山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

'11北海道くるま旅( 第9日)

2011-06-21 05:12:04 | その他
《今日の予定》
道の駅:壮瞥→(室蘭市経由)→虎杖浜温泉→道の駅:サーモンパーク千歳→道の駅:マオイの丘公園(泊)


《昨日のレポート》
今日は北海道に渡る日だ。13日に家を出てから8日目である。短い時間だったけど中身は充実していた。時々行程を変更したが、突然の変更はくるま旅の常道であり特権だ。でも今回は今のところ割と真面目に計画行程を守ってきていると思う。大間の朝は少し雲が多かったけど、まずまずの天気だった。5時過ぎ車をフェリー乗り場迄移動させる。フェリー乗り場には既に何台かが並んでいた。トラックレーンは我々が一番のりだった。窓口が開くまでにお湯を沸かし、お茶など淹れて朝食を終える。6時過ぎ自動チェックイン機で手続きを済ます。出航は7時10分なのでそれまで岸壁などを散策した。20分前から乗船開始。いつもトップの乗船なので、今日もそうかなと思っていたら、なんと最後から2番目だった。残念。
函館迄は1時間40分の航路である。これからの大ざっぱな行程を考えようと、地図を眺めている内にたちまち函館山が近づいて来た。予定通りの時刻に到着。
今日はこれから市内の知人宅と郊外恵山の知人宅に挨拶に参上した後、東大沼のキャンプ場でゆっくりすることにしているのだが、もう少し先まで行っても良いのではないかと、心が揺れ動いている。
先ずは榎本町の知人宅へ。今日は奥さんが不在と聞いているので、ご主人のご尊顔を拝した後直ぐに発たせて頂くことにしている。直ぐに到着。一年振りにお元気な姿を見て安心する。
その後は恵山に向かってひたすら走り続けて、10じ少し過ぎ到着。こちらはアポなしの突然のお邪魔だったので、会えるかなと心配だったが、奥さんがご在宅でラッキーだった。ご主人は健康づくりの一環として、最近パークゴルフに力を入れているとかで不在だった。お二人ともお元気な様子で何よりのことである。少しおしゃべりの後、森町方面に向かって出発する。知人宅での時間が少なくて済んだので、東大沼キャンプへ行くのは止め、真狩村まで足をのばすことにした。途中、相棒がムズムズ怪しげな動きをし始めた。あまり調子が良くないらしい。今朝は5時前に起こされ、フェリー乗船以降座り続けてばかりいたので、腰の調子がおかしいという。とにかく今は我慢して貰うしかない。森町までは70kmほどあり、その後は神経を使う運転となった。ようやく森町に着いて、それでも駅に寄り名物のイカ飯弁当を買う。近くの道の駅迄行き、ここで昼食大休憩。相棒は直ぐに寝床に横たわり、間もなく寝入ってしまったようだった。こんな時にはそっとして置くに限る

こちとらは早速イカ飯に手を出して声を出さずにうめぇ~、という。今日のイカ飯はまあまあだった。この頃は当たり外れが大きいことがある。
今日の泊まりを真狩温泉に入るのを前提に考えたのだが、もしかしたら休みなのかもしれないと気になり、調べてみたらやはり月曜は定休日だった。さてどうするかと思いながら、気分転換に車を出て、近くの公園の中をしばらく散策する。1時間ほどして相棒がようやく起きだした。少し回復したようだった。真狩温泉の話をすると、今日はこの体調ではとこの温泉にも入りたくないという。それならば真狩の方に行くのは止め、噴火湾沿いの道を洞爺湖町まで行って、壮瞥町の道の駅で泊まることにしようと、再度の変更となった。壮瞥町には昨年お世話になった方がおり、明日お礼に参上したいと元々考えていたので好都合なのだ。
相棒の昼食が済み一息入れた後出発。
八雲町で給油の後、途中の道の駅などに寄りながら、壮瞥の道の駅に着いたのは17時少し前だった。まだ日は高い。産直品売り場を覗くと巨大なウドと葉ワサビが目についた。ワサビの方を買う。醤油漬けを作るつもり。
この売り場で去年も黒餅トウキビに感動して、その生産者の方に種を分けて頂けないかとお願いしたのだった。秋の半ばになる頃種と一緒にジャガイモやカボチャが送られて来た時は本当に嬉しかったし、感激した。その種は今スクスクと畑で育っている。旅に出てしまったので、後の面倒は信頼する知人にお願いしてある。その代わり実ったら存分に食べて頂くことにしている。自分が帰る頃には完食となっているに違いない。
ま、その様なことは措くとして、明日はその黒餅トウキビの種を送って頂いた前川農園の前川さんを訪ねて、是非ともお礼を申し上げたいと思っている。その様なことを考えながら売り場を眺めていると、いつの間にか相棒が店の方と話をしており、それがどうやら前川さんのことらしい。行ってみると、何とその店員の方が前川さんに電話をされて連絡をとってくれているとのこと。突然の急展開に驚くばかりである。その結果、これからご主人が道の駅までお出でになるとのこと。驚くやら嬉しいやら。実はご主人とは初対面なのだ。奥さんには昨年声をかけて、いろいろご面倒をお願いしてしまっている。やがて間もなく軽トラでご主人がやって来られた。店員さんの紹介を受ける前に、もう挨拶を交わしていたのだった。前川さんは私より1年先輩の同世代の方だった。現在奥さんが膝を悪くされ2カ月以上入院されて、今日はリハビリに行っておられるとお聞きし、びっくりした。農作業の厳しさは自分も多少知っているつもりでいる。亡き母も腰や膝の故障では散々苦労して
いたのを思いだす。特に女性は目に見えにくい細かなご苦労が多いのだと思う。やがてその奥さんも病院からの帰りに道の駅に寄って下さり、4人でしばしの歓談となった。地元の方と知り合えて本当に良かったと思った。何よりも前川ご夫妻のお人柄に尊敬の念を抱いたのだった。立ち話で申しわけなさで一杯だったけど、次に会う時は車の中ででも、ゆっくりお話を伺いたいと思っている。夕暮れ時で少し慌ただしかったけどとても嬉しい時間だった。前川さんご夫妻、本当にありがとうございました。
良い出会いの後は、良い眠りに恵まれるのは、これはもう決まっていることです。
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