村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

一昨日よりも冬日和

2021-11-15 23:35:08 | 短歌・俳句の事

 星野立子
昨日よりも
をとゝひよりも
冬日和

今日は出かけない
頼んだ炭が届いたので
庭の引出しに分けて納めた
寒くない
いやむしろ暖かいから
庭の作業や道具の出し入れに
ストレスがなくて助かった
月毎に分けて収納した茶碗も
取り出しやすくなった
水屋の棚に並ぶのは
濃茶用には黒楽が二碗と
高麗茶碗と萩
薄茶は犬山焼の雲錦
京焼の紅葉色絵
瀬戸水野寿山の織部
笠原山水野愚陶の志野
水指は写しだが仁清信楽の箪瓢タンビョウ
朝鮮唐津一重口
萩焼
飛青磁
稽古道具でもちょっと変わると
気分も変わるはず
何事もまずは名前
焼物は形と窯元を覚えて

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松にもかよふ木枯のこゑ

2021-11-14 22:40:19 | お勉強

 樋口一葉ヒグチイチヨウ
身にしみて 
寒けかりけり 
色かへぬ 
松にもかよふ 
木枯のこゑ

今日は晴れ
わりと暖かい
朝日カルチャー新宿へ
久々の新宿駅
いつもの方向へ向かうが
西口の改札口がない
代わりに
西改札口と東改札口ができ
広い通路が東口まで繋がっている
昨年七月にできた東西自由通路
このへんは全く変わった

西口へ出て
歩く通路を通り
新宿住友ビル十階へ 

今日の講座は
玉蟲敏子先生の
近世初頭の書物と装飾の美
オンラインと教室との講座で
私は教室を選んだ
教室は七名くらい
内容は出版や印刷の歴史
嵯峨本に関わる人物
宗達と角倉素庵と光悦のこと
時間は一時間半
難しくて
たいして頭に入らないが
勉強したような気がする
という自己満足
まあ そんな一日
写真は
高層ビルと紅葉

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時雨する夜も

2021-11-13 21:57:17 | お勉強

源 頼実ミナモトノヨリザネ
木の葉ちる
宿は聞き分ワくことぞなき
時雨する夜も
時雨せぬよも

源 頼実
ミナモトノヨリザネ
平安時代中期の官人・歌人。
源頼国の三男。
和歌六人党の一人。
『袋草紙』などに
残りわずかとなった自身の命を
秀歌一首と引き換えられるよう
住吉大社に祈って夭逝した
という逸話があることで知られる。


今日は朝日カルチャーの
源氏物語の詞書コトバガキのお勉強

難しくてはじめはなんだかわからない
源氏物語の詞書きの筆跡は
五種類ある とのこと
それだけ知ってれば良いだろう

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はかなき花は雨ゆえに

2021-11-12 23:41:16 | お勉強

 長塚 節ナガツカタカシ
山茶花の
はかなき花は雨故に
土には散りて
流されにけり

長塚 節ナガツカタカシ
歌人,小説家。
茨城県生れ。
正岡子規に師事して短歌,
写生文を学び,
《アララギ》同人となって,
万葉調の写生歌を詠む。
また夏目漱石の推挙で長編《土》を
《東京朝日新聞》に連載。
1914年―1915年短歌の連作
《鍼(はり)の如く》を発表。


今日は
能のお勉強と
南方録の読書会
場所は新橋

能の上演方式は
江戸時代初期以降は
五番立ゴバンダテといい
神,男,女,狂,鬼
しんなんにょきょうきの順に
五番の能を、間に狂言を演じるのを正式とした。
今日では、能1番に狂言1番。
または能2番か3番に
狂言1番の演能が多い。

右から左へ忘れてしまうが
勉強になった
写真は新橋

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日の当りゐるにじり口

2021-11-11 23:39:52 | 短歌・俳句の事

口切や日の当りゐるにじり口 星野立子

今日は木曜稽古
天気も良く
気温が高い
午前中のお稽古が終わり
午後のお弟子様を待つ隙間の時間に
炭を整理した
庭の片隅のプラスチックの
五段と三段の引出しに
炉と風炉に分けて入れてあったが
現在はまぜこぜになってしまって
探しにくい
ぎっちょや割ぎっちょなど
炭ごとに引出しに入れる
手袋をしての単純作業
小春日和のお昼頃
寒くも暑くもない
いい気分
そこへ先週はお休みの
クマショウさんがやって来た
帯状疱疹にかかり
先週はお休み
まださわると痛いらしい

帯状疱疹は、
体内の水痘・帯状疱疹ウイルスが
活動を再開することで発症。
子供の時の水ぼうそうが治った後も、
ウイルスは脊髄から出る
神経節という部位に潜んでいる。
普段は体の免疫力によって、
ウイルスの活動が抑えられているため
発症しないが、
免疫力が低下するとウイルスは再び活動、
増殖しはじめる。
ウイルスは神経の流れに沿って
神経節から皮膚へと移動し、
帯状に痛みや発疹が出る
帯状疱疹を発症する。

ということ。
五十歳以上には
ワクチンもあるようだ

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嵐の後の冬のよの月

2021-11-10 23:30:58 | 村雨庵 稽古 

 樋口一葉ヒグチイチヨウ
あら磯の
松をよすがに
のぼりけり
嵐の後の
冬のよの月

樋口 一葉
ヒグチイチヨウ
1872年5月2日(明治5年3月25日)-~
1896年(明治29年)11月23日)は、
日本の小説家。
東京生まれ。
戸籍名は「奈津」だが、
本人は「夏子」と名乗ることが多かった
(ウィキペディアより)

150年前に生まれ
24歳でなくなった
若いときは裕福だったが
不幸が続き
生計のために小説家になる
「奇蹟の14カ月」明治27年12月から
29年1月までに
「大つごもり」
「たけくらべ」
「ゆく雲」
「にごりえ」
「十三夜」を発表した
短い人生だったが
お札にもなる
多くの人に好まれる人物
私も勿論だが
きっと皆さんも一葉を好きだろう

今日は水曜稽古
十時から鉄人が予約してる
鉄人は料理の仕事をしているので
あだ名は鉄人
昔 料理の鉄人という料理番組があり
それからの連想だが
平成五年から六年間のテレビ放映があり
有名なシェフが続々と登場したのだが
今の若い人は説明しないと
わからないかも知れない
コロナ禍ではお休みしていたが
ぼちぼち単発で稽古に来はじめた
柄杓と茶杓
茶筅と茶巾など
耳で聞いてもどちらか
目が迷ってキョロキョロしてしまう
まだ稽古が足りないようだが
徐々に身に付くだろう
初めてお茶の点前を習うことは
知らないことばや
日常には登場しない道具を扱うので
本人も指導する側も大変だ
知って覚えてしまえば
なんということもないのだが 
袱紗をさばく
柄杓を構える
茶筅とおしをする
お茶碗をふく
どれも簡単ではない
でもやがてそれが身につき
するするとお点前できるようになるのだから
稽古を休まず続けさえすれば
いずれ必ず出来るようになるのだから
楽しみだ

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入りぬる影や木枯しの

2021-11-09 22:34:06 | 短歌・俳句の事

名所杜メイショモリ
  光広
夕月夜
いりぬるかげや
木枯しの
もりの下草
置く霜もなし

朝のうちはひどく雨が降っていた
宅配便のお兄さんが降られて苦労していたが 
お昼頃には晴れたらしい

古い友達へ電話した
今月末にお誕生会を開く予定
昔近所に住んでいたから
幼稚園から一緒のASさんが
今月晦日が誕生日
丑年なので
今年72歳になる
ご希望の店を予約した
会うのも食事も楽しみだ




喉に良い食べ物は
ほうれん草
蓮根
めかぶ
喉の粘膜に良いとか
Eテレでみた

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山さびしかる冬は来にけり

2021-11-08 23:22:22 | 古筆

 実朝
秋はいぬ
風に木の葉は散はてて
山さびしかる
冬は来にけり

昨日の日曜日は立冬
このところはあたたかく
過ごしやすい

今日は渋谷へ
お勉強に出かける
渋谷駅の改札口が
先々月あたりから
遠回りになって
たくさん歩かないと
出口に出られなくなった
不便だ
今日は着いた時間が早いので
お昼でも食べようかと
ヒカリエの方へ歩いていく
すぐそばに新しいビルができていて驚いた

カフェらしきを探すのだが
ドトールとかスターバックスとか
見つからない
やっとワインと珈琲という
お洒落な店を見つけた
あまりにもおしゃれで
どこが入口か客席はどこかも
わからない
ふと時間を見ると
ちっとも早くない
そろそろ行かないと間に合わない時間だ
どうやら一時間
勘違いしていたらしい
早くに気がついたので
どうやら遅刻せず
時間には間に合ったが
時間の計算が出来ないようだ

写真は
矩形の空に見える三日月
まだ空は明るい

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源 経信 ミナモトノツネノブ

2021-11-07 21:47:07 | 和歌と歌人

 源 経信 ミナモトノツネノブ
 和歌・歌人119
夕されば 門田の稲葉 おとづれて
芦のまろやに 秋風ぞ吹く

源 経信 ミナモトノツネノブ
平安時代後期の公家・歌人。
宇多源氏、権中納言・源道方の六男。
官位は正二位・大納言。
桂大納言と号す。
小倉百人一首では大納言経信。
三河権守・ 刑部少輔・左馬頭・少納言などを経て、
康平3年(1062年)右中弁に任ぜられ、
以後蔵人頭などを経て、
治暦3年(1067年)参議として公卿に列す。

承徳元年(1097年)大宰府で没している。
82歳。

詩歌・管絃に秀で、
有職故実にも通じ、
その多芸多才は藤原公任に比較された。
長久2年(1041年)の
「祐子内親王家名所歌合」をはじめとして、
多くの歌合に参加している。
当代一の歌人とされたが、
経信をさしおいて
藤原通俊が撰集した
『後拾遺和歌集』に対して
『後拾遺問答』・『難後拾遺』を著して
これを批判した。

『後拾遺和歌集』(6首)以下の勅撰和歌集に87首が入集。
家集に『経宣集』、
日記に『帥記』がある。

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炭うりに鏡

2021-11-06 21:29:32 | 短歌・俳句の事

炭うりに鏡見せたる女かな 蕪村

茶事や茶会に使った茶碗は
乾かさないと
すぐにしまえない
乾かすのに
私は茶碗を臥せない
上を向いたまま乾かす

もし逆さまに伏せて
口回りが欠けたり壊れてはならないからだ
常に口回りは弱いので注意が必要だ
でも水指などは
普通はそのまま乾かすが
底が乾きにくいものは
逆さまにしたりもする
道具の扱いは様子を見ながら
普段と変えることも
柔軟にしたい


昨日はブログを書けなかった
夕方 熱々の珈琲を
右膝と太ももあたりに
こぼしてしまって
痛かったが大したことないと
思っていた
でもだんだん熱く
だんだん痛くなりはじめ
濡れたタオルと保冷剤で
ひたすら冷やす
あまりに痛く
何もできない
水ぶくれにはなってないので
大したことはないのだが
ロキソニン飲んで寝ることにした
朝起きると痛みはなく
よしよし
3時にお菓子を食べて
インスタント珈琲を飲もうと
こたつの机に置いて
いつもの位置に座ったが
また
熱々珈琲をこぼした
危ういところだった
今度は自分にはかからず
大丈夫だが
座布団と敷物にどっぷり珈琲がかかってしまった
同じミスを重ねては
いけないのに
気をつけよう 自分
写真はお湯をいれるとお吸い物
可愛らしい
でも熱湯に気を付けないとね

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今日も灯下に老の日記

2021-11-04 21:43:46 | 村雨庵 稽古 

炉びらきやけふも灯下に老の日記  黒柳召波ショウハ

黒柳召波 クロヤナギショウハ
1727-1772 
江戸時代中期の俳人。
享保12年生まれ。
明和8年12月7日死去。45歳。京都出身。
字は廷遠。
通称は清兵衛。
別号に春泥舎。
服部南郭ナンカクにまなび,
竜草廬リュウソウロの門にはいって
柳宏の名で詩を発表。
宝暦のころ俳諧ハイカイに転じて
与謝蕪村に師事した。


今日は木曜稽古の炉開き
天気は良いし
暖かい
お点前をするお弟子様
今日は着物でやってくる
香合の蓋を取り
さて蓋を置きますが
置く位置は右膝横ではありません。
それは風炉の時です。
炉はそこだと袖が当たって
炉の中に落としてもしまうかも
香合の蓋は
釜かんを置いてあった場所
間違えないように
また着物でお点前をしましょう

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辛丑炉開き

2021-11-03 23:00:12 | 村雨庵 茶事茶会

今日は水曜稽古の炉開き
寄付は光広の歌切
待合は嵐山渡月橋紅葉の図 田中有美
本席は大心義統
花入は
「関」と銘がある花入
白玉椿と照葉
我が家では揃わず
銀座の司から買った

天気は上々
着物を来ても暑くも寒くもない
夜はお弟子様が二人見えて
略盆点の稽古
だいぶお茶の言葉が
通じるようになってきて
何よりである

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炉開や森の落葉樹

2021-11-02 22:56:34 | お勉強

貧に処す炉開や森の落葉樹 山頭火

今日は読売カルチャー教室へ
また 出かけるの
とでも言われそう

お勉強です
茶の湯の文化史のお勉強
でも
帰りにサカチカさんと合流
久しぶりに外食
外にマスク会食お願いします
とある
默食にて
お喋りはマスクする
酸辣湯麺スーラータンメンを食べて
それだけ
でも嬉しかった

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室の花には錦木に野菊

2021-11-01 20:45:16 | 短歌・俳句の事

 伊藤左千夫
炉開の
室の花には錦木に
やつれ野菊
そへ挿せるよし

今日の午前中は
炉の炭を洗う
風炉と炉とごちゃ混ぜになってしまった

庭の引き出しに収納した
これが結構時間がかかるのだ
炭は重たいから
少しずつしか運べないし
力を込めるので
膝が痛くなってしまった
切りの良いところで
一休みして
早めのお昼ごはんを食べる
膝が熱く痛いから
保冷剤を膝に当てて冷やす
少しするとよくなった

今日は思いの外暖かいので
片付けの作業をするには楽で
助かった
最近わたしめ働き者に変身
そのお陰で
韓ドラと華ドラのビデオがたまってしまった
それでも毎日楽しみにしているのが
豪華な母娘
5分でも10分でも少しでも見ると 
不思議 癒される
復讐ものなのに
面白いんだ

写真は日曜日の選挙の
学校
私の学校

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