山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘14年 北陸・関西・中四国への旅 レポート <第25回>

2014-12-03 03:00:15 | くるま旅くらしの話

【今日(12/3)の予定】 

道の駅:宇陀路大宇陀 → 未定(天気により判断する)

【昨日(12月2日:火)のレポート】  天気:曇り時々晴れ後時雨  走行118km

<行程>

道の駅:愛東マーガレットステーション →(R307・R1)→ 道の駅:あいの土山 →(R1)→ 道の駅:関宿 →(R1・R25)→ 道の駅:いが →(R25・R369)→ みはる温泉 →(R370他)→ 道の駅:宇陀路大宇陀(奈良県宇陀市)(泊)

<レポート>

 昨夜は強風が次第に勢いを増して相当な音となったが、それよりも近くを走る高速道の車の音の方が耳について、それが逆に打ち消しの相乗効果となって、眠りは騒音を気にしなくなったようだった。朝起きたときも風は収まらなかったが、雨のムードはすっかり消えて青空が広がりつつあった。しかし、風は厳しい冷えを込めた鋭さがあって、寒さは相当のものだった。朝買い物をしてから出発しようと構内の売店を覗こうとしたら、何と今日は定休日だった。残念、この道の駅はなかなか優れた地産物が多いのである。

 今日は昨日の天気の脅しの延長線にあり、更に南の方に移動して、より安全を確保したいと考えている。東近江市というのはなじみの薄い市名なのだが、近江商人の故郷の八日市といえば直ぐに思い当たる場所である。ここから奈良の方へどの道を行くかしばし迷ったが、考えた結果R1に出て、重伝建のある関宿を訪ねることにした。関宿は昨年も訪ねているのだが、宿場町としては昔がかなり正確に残っている印象を受けて感動したのだった。それを思い起こして、もう一度訪ねたいと思ったのである。

 R307からR1に入り、少し走ると道の駅:あいの土山がある。ここでお茶を買いたいと相棒が言うので、立ち寄ったのだが、ここの売店も又定休日だった。火曜日定休というのは結構多いのだなと思った。諦めて関宿に向かう。峠を越えて坂を下ると、直ぐに道の駅:関宿があった。ここに車を置き、早速重伝建の宿場町エリアの散策に出発する。ここは昨年も来ているので、道に迷うことはない。400mほど歩くと宿場の街道に出る。この宿場はかなりの長さで、1.5kmほどあるのだろうか。細い街道沿いに宿場町が見事に構成されている。前回はその半分ほどしか見なかったので、今日は全部見ようと思った。この街道は東西の追分に別れていて、先ずは東の追分の方へ。追分の入口まで行くと鳥居があった。この鳥居は、伊勢神宮への別街道の分岐点で、神宮の式年遷宮の際の古い鳥居を移築するのが習わしになっているとのこと。そこまで行ってから、引き返して今度は西の追分の入口まで歩いてみた。今の時代まで、街道の両側にこれほどたくさんの昔の形をした町が残っているのは奇跡的だなと思った。音がしないとその昔にタイムスリップしたような感覚にとらわれるんのだが、残念ながら現実に生きている町にはひっきりなしに車が往来するので、そのような気分はあっという間に分断されてしまう。20分ほど歩いて西追分の入口まで行き引き返した。途中で相棒に出遭い、街道の中にあった伊勢茶を商う店でお茶を買い、道の駅に引き返した。

   

関宿、東追分の入り口の鳥居。ここが伊勢別街道の分岐点で、伊勢神宮とは深い係わりのある場所となるとのこと。

   

関宿の町並みの様子。このような建物が街道沿いに1.5kmも並んでいる宿場町は、ここしかないように思う。奈良井も馬篭もこれほどの規模では残っていない。

   

西追分の入口付近の景観。京都の方から来た旅人は、これからこの長い宿場町の街道をゆくことになる。

 道の駅で昼食を済ませた後、奈良方面に向けて出発する。R25の名阪国道は自動車専用道路なので、高速道を走るのと同じ感覚である。しかし、そこに入った途端、大渋滞だった。事故やら故障やら工事の規制などが絡まって、しばらくの間ノロノロ運転が続いた。ようやく渋滞が解消して、道の駅:いがに着いたのは13時半近くだった。車の外に出ると風の吹く厳しい寒さが襲ってきた。晴れているのに、この寒さは少し異常である。直ぐに車に戻り発進する。どうするかしばらく迷った後、風呂に入ることにして、道の駅:針TRSか宇陀路大宇陀の方に行って見ることにした。少し走って、休憩場所があったのでそこに車を止め、再度ネットで温泉などを調べることにした。大宇陀のあきのの湯が良いのだけど、料金が800円と高くて気にいらない。それから針TRSの湯は賑やか過ぎてあまり好みの場所ではない。それで調べていたら、みはるの湯というのが宇陀市の榛原という所にあるという。料金も520円とリーズナブルのようなので、そこに行くことにした。ざっと、こんな具合で行く先を決め、温泉に入る。思ったよりもいい湯だった。その後も宿に決め方といえば、道の駅:室生にするかそれとも道の駅:宇陀路大宇陀にするか迷った結果、近い方をナビで調べたら大宇陀の方が200m近かったので、結局今夜の泊りは大宇陀の道の駅となった次第。

 16時半、大宇陀の道の駅に到着する。寒い!時雨空から雪がちらほら舞い降りて来ている。まさか積もるほどにはならないとは思うけど、風もかなりあって、体感温度は零度以下である。大急ぎで防寒体制を整え、TVの設定などをして夜を迎える準備をする。その後は、何時もの通り。

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