山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

07北海道の旅: 第29日

2007-07-30 06:34:50 | くるま旅くらしの話
釧路には珍しい快晴の朝だった。この地区特有の牛糞堆肥の香りも昨日の豪雨が洗い流して、今朝は深呼吸しても爽快だ。今日は釧路の和商市場で買い物をした後、釧路湿原を散策し、その後別海のふれあいの森キャンプ場に向かう予定である。先ずは和商市場に行き、目当ての魚などを買う。今日は日曜日なので休みの店もあり、市場の活気はイマイチだった。いつもの店は開いていたので、買い物に支障なし。今回はスモークの用具を持参したので、それ用にと、ホッケやサバなどの干物などをゲットした。その後給油を済ませ、雑用品の買い物をし、鶴居村の釧路湿原に向かおうとしたら、相棒が捻挫し損なった足が厳しいので4キロも歩くのは出来ないかも知れないと言う。それならば何も遠回りして別海に行くこともなかろうと考え、急遽予定を変えR44にて厚岸方面に向かい、久しぶりに霧多布湿原経由で行くことにする。今日も変心の1日となりそうだ。 R44を走るのは久しぶりだ。毎年別海には必ず行くのだが、この道は殆ど通らない。厚岸の道の駅で昼食休憩。その前にJR厚岸駅に寄って買ったカキの駅弁を頬ばる。美味なり。厚岸からは道道に入り、霧多布方面へ。あやめが原の駐車場に車を入れ、しばし原生花園を散策する。ヒオウギアヤメの開花期は終わっていたけど、チシマフウロ、ウツボグサ、シオガマギク、クサフジ、オトギリソウなどの野草たちが、草原を彩っていた。ここから見る断崖絶壁の海の景観は、写真では表現出来ない広大さだった。琵琶瀬展望台という所にも寄ったが、ここは前方に太平洋、後方に霧多布湿原全体を見渡せる素晴らしさ展望スポットだった。その後、霧多布湿原センターへ。その途中ノハナショウブの咲き群れる場所を通り、写真を撮るためにしばらく停車。相棒はなかなか戻らない。湿原センターに着いた時は、15時を過ぎていた。16時迄には別海のキャンプ場に入ろうと考えていたが、これでは無理。相棒が今日でなくともいいのではというので、それもそうだなと同意し、今夜は根室の道の駅に泊まることにする。又また変心。湿原センターには霧多布湿原に関する野鳥や野草などの資料が展示されており、勉強になった。その後は、此の地の景観展望の締め括りに、霧多布岬へ。北海道の北の大地の最果ての地に辿り着いたという雰囲気のある場所だ。赤い壁の小さな灯台の写真を何枚かカメラに収めた。根室に向かうべく走り始めたのたが、丘の上に霧多布温泉ゆうゆというのがあり、露天風呂から湿原を眺めながらの入浴が楽しめるのではないかと考え、入って行くことにする。1時間ほど温泉を楽しむ。車に戻って相棒の帰りを待ったのたが、なかなか戻らない。その内、ドアをノックする音あり、出てみると、温泉の勤務の方で、相棒が気分が悪くなって横になっているので、もう少ししたら戻るとの話だった。びっくりするやら恐縮するやら、せっかくの温泉もその効果は半減してしまった。多少旅の疲れが出て、湯あたりでもしたのかも知れない。こんな時は直ぐに飛んでなど行かないことにしている。やがてしばらくして戻って来た。大したことは無かったらしい。とんだ予定外の騒動だった。その後は、ひたすら根室の道の駅:スワン44根室迄走って、18時30分到着。風呂上がりの気分は吹き飛んで、此の地の外気の寒さが押し寄せて来た。早々に夕食を済ませ寝床へ。明日こそ別海入りするぞ。今日の走行距離は204km。
コメント
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