山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

秋の旅の出発を延期しました

2013-10-20 08:25:18 | くるま旅くらしの話

  準備万端整えて、楽しみにしていた関西方面への旅なのですが、1週間ほど出発を遅らせ、旅の期間もその分だけ短くすることにしました。「年寄りの半日仕事」の考え方に基づく大英断でした。

 その理由は、台風27号の襲来です。つい先日26号が関東地方を中心に襲って来て、伊豆大島では恐るべき山津波が発生して、多くの人命が失われ、家屋等も跡かたもなく破壊されるなどの極めて甚大な被害が発生しました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。

 その大災害をもたらした26号の後を追いかけてやって来るという27号の悪魔は、26号よりもよりもはるかに強力な勢力を持っており、しかも再び同じようなコースを辿って日本を襲うつもりのようです。台風の予測・予報が外れることは少なく、恐らく27号もかなりの凶暴性を発揮して日本各地を痛めつけるつもりに違いありません。このような、かなりはっきりした予測の中では、伊豆大島などの受けた被害の甚大さに基づく教訓を活かすことこそ大切であり、くるま旅も何とかなるという安易さは捨てるべきと考えました。

 今度の27号が関東エリアにだけ豪雨を降らせるとは限らず、関西や日本海地方なども、何らかの影響からは逃れられない筈です。そのような大自然の如何ともし難い恐怖に翻弄されながら、安全を求めて動き回るとなれば、それはもはや旅などではなく、愚かな逃避行となってしまいます。1週間のロスは大きいなとかなり迷いましたが、我が身の老化のレベルを考えると、無謀さは度し難いものと思い知って、出発を台風が去った後にすることに決めました。

 それに付け加えますと、第一目的地の竹田城址については、聞くところによると、来訪者の急増により、違法駐車やルールを無視した登山者が増えるなど、地元は歓迎よりも規制へと動かざるを得ない状況になっているとのことです。先回の春の旅の時に寄るのを忘れていた場所なのですが、最近になって突然と言っていいほど観光地としての人気が爆発したようで、駐車場も有料となるし、各種の規制も強まっているということなので、何だか嫌気がさして来ています。勿論竹田城址そのものには何の問題もなく、群がる群衆の一人の中に自分たちが巻き込まれるのはご免こうむりたいという心境なのです。このバカ騒ぎが何時収まるのか判りませんが、当分の間は、もうここには足を向けられないなと思っています。

 これから、もう一度2週間の行程を考え直すことにします。もう黒豆の枝豆は終わってしまうかな?今年は夏が長かったので、大豆たちも実りを遅らせてくれているかな?などなど、失われそうな楽しみに対する愚かな欲望の欠片(かけら)が頭の中を巡り続けています。ま、ダメな時は楽しみは来年に持ち越すことにします。いやどうも、お騒がせしました。

コメント
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