村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

源 経信 ミナモトノツネノブ

2021-11-07 21:47:07 | 和歌と歌人

 源 経信 ミナモトノツネノブ
 和歌・歌人119
夕されば 門田の稲葉 おとづれて
芦のまろやに 秋風ぞ吹く

源 経信 ミナモトノツネノブ
平安時代後期の公家・歌人。
宇多源氏、権中納言・源道方の六男。
官位は正二位・大納言。
桂大納言と号す。
小倉百人一首では大納言経信。
三河権守・ 刑部少輔・左馬頭・少納言などを経て、
康平3年(1062年)右中弁に任ぜられ、
以後蔵人頭などを経て、
治暦3年(1067年)参議として公卿に列す。

承徳元年(1097年)大宰府で没している。
82歳。

詩歌・管絃に秀で、
有職故実にも通じ、
その多芸多才は藤原公任に比較された。
長久2年(1041年)の
「祐子内親王家名所歌合」をはじめとして、
多くの歌合に参加している。
当代一の歌人とされたが、
経信をさしおいて
藤原通俊が撰集した
『後拾遺和歌集』に対して
『後拾遺問答』・『難後拾遺』を著して
これを批判した。

『後拾遺和歌集』(6首)以下の勅撰和歌集に87首が入集。
家集に『経宣集』、
日記に『帥記』がある。

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