村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

小座敷の料理は

2021-03-16 21:48:56 | 南方録

覚書二十一に
「小座敷の料理は、
 汁一つ
 さい二つか三つか、
 酒もかろくすべし。
 わび座敷の料理だて不相応なり。
 もちろん取り合わせのこくうすきことは
 茶の湯同前の心得なり。」
とある

コロナ禍の茶事は難しい
懐石は尚のこと慎ましく
一汁二菜また三菜で
お客様を招いてみたい
まずはその前に片付けだ
けど
仏様はお彼岸に向けて
綺麗にしたが


写真は
ようやく出来た
自作の冊子
茶会や茶事の時に飾るつもりだ
お越しあれ

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菜畑に花見顔

2021-03-16 00:15:50 | 南方録

菜畑に花見顔なる雀かな 芭蕉

小座敷の茶の湯は
第一仏法を以て修行得道するなり。
家居の結構、食事の珍味を楽しみとするは
俗世のことなり。
家はもらぬほど、
食事は飢えぬほどにてたる事なり。
水を運び、薪をとり、湯をわかし、
茶をたてて、仏にそなへ
人にもほどこし、吾ものむ。
花をたて香をたく。
みなみな仏祖の行いのあとを学ぶなり。
なを委クワしくは、
己僧の明めにあるべしとの給ふ。
「南方録・覚書一」

春の彼岸も近い
仏様を綺麗にしておかないと


写真は
午前中に届いた花籠
貝母、ラナンキュラス、バラ、スイトピー、ランとか
オレンジと黄色を主に
柔らかな花々
私めの誕生日のお祝いを頂戴した
感謝

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春の日は

2021-03-14 22:33:19 | 短歌・俳句の事

春の日は
灘の塩屋のあま人も
いとま ありてや
くらし わぶらん
 藤原家隆

陽射しが明るい
支払いの為に近くのコンビニへ出かけた
四五人の子供達がボールを
コンビニの壁に打ち付けて遊んでいる
知り合いのコンビニ建物のオーナーさんが
やめてねダメよ
と言っても
優しい言い方では
子等はそこを立ち去らず
遊んでる
今日は日曜日
どこにも行くところが無いのか

写真は
高輪ゲートウェイのロボット
写真を撮ったら
「撮ってくれて、有難う」
アニメのような可愛いい声で何回か言う
「写真撮ってくれて、有難う」
「バイバイ」
ちょっと恥ずかしいけど
私も手を振った
「バイバイ」

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春のいかづち

2021-03-13 23:50:49 | 短歌・俳句の事

くろ雲は 
この都市を 
おほはむとして 
春のいかづち 
とどろきにけり
茂吉

今日は用事があり渋谷へ行った
人が多い
想像以上だ
タクシーで行きタクシーで帰るも
凄い雨に雷がゴロゴロ鳴り響く
風も強い
宗達の風神雷神が思い浮かぶ
傘をさしても風が強く
松風庵様に頂いたダウンコートが
すっかり濡れてしまった
帰りに東急プラザ
今は何というのか
そこで甘いもの
抹茶パフェとお煎茶
久しぶりのお洒落なスイーツ
すこぶる美味しい
食べ始めて
写真を撮るのを忘れて
途中でパチリと撮ったもの


最近暇なときはインスタグラムにユーチューブ
暇でなくてもよく見ている
インスタを教えて下さった辛子様のおすすめを
いくつかフォローして
お茶人が見てる見事な景色を楽しんでいる
新しい情報が入ると
脳が喜ぶらしい
だから情報の宝庫スマホを
手放せなくなるらしい
素敵なお花を素敵に活ける
季節のお料理の色々
茶会や茶道具の写真もたくさんある
インスタグラムの事をよく分からないけれど
私のアルバムになるかもと思って
インスタに少し写真をのせた

ブログを書いて
インスタに写真をのせて
ビデオの韓ドラ華ドラを見て
お茶のお点前の勉強と
短歌を作って
お習字する
することが多いから
味が薄い
中身が浅いって事だ
まあ 頑張ろう
力まずに楽しもう
先の事はわからないから

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雪間の草の春

2021-03-12 21:49:27 | 禅語・禅

花をのみ待らん人に山里の雪間の草の春をみせばや 藤原家隆

今日は南方録の勉強会
覚書の31,32は野点のことで、
巧者の所作ならでは成りがたし、
主客の心も清浄潔白を第一とす。
定法なきが上に定法、大法あり。
その子細はただただ一心得道のとりおこない、
形の外のわざなるゆえ、
なまじいの茶人かまいてかまいて、無用なり。

お茶は単に点前の順を追えば
よい訳ではないと思う
禅に言う
拈華微笑、
以心伝心、
教外別伝、
不立文字、
これらが
「形の外のわざ」ということ


写真は今週の稽古日に
茶通箱を点前をしているところ
いわゆる伝物も
教外別伝を習うものだろう

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岡辺の桜

2021-03-11 22:11:54 | 村雨庵 稽古 

朝露の岡辺の桜一本の杉のしるしや立ちいるらん 光廣

烏丸光廣カラスマミツヒロ
江戸前期の公卿・歌人。
幼時日蓮宗の僧日重に預けられて
学問にめざめる。
のち清原清賢に儒学を、
細川幽斎に和歌を学んで
古今伝授を受け、
二条派歌学を究めた。
後陽成・後水尾天皇に仕え、
権大納言に至る。
また徳川家光の歌道師範をつとめ、
本阿弥光悦・俵屋宗達ら文化人とも交流した。
家集に『黄葉和歌集』等。
寛永15年(1638)歿、60才。
(美術人名辞典の解説)

今日は木曜稽古
暫くお茶事をしてない
光廣の短冊でも掛けて
軽い桜の茶事をしてみたい
懐石は本懐石はやめてお弁当でもいい
お菓子は虎屋
干菓子は塩野
水指は仁清信楽箪瓢の写しで運び
茶入は高取
茶杓は春の銘
色々あるが「美よしの」にするか
茶碗は金海
建水はモール
蓋置は運びだから青竹

薄茶は桜柳蒔絵の棗
茶碗は朝日焼の刷毛目
色絵都踊りのお団子
茶杓はひねもす
ひねもす
のたりのたりかなだ
早く
お茶事が出来ますように

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紅にほふ桃の花

2021-03-10 22:38:55 | 村雨庵 稽古 

春の園紅にほふ桃の花
下照る道に出で立つをとめ
大伴家持
『万葉集』

今日は水曜稽古
濃茶は四ヶ伝
茶通箱に台天目
薄茶は棚を使う
炭は釣釜か台目
届いたお菓子はひちぎりだった

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春水シュンスイや

2021-03-09 23:39:22 | 短歌・俳句の事

春水や四条五条の橋の下 蕪村

京都へ行きたいなぁ
春の京都
良いだろうな
でも今日は
朝日カルチャーへお勉強
10時半から終わりは12時
四月からも継続した
それと新規のコース
「能と源氏物語」を取った
いきかえり
どこを見ても人が多い
緊急事態宣言中なのにこの人集りはこわい
心配だ

写真は根津美術館の庭園の石仏だ

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六歌仙を覚えよう

2021-03-08 21:50:36 | 覚えよう

おもふこそ
かへすがへすも
さびしけれ
あらたの面の
けふの春雨
 定家

今日は古筆の研究会
歌仙画の勉強
会員は八名
茶室は寒い

歌仙といえば六歌仙
六歌仙わかっているけど
一人だと誰かが抜けたりする

覚えよう六歌仙
「お惣菜は気分しだい」

お,そう,ざいは,き,ぶんし,だい、
お→小野小町、
そう→僧正遍照、
ざい→在原業平、
き→喜撰法師、
ぶん→文屋康秀、
だい→大友黒主

先生のお庭の苔が
春雨の水気を含み美しい

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蟬丸セミマル

2021-03-07 23:07:15 | 和歌と歌人

蟬丸セミマル
 和歌・歌人73
これやこの行くも帰るも別れつつ知るも知らぬも逢坂の関
『後撰集』

世の中はとてもかくても同じこと宮も藁屋も果てしなければ
『新古今集』

蝉丸(セミマル、生没年不詳)は、
平安時代前期の歌人。
古くは「せみまろ」とも読む。
宇多天皇の皇子敦実親王の雑色、
光孝天皇の皇子など諸伝があり、
その人物像は不詳。
盲であり琵琶の名手という伝承から、
仁明天皇の第四宮
人康親王と同一人物という説もある。
『平家物語』では、
醍醐天皇の第四宮として
山科の四宮河原に住んだとあり、
平家を語る琵琶法師・盲僧琵琶の職祖とされている。
後に皇室の御物となった琵琶の名器・無名を愛用していたと伝えられる。
生没年は不詳であるが、
旧暦5月24日およびグレゴリオ暦の6月24日(月遅れ)が
「蝉丸忌」とされている。
『今昔物語』によれば逢坂の関に庵をむすび、
往来の人を見て
「これやこの 行くも帰るもわかれつつ 知るも知らぬも逢坂の関」
の和歌を詠んだという
(百人一首では“行くも帰るもわかれては”となっている)。
このため、逢坂の関では関の明神として祭られる。
和歌は上記のものが『後撰和歌集』に収録されている他、
『新古今和歌集』『続古今和歌集』の3首を含め
勅撰和歌集に計4首が採録されている。
(ウィキペディアヨリ)


今日は日曜日
外出しないから
掛け軸の整理でもしよう
季節に分けてみた
結果冬の掛け物が圧倒的に少ない
でも掛けたり外したり
軸を巻いたり
札をつけたり
時間がかかる
たいして出来なかった
寒くなったし
またにしよう

写真はミーちゃん
いい子

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鳥鳴く

2021-03-06 23:07:07 | 短歌・俳句の事

白き犬 
水に飛び入る 
うつくしさ 
鳥鳴く鳥鳴く 
春の川瀬に
 北原白秋

今日は土曜日だが
この所の自粛生活で
曜日の感覚がなくなってる
テレビも面白くないし
撮ってあるビデオも皆見てしまったし
自分の古い短歌をちょっと整理したりしたが
すぐ疲れてしまって昼寝した
明日は日曜日
日曜美術館や大河ドラマ
天国と地獄というドラマを見る予定だ

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赤椿咲し

2021-03-05 22:39:23 | 短歌・俳句の事

赤椿咲し真下へ落にけり 暁台

加藤暁台カトウキョウタイ
[1732~1792]
江戸中期の俳人。
尾張名古屋の人。
別姓、久村。
名は周挙。
別号、暮雨巷。
尾張藩の武士から俳諧師となった。
蕉風を慕い、「秋の日」の編などにより、その復興運動に努めた。
(デジタル大辞泉の解説)


一昨日お風呂が壊れた
エラー画面が出て
お風呂にお湯溜まらない
困った
何かトラブルが発生すると
とても怖い
不安でドキドキする
エコキュートという大きな機械
そこに溜めといたお湯がお風呂にやってくるらしい
その仕組みもよくわからないので
不安だ

最近は電話してもすぐには人と話せない
まず機械のアナウンスが出て
あれこれ言われるままにボタンを押す
中々人と話せない

今日修理の人が来て直していった
一安心
十年間は修理は無料の
保険に入っていたようで
ホント良かった

雨音がしている
春の雨だ
こうしている間にも
季節は巡ってる

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花のよそ心

2021-03-04 23:16:42 | 美術館・博物館

葉にそむく椿や花のよそ心 芭蕉

根津美術館へ行った
お謡のお稽古に行った
三井記念美術館へ行った
みんな予約
予約しないと入れない
美術館は両方とも
わりと人がいた
みんな出かけてる
私もだけど

お謡は1月2月と休んで
二ヶ月振りのお稽古
休みの二ヶ月間は自主稽古
二ヶ月あったのにお稽古したのは
何日かだけ
まったく困ったものだ
でも今日は何とかなって「胡蝶」は上がり

根津美術館は狩野派と土佐派
3月31日まで開催中
展示品の説明が良かった
途中で筆記用具をロッカーまで取りに行ったくらい

三井記念美術館は
「特別展 小村雪岱スタイル」~4/18まで
鈴木春信のような可憐な人物画
昨年末の「和楽」小村雪岱のカレンダー付録
これを目当てに買った
江戸の粋
明治大正のモダン
無駄のない線描
すっきり感にあこがれる

写真は根津美術館のお庭の椿
羽衣か

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うつるもくもる朧月夜に

2021-03-03 23:15:45 | 和歌と歌人

難波潟かすまぬ波も霞みけり
うつるもくもる
朧月夜に
「新古今集」
源 具親ミナモトノトモチカ

鎌倉時代初期の公家・歌人。
村上源氏俊房流、右京権大夫・源師光の次男。
官位は従四位下・左近衛少将。
小野宮少将と号す。
新三十六歌仙の1人。


今日は水曜稽古
二ヶ月振りの村雨庵稽古
次々とお弟子様がやって来ては
お帰りになる 
今年の扇子を渡してない人には懐紙と扇子
茶巾入れと紙茶巾
それに頂いたお煎餅少しと
チョコレート
食べ物で繋ぎ止め
この後も続けて
お稽古にいらしてね
お願い

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藤原兼輔フジワラノカネスケ

2021-03-02 21:33:39 | 和歌と歌人

藤原兼輔フジワラノカネスケ
 和歌・歌人72

みかの原わきて流るるいづみ川
いつ見きとてか恋しかるらん
『新古今集』

人の親の心は闇にあらねども
子を思ふ道にまどひぬるかな
『後撰集』

藤原兼輔フジワラノカネスケ
877‐933(元慶1‐承平3)
平安前期の歌人。
三十六歌仙の一人。
紫式部の曾祖父で堤中納言と呼ばれた。
898年(昌泰1)讃岐権掾となり,
のち927年(延長5)従三位権中納言に至った。
醍醐天皇の側近に侍し,
彼の賀茂川堤の邸を中心に
紀貫之や凡河内躬恒らと
文学サロンを形成する中心的存在であった。
《古今集》以下の勅撰集に55首入集。
家集に《兼輔集》がある。
(世界大百科事典 第2版の解説)


今日は
損害保険の人が来て再契約した
昨年の更新が三ヶ月前位感じ
時間の経過感覚が変だ

今朝早くには
雨が降っていた
濡れ縁に炭の箱を出したまま
少し濡れた
でも日向水木ヒュゥガミズキは花盛り
明日はひな祭り
お茶のお稽古も ある

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