねることにして出発。天気は曇りだけど雨の心配なし。30分ほどで到着。工藤さんご夫妻は身体に障害を持っておられるが、その生きるバイタリテイは感動的で、特に北の大地の大自然に取り組む姿勢には共感を覚えること限り無し。今日は専ら大自然の話を外れて介護の話題となった。人生の奥行きは深い。工藤さん宅におさらばした後は、ひたすら北上を続ける。ノンストップで3時間走って道の駅:深川に到着。深川米は北海道のブランド米の一つでもある。ここのおにぎりはなかなかの美味。これで昼食は満足裡に終わり、直ぐ出発。再びノンストップで、旭川、士別を通過し、名寄のスーパーで買い物をして、今日の宿泊予定の美深アイランドキャンプに着いたのは、18時少し前だった。今日は300kmも走っていないのに、何だか疲れた感じがする。早めに就寝。走行距離292km。
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07北海道の旅: 第4日

2007-07-05 06:51:27 | くるま旅くらしの話
今日の真狩村の朝は、雲多く羊蹄山の上半分は雲の中。近くには広大なジャガイモ畑が広がり、紫の花が満開近くになっている。一畝の長さが200mを超えているのではないだろうか、畝の先は見えず、丘の向こうまで続いている。2kmほど離れた郵便局まで往復して、早朝散歩を楽しみ。北の大地の味わいを満喫する。 NHKの朝ドラを見た後出発。今日は余市泊まりの予定。午後に知人と合うことにしている。先ずは真狩湧水を汲むことにして水汲み場へ。いつも寄る所である。羊蹄山の伏流水は、京極町の噴き出し公園が有名だが、真狩も名水だ。こちらの方が水は汲み易い。今日は空いていてよかった。車の水タンクを満タンにし、飲料水水も補給して出発。少し走って、ニセコの道の駅に寄り、野菜などを買う。今日は新鮮な物が籠に溢れていた。昨日食べた黒3号という名のキュウリが美味かったので、余分にゲットする。新しく開発された品種らしく、キュウリの美味さを満載している。その後はひたすら北上。余市手前の仁木町で、さくらんぼを買う為に果樹園に立ち寄る。今年は北海道に来れないという、森さんご夫妻に少しばかりさくらんぼを送った。森さんご夫妻は石川県金沢市近くにお住まいのくるま旅の大先達であり、私たちが尊敬してやまない方なのだが、さくらんぼがご縁で知り合ったのである。今年はお母さんの体調不良で、旅は自重され、北海道でお会い出来ず寂しくも残念至極である。一日も早く痛みが取れて本復されますように。余市の道の駅に車を置き、近くにある柿崎商店へ昼食へ。ここは旅の人達には嬉しい店。魚や野菜が安く買えるだけでなく、二階には美味くて安い食堂がある。千円以内で、ホッケ焼き魚定食二人分とイカの刺身が食べられるなんて、今どきどこにも無いだろう。食事の後は、道の駅に隣接するニッカウイスキーの工場へ。ウイスキー工場は静かでいい雰囲気だ。ゆっくり構内を歩いた後、少々ウイスキーなども買って車に戻る。しばらく午睡。3時半頃、渡邉さんご夫妻が到着。渡邉さんご夫妻も旅で知り会った大切な知人。函館から名古屋に転勤になり、今年は再び小樽に転勤という忙しさである。5時過ぎまで、2年分の旧交を温めるべく歓談。旅の出会いの友との話は楽しい。渡邉さんご夫妻が帰られた後は、もう寝るだけ。相棒が何をしていたかは不覚である。しかし、夜は9時半に目覚めてしまって、長かった。今日の走行距離は66km。
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07北海道の旅: 第3日

2007-07-04 05:18:31 | くるま旅くらしの話
今日は北海道へ上陸する日。4時20分出発。かなりの霧の中を大間に向かって走る。景色は何も見えない。5時40分到着。出航出来ないほどの視界ではなく、切符も買うことができた。乗船する車は30台ほどで少ない。6時30分出航。いよいよ北海道だ。今年はどんな出会いが待つているのか、フェリーの中は、大きな期待と少しばかりの不安が膨らむ時間だ。 1時間ほど経って、ようやく霧が晴れだし視界が良くなってきた。しばらくすると函館山が見えて来た。いよいよだ。予定時刻より少し遅れて、8時20分函館上陸。此処は霧はなく、曇天。涼しい。まだ夏になっていないのは確かだ。まずは函館郊外恵山在住の渡辺さんに上陸の挨拶に向かう。函館は駅周辺は車が混んでいるか、今の時間帯はそれほどでもなく、郊外のドライブはまことに快適だ。 9時半、恵山の道の駅到着。早速お宅にお邪魔して、1年ぶりの再会の挨拶を交わす。渡辺さんは旅で出会った大切な知人。1時間ほど歓談させて頂く。不在だった奥さんも戻られ、お会いできてよかった。再会を約して、北上を続ける。恵山からは、海側の道を森町でR5に出るまで70km強を走る。道はいいけど遠い。眠くなってきて、途中砂原の道の駅で20分ほど仮眠。これで大丈夫。その後はR5をひたすら北上する。途中八雲町で給油。長万部で蟹飯を買って、これは相棒専用。自分は甲殻類やイカ・タコなどの軟体動物は食べるのを禁じられている。うまそうに食べているのを横に見ながら、呪いをかけている内に道の駅:黒松内に到着。此処で大休止。亡き恩師の奥様に便りを書く。まもなく1年目の命日なのだ。渡辺さんから頂戴した稲荷寿司を頬ばって、蟹飯の恨みを晴らす。うめ~。今日の宿は、真狩温泉にすることに決めて出発。途中ニセコの道の駅に寄ったが、めぼしいものは無かった。真狩温泉到着は17時少し前。この村は何と言っても偉大なる演歌歌手細川たかしの出身地で有名だ。彼に関する幾つかのモニュメントが村の中に作られている。ユリの栽培やジャガイモの生産などでも名が知れている。入浴はなんと3日ぶりなのだ。真狩温泉は晴れていれば、眼前に羊蹄山を眺望できる、泉質も優れたいい温泉である。3日分の疲れと汚れを洗い流して、車に戻って、一杯やって今日は終わり。本日の走行距離は335km。出発してから早くも千キロを超えた。やれやれ。
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