山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

旅の料理2:肉なし肉じゃが

2007-02-19 07:19:09 | くるま旅くらしの話

これ又、料理ともいえない料理なのですが、特に旅の間に、同じ場所に滞在する時につくることが多いメニューの一つに、このへんてこりんな名前のものがあります。今回はこれを紹介します。

旅の間の食事は、手間ひまをかけずにそのまま生で食べたり、炒めたり茹でたりして食べることが多くなりますが、その中で、どうしても煮物類が少なくなる傾向があります。

肉じゃがは、或る嗜好統計データによると、大人の男性が食べたいと欲する料理の中で5本の指に入るメニューだそうですが、私も昔から大好きです。何といってもジャガイモ人間ですから、これが入っているものなら、否の応のは無いのです。肉じゃがの命は、ジャガイモよりも肉の方にあるのだと思いますが、糖尿病で菜食主義を採らざるを得ない私としては、本物の肉じゃがを食べることは控え目にしなければなりません。

それで考え付いたのが、肉を使わない、ジャガイモとニンジンと玉ねぎだけの煮物でした。こんにゃくなどは気が向いたら入れますが、基本はこの3つの食材を用います。本物の肉ジャガのレベルには遠く及ばないのは当然ですが、それでもある種の肉じゃがの感覚は味わえるように思っています。

つくり方は極めて簡単で、使用する鍋の大きさに合わせ、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを大体等分に用意し、ジャガイモとニンジンは皮を剥いた後、少し大きめに切り、玉ねぎも4つくらいに切り割って、あとは水を8分目ほど入れてそのまま煮るだけです。ジャガイモが柔らかくなったら、茹でるのに使ったお湯を半分くらい捨て、鍋を火にかけて、あまだれ(又はめんつゆor醤油+砂糖)を適当にかけ回し、全体に浸み渡ったらそれで完成です。ここで「あまだれ」というのは、秋田県角館の安藤醸造元がつくっているもので、煮物の万能調味料です。これが無い時はめんつゆでもいいし、それもない時は醤油に砂糖を入れて甘辛を適当に調整したものを使います。

全く料理とも言えないような食べ物ですが、田舎育ちの私には、素朴な味が気に入っています。同じ旅仲間の方たちに食べて頂くこともありますが、存外に評判がいいのは、お世辞だけではないような気がしています。このような煮物は、身体にも良いに違いなく、これを食べると、何だか心和むような気がするのです。(2.16.2007記)

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 出会いのメモリー(旅のエッ... | トップ | 出会いについて(2) »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
待ってました! (京らんざん)
2007-02-19 11:09:39
ジャガイモ大好き人間にとって待望の第二弾大歓迎です!
早速今夜は、ここに高野豆腐(大好物です)を入れて京らんざん風オリジナル一丁上がり!
返信する
高野豆腐、いいかも! (馬骨)
2007-02-20 02:35:26
いいアイデアですね。高野豆腐は優れた携行食品ですね。こんにゃくよりは遙かに上位ですよ。あとで感想聞かせてください
返信する
畑の牛肉!? (京らんざん)
2007-02-20 13:23:12
高野豆腐はサイコロ大に切りそのまま煮る。
汁も少し多めで甘さ控えめがポイントです!
返信する

コメントを投稿

くるま旅くらしの話」カテゴリの最新記事