山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

06年 北陸・中四国晩秋の旅(第11日)その2

2008-11-24 04:08:03 | くるま旅くらしの話

車に戻って一息入れていると雨が降り出した。少し島の様子も見てみようと、大三島橋の方へ行って見ることにした。御滴(みたらし)の水という井戸があるというので、そこを覗いてみたが、浜の波打ち際にある横堀の井戸で、珍しい。しかし今は歴史の残骸を留めるだけだった。その昔は、島での水は貴重なものだったろうから、この井戸は多くの人を救ったに違いない。

   

みたらしの水。丸い鉄製の蓋が置いてあったが、中を覗いても水は見当たらなかった。横堀の井戸というからこれは入口に過ぎないのかも知れない。

しばらくするとかなりの雨降りになって、あわよくば釣りをしようと考えていた願望は完全に打ち砕かれた。やむなく今夜の夜の夕食のおかずの、おでんの下準備をする。といってもこれは邦子どのの仕事で、拓の方は、寝床の中で午睡を貪(むさぼ)る。

目覚めて、今日は島の反対側にある大三島町の道の駅「しまなみの駅御島」に泊ることにして、その近くにある塩湯温泉、「マーレグラッシア」というのに行くことにする。雨はかなりの本降りで、こんな時は温泉に浸ってゆっくりするのが一番だ。途中道の駅に寄ってみたが、駐車場には殆ど車は見られなかった。塩湯温泉というのは、よく分からないけど、伯方(はかた)の塩を作っている会社が関係しているらしい。伯方の塩といえば自然と隣の伯方島で作られていると考えるのだが、そうではなくてどうやらこの大三島で作られているらしい。塩が身体にどの様にいいのかはさっぱり分からないが、この温泉施設は人気があるようで、かなりの人が入りに来ていた。1時間半ほど温泉を楽しんだ後は、道の駅に戻る。この道の駅の直ぐそばには大山祇(おおやまずみ)神社がある。明日はそこに参拝することにしよう。

      

 塩湯温泉の案内板。思ったほど塩辛いというものではなかった。程よく温まって、いい湯だった。

久しぶりにおでんをつつきながら、一杯やって、夕食の時を過ごす。相棒が一杯やれるというのはありがたいことだ。時には邦子どののほうが先に一杯やりだす時があるが、もし酒に無縁の相棒だったらこのような旅くらしは無理かも知れないなと思った。(しかし、あまりこれを強調すると、相棒が付け上がるので危険でもある)

   

旅の食卓。右上は、今日の歩きで瀬戸田PAの売店でてに入れたデンファレのランの花。食事の方はこの後おでん鍋をつついで一杯やる。

雨がかなり強くなり出したようで、天井を叩く音がうるさい。今日は何だか中途半端な一日となった感じがするが、それでも多々羅大橋往復はよかった。明日天気が良ければもう一度チャレンジして見たい。

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