こんなに爽快な秋の青空が広がっているというのに、間もなくとんでもない勢力の台風が襲来するという。信じられない気持で昨日はいたのだが、今日になって空を見ると信じざるを得ない空の様相となって来ている。旅の計画を立てながら、もしかしたら台風なんて奴が来ることにならなければいいがと、ちらっと思ったりしたのだが、それが本当のことになってしまった。昨年の台風21号並の勢力規模で、どうやら今年は関東のこの地辺りを狙っているらしい。
昨年は北海道の旅の中にあって、羊蹄山の麓で21号を避けて、旅車の中でじっとしていたのだが、夜中の強風は半端ではなかった。近くの倶知安町では、風速40mの風が吹いたとニュースが伝えていたのを思い出す。台風が去ってその翌日だったか、今度は胆振東部大地震が発生して、厚真町や安平町などが大被害を蒙り、ブラックアウトというとんでもない体験をしたのを思い出す。
このところの大自然の機嫌は最悪に向かっているようで、様々な局面で過去の悪さのレベルを引き上げようとしているかの如くである。不気味である。台風と一緒に大地震が起こるかも知れず、それが起こらぬという保証は何もないのである。もしかしたら、異常に低い気圧が地震の引き金となるやも知れず、大自然の心情は計り知れないものがある。
今年初めての短い旅を計画して、少しずつ準備を進めて来ていたのだが、この台風襲来の予報がだんだんと厳しくなりだしたのを聞いている内に、迷いと不安が膨らんで来て、最後に、やはりこういう時には旅に出かけるべきではないと決断した。本当は今日(10/11)が出発の日なのだが、旅先の能登の入口に着いた頃に台風がやって来ることになるので、そこでは何とか凌げるとしても、家の方がどうなっているのかが心配になるのは必定なので、のんびり旅などしている気分になれないに違いない。そのようなことを考えると、これはもう中止するしかない。
おとなしく今まで通り、自治会中心の暮らしに従っていろという天の指令なのかもしれない。そう思うことにした。今日は何よりも家周辺の台風対策を講じなければならない。倅の家族と同じ屋根の下に住んでいるのだが、倅一家は仕事や子供たちの世話で忙しいから、台風への備えをする時間もロクに無いという現実がある。こんな時にジジババはのんびり旅に出ているなどということになれば、益々信用失墜となるのは確実となる。だからもうジタバタするのは止めて、何よりも風対策を講じなければならない。
それにしても千葉県南部の皆さんは、気が気ではなかろうと思う。まだ前回台風の傷も癒えぬ内に、もしかしたら前回以上の悪意を秘めた奴が、その傷を掻きまわしに来るというのだから、何とも始末の悪い手に負えない事件だ。少しでもいいから勢いがズレる方向へ向かって欲しいと願うばかりである。そして、この地を直撃することになっても、電柱などをへし折るような悪さはしないで貰いたいと祈るばかりである。
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