山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

バルタン星人に会う

2009-05-30 01:26:13 | 宵宵妄話

ここ2、3日雨模様の日が続いています。早朝4時ごろはものすごい降りでした。昨夜は眠くなかったので、起きて書き物などをしていましたら、朝になってしまいました。別に徹夜をするなどという考えはないのですが、眠くなったら寝る、眠くないときは起きてできることをやるというのが、このところの生活信条ですから、そうなってしまうのです。

今日もコリャ雨か、と少し憂鬱になっていましたら、10時頃になると雨は止んで、歩きには支障がなさそうなので、念のために傘を持って出かけました。今月の歩きの目標は、40万歩なのですが、それは既に数日前に達成しており、歩き過ぎもいけないと雨にかこつけて、達成後は少ない歩数となっていたのですが、今日は少し多めに歩こうと出かけたのでした。

今日のコースは最もポピュラーな北守谷のせせらぎの道コースでした。いつもの通り常磐高速道谷和原IC近くの高架下のトンネルを潜って向こう側に出ると、何やら黒っぽいものが道の真ん中に動いているではありませんか。近づいてみると、ややっ! 何と小バルタン星人なのでした。体長の半分以上はあると思われる巨大な鋏をこちらに向けながら、盛んに威嚇してくるのです。いやあ、散歩の出だしから強敵に出会ってしまって、ちょっぴり興奮してしまいました。結構真面目に威嚇してくるので、それならばこちらも応戦しようじゃないかと、腰をすえて戦いの体勢をとったのでした。

敵は巨大な鋏を振りかざしながら、口と思われる辺りから、何やら泡のようなものを吹き出しながら、ビビッ!と電磁線のようなものを使って、威嚇に合わせて発射してきます。こちらも負けずにストロボビームで対抗です。狙いを定めてピカッと3発ほどかましてやりました。背中の方からも撃ってやろうと左の方に回りこみますと、すかさず相手も左に回って正対します。フムフム、なかなか手ごわい奴です。それじゃあ、右側から行こうかとストロボビーム発射機を向けると、何とたちまち今度は右に回って正対します。やっぱりこいつは、背中の方に弱点があるのだ、と今度は上のほうからストロボビーム発射機を構えて背中を狙ったのですが、たちまち反り返って天を仰ぎ、どうしても背中を見せないのです。いろいろやってみましたが、結局この勝負は、今日は引き分けということにして、先ずは休戦としたのでした。この間5分ほどだったでしょうか。

   

小バルタン星人の戦いのポーズ。なかなか敵に後ろを見せない闘争心は、アッパレ!と褒めてとらさねばなるまい。

守谷市郊外やつくばみらい市の谷和原の田んぼ脇の側溝などには、たくさんのザリガニが住んでいます。まさか高速道路の下の排水口の中まで進出して来ているとは思いませんでした。昨夜は大雨が降りましたので、側溝の水が急増して、草の固まりかなんかに乗っかって路上に飛び出してきたようです。結構大きな奴で、小学生の子どもたちなら格好の遊び相手かも知れません。

以前夏の頃、夜明け間もない谷和原の田んぼ脇の道を歩いていますと、数匹のザリガニが路上で私を待ち構えていたことがあります。最初はまさか路上まで這い上がって遊んでいるなどとは思わなかったものですから、何なんだろうと思ったのですが、近づいてみればザリガニの集団が、一斉に鋏を振りかざしてこちらを向いて威嚇していたのでした。なかなか壮観です。蟹と違ってザリガニは気が強く好戦的な動物のようです。さっさと田んぼに逃げ込めばいいのに、向ってくるというのですから、その闘争心は見上げたものです。その時バルタン星人を思い起こしました。

倅二人が未だ小さかった頃、TVの最大の人気番組はウルトラセブンシリーズでした。特撮で有名な円谷プロの作品です。宇宙の彼方のバルタン星からやって来た何種類もの怪獣が、いつの間にか地球に住み着いていて、そいつが時々変身して巨大化し、悪さをするのです。そしてそれが人間の手に負えなくなったときに、実はこれ又宇宙の彼方のM何とかいう星からやって来て、人間の諸星ダンとなって住み暮らしていたウルトラマンが、3分間だったかの時限付きで姿を現して、その怪獣と戦い、最後はそれを懲らしめやっつけて、シュワッツ!と宇宙の彼方へ飛び去ってゆくという、毎回殆ど同じようなストーリーなのですが、子供たちは決して飽きることなくTVの前で目を輝かせていたのでした。怪獣にも様々な種類があり、ウルトラマンにも何人かの兄弟が居たようですが、その名前まではとても覚えることが出来なかったのに、子供たちは不思議とそれらの全てを正確に記憶しているのに驚かされたことがあります。その中で、ザリガニらしきものをモデルにしたバルタン星人だけは今でも思い出すことが出来るのです。ついつられて一緒に見て居ましたので、この番組の他にも巨人の星とかアタックナンバーワンなどは、いつの間にか子どもたちよりも親の方が入れ込んで次回を待つといった状況となってしまっていたのを思い出します。

話が少し横にそれ拡大しましたが、今日は朝からいきなりそのバルタン星人に出会って、カメラを構えての一戦を交えたのでした。今頃は、あのウルトラマンや本物のバルタン星人たちはどうしているのでしょうか。故郷の星に戻って、平穏な暮らしをしているのでしょうか、それとも再び地球に戻って、密かに温暖化を食い止める仕掛でも作ってくれているのでしょうか。願わくば、一刻も早く地球に戻って、この不景気を本当の秘策を以って救って欲しいものだと思います。

コメント
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