今日から3日間、福島県三春町の滝桜やその娘の地蔵桜などの見物に出かけます。既に満開となっており、もう散り始めているかもしれません。今日は喜連川の露天風呂に浸かって、古希肩(?)の不愉快な痛みを鎮め、明日とあさってが桜見物です。ブログは休むつもりですが、気が向いたら携帯電話で投稿することにします。桜見物の記事は、戻ってから載せようと考えています。
いよいよ春の旅の季節となりました。来週からは、東北は山形県の置賜地方(南部米沢市を中心とするエリアですが、桜は長井市付近に名木が多い)の桜を見てから日本海側に出て北陸を南下し、琵琶湖の湖西、マキノ町(高島市)で開かれるHMCCの大会に参加し、そのあと南紀経由で東海道を下って(いまは上って、となるのかな?)藤枝に寄って家内の母を拾って帰宅する予定です。約半月の行程です。この季節は何時もは東北の春を訪ねるのですが、今年は久しぶりに逆方向への旅の予定となりました。
今日の野の花は、ハハコグサです。ハハコグサというのは、母子草と書くようです。この花がどうしてハハコグサと呼ばれるようになったのかは解りませんが、一説では草全体が薄い綿毛のようなものでけばだっているので、ほおけだって(=けばだっているの意)いる草という発音が転訛して、ははこくさとなったとか。
この花は春の七草の中で、オギョウ(御形)と呼ばれているのをご存知でしょうか。食べても決して旨いとは思えません。冬の間も頑張って元気にしているのを見かけますから、七草の中に選ばれたのでしょう。
ハハコグサの花言葉には、「いつも想う」とありました。母が子を想う心情を表わしているのかも知れません。道路の脇や庭の隅などの、どこにでも見かける、気にもならない雑草ですが、春になって黄色の仁丹粒のような花を見ると、この花に亡き母の優しさを思い出します。
余談ですが、チチコグサ(父子草)というのもあります。これはハハコグサと比べて格段に地味な存在で、カメラを向ける気も起こらないほどです。父と子の関係は、ま、そのようなものかも知れません。
近くの道端の草むらにあったハハコグサの一株。いつもは色あせた感じで疲れ切って咲いているのが多いのですが、今頃の花には、春を喜ぶ若さが輝いているようです。
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