山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

木のぬくもり

2009-10-16 06:42:15 | くるま旅くらしの話

待望のTさんご夫妻が来訪された。昨日は霞ヶ浦湖畔にある玉造の道の駅に泊まられたとのこと。昨夜はこのエリアでは雷鳴が轟き、かなり激しい雨が降って、又ダウンバーストなどが発生したりはしないかと心配したが、玉造町(現在は行方市)辺りは雨なども大したことは無かったらしく安心した。今朝は秋晴れの好い天気になって、涼しさにも寒さがかなり交ざるようになった。

カーナビというのは、想像外のコースをガイドするらしく、Tさんの辿った我が家に至るまでの説明を伺うと、私なんぞが知らない珍しい(?)場所を通って来られたらしい。ナビなし主義の私にとっては、ちょっぴり面白さを感じることだった。結果的に目的地に到着できれば、ナビの役割を果たすことになるのだから、いちゃもんをつけるような話ではないと思う。むしろ未知の道をガイドされる楽しみの様なものがあって、それも好いなと思ったのだった。

Tさんは私どもが北海道でお会いした後、約1ヶ月半を主に木工製作三昧の暮らしで過され、後から来られた奥さんも1ヶ月ほどをご主人と一緒に手芸などをしながら過されて、先週に北海道を離れてからは、東北をゆっくり南下しながら我が家にお越しになったという次第。遙か前に先着している我々からは、真に羨ましい旅の行程である。お二人ともお疲れの様子も無く、お元気で何よりのことである。

さあ、それから後は推して知るべし。歓談、歓談、大歓談!が続いたのだった。勿論ちょっとした息継ぎ休憩はあったけど、それらのことを書いたりするのは止めて、ご主人が約2ヶ月を掛けて作られた木工クラフトの作品の中から3点を紹介したい。これらについては、本当は実物を見て頂けば何も言う必要が何のだけど、写真と下手な感想だけで我慢して頂くしかない。

<ジムニー> 

  

スズキジムニーといえば、軽自動車のオフロードカーの草分け的存在であり、まだ懐の寒かった若者時代(今では枯れて尚一層寒くなっているけど)の憧れの一つだったように思う。車のことは良く解からないけど、その程度のことは知ってはいるつもり。

さて、この作品はまだ未完成とのことだが、見た目よりも工夫は細やかで、全ての部品が現物と同じように動くように作られている。ドアもボンネットも、室内の運転席や助手席のシートさえもリクライニング式になって動かせるのである。動かない部品を取り付けるのは簡単だけど、可動部分の機能をそのまま取り入れるのは、かなりの技術と技能が求められると思う。見れば見るほど、触れば触るほど感嘆せずにはいられない。そして温かい。

<ショベルカー>

  

大型の土木作業用車両である。これも本物の核となる機能を大事に再現できるように作られている。ショベルや車輪が動くのは勿論だけど、サイドミラーも動くし、本体の車軸だって左右に動くように作られているのである。

<薪ストーブ>

  

この作品は小型である。しかし、良く見ると細密な加工がされているのがわかる。ストーブの蓋は勿論実物と同じように取り外しが出来るし、薪の投入口の取っ手さえも実物と同じようにちゃんと動くのである。一般に作品が小さくなればなるほど、加工の技術は難しさを加えるといわれており、この作品は見事にその技術を証明していると思う。そして、しゃれではないけど、文字通り温かい。

コメント
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