村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

村雨会茶通箱

2009-12-16 23:59:59 | 村雨庵 稽古 
今日は茶通箱のお稽古

茶通箱は
茶壺から茶を取り出し、茶臼ゆっくり時間をかけてひく

いわゆるお茶をひく
訳だ
それを茶入に入れ
詰め茶は棗に入れる

その茶入となつめを
茶室に運ぶため
箱に入れ
茶室に運ぶのだ

その運ぶ箱が
茶通箱

と聞いた
だから形は
利休好みの
薬籠蓋がきっちり
湿気が入らず良いとのこと
だから桐で出来ている


習った




今日の掛け軸は
看々臘月尽
ミヨミヨロウゲツツクシ
ロウゲツは12月の異名だ

ほら12月も終わるぞ
準備は良いか
大丈夫か
一所懸命生きたか
思い残すことはないか

一年の最後に
それは
一日の最後
またはひと月の最後
一生の最後も

看よ看よ…である

深い
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炭売り図

2009-12-15 23:05:15 | 紫廼茶話会
紫兎庵へ茶の稽古へ
掛け物は蕪村自画賛
炭売りの図

年末でありますな
賛は
炭売に日は暮れかかる師走かな

白居易の新楽譜・売炭翁を胸にこの画ありと兎庵氏の文章にある

床の間の花は
想望庵様からの白玉
花入れは魯山人の織部の土瓶
さりげなく 魯山人である


今日のお稽古は四ヶ伝
唐物、台天目、盆点、それと和巾

私は両膝にコラーゲンの注射をした
お点前は止めておく

天目茶碗は金彩柿釉天目茶碗

美しいものだ
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師走 ふく ふく 

2009-12-14 22:31:57 | お勉強
今 気が付いた
今日月曜日の朝9時45分
整形外科の予約をしてあったのだ

そんなのすっかり忘れていた
お昼は
ハブさんと二人
予約してあった京懐石を食べるのだ

食べる約束は 忘れない

写真はその懐石料理の口取りだ
田舎家の屋根を外すと
湯葉巻 蟹の棒寿司 早そら豆 松葉銀杏 合鴨
もずく酢
それらがとても美しく納まっている
作るのは大変で 食べるのは一瞬だ
それから次々と 料理がやってきて 
どんどんと食べる 嬉しい昼であった

お菓子を頼んであったので
それを持って今日は中目黒へ向かう

勉強会も師走の12月になり
今日は先生方ゆえか
お休みが多かった
おかげでお菓子があまり 2個も食べた
来年の一月だけは
第三月曜になった 


西行にも年末の歌がある

昔おもふ
庭にうき木を
積み置きて
見し世にも似ぬ
年の暮かな

新古今和歌集 冬の歌だ
 
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引次

2009-12-13 23:52:45 | 茶の事
朝寝坊した
ほんとは今日から散歩に行くはず
あさねぼうした

今日は引次の日
利休坐像の軸を掛ける
作者は
土佐光孚(とさ みつざね)
賛は鵬雲斎大宗匠
ただし 印刷ではある

軸の前には唐金の三具足
そのまえに赤楽の高坏と赤楽の天目茶碗と天目台
それだけで改まるものである

午前に美月ママと
午後には矢智姫とサカチカさん
今日は2部立てである
後見には勝殿を頼む

皆 紋付きの着物だ
矢智姫とサカチカさんと勝殿が並んだ
その着物の色 三人ともほとんど 同じ
あれ 
あれ
なんとも言えないが
三人とも
同じような色
実際には生地が違うので微妙に違ってはいるが
桃色のような 肌色のような
そうつまり よくある色なのだ
茶会の時は皆相談して同じにならないようにしようなどと
三人むすめは 話していた 

好きな色と似合う色は違う
似合う色は
自分を客観的によおく見て決める
とよいらしいが
さて 自分の事はわからないものだ
わたくしめは 今日はグレーの紋付き
美月ママはブルーだ

ともあれ今日の日曜の一日は茶の為の一日 
一日中 台子の点前をする
時間はかかるし
集中せねば点前を間違える
そして足が痛くなる
でも
それでも
気分が良いのだ
楽しくもあるのだ

不思議だが点前をすることが幸せなのだ

今日のみんなも 屹度わかっただろう



  白炭やかの浦島が老の箱
  
芭蕉の句だ 

そろそろ 枝炭を炭屋さんに送ってもらおうか
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暖かい 師走の土曜日

2009-12-12 23:11:06 | 茶の事
東京道場の帰り
新宿の青松園へ行く
頼んであった茶碗を取りに
頼まれた美術手帳を買う
新しく出た天目の本を買う
それから 源氏物語の本を買った
今日は本ばかり
本は重い 

山手線は座れず
荷物を両手に持って窓の外
ちょうど原宿 
竹下どおりが見える
人でいっぱいだ
うまく撮れなかったが
写真を撮った
左の黄色は前に座っている人の帽子だ
入ってしまった 残念

原宿に年中 出かけた時期もあった
もう昔 むかしだ
でも 
昨日の事のようにも思える

反論も
同調もせず
しぶしぶと
すでに冷えにし珈琲を飲む

今日伺ったお話で

  人が臨終で後悔するのは
  すでにしてしまった失敗を悔むのではなく
  なにも行動しなかった事を悔むのだ

そうだ

よしよし
さすれば
行動あるのみ 

得意のゴロゴロ寝ころんでいずに
出かけてキョロキョロしなさい と解釈した

そうしよう
明日から 






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雨の金曜日

2009-12-11 23:59:52 | Weblog
今日は朝から雨だ

ぼーーと
見渡すと
四畳半の部屋が
なんだか色々な物で
いっぱいだ
そろそろ 
限界を超えそうに迫ってくる
先日の茶会の道具
その前の茶事の道具も
まだそのまま

こんどの日曜には
この部屋をつかうのだ
きれいにしないとならない

仕方ない
雨だけれども
片づけをしよう

今日しかないし
綺麗にしよう 

なぜもっと
早くからしないのかと
いつも思う
なんでも
ギリギリにならないと
決してしない
なんだ かんだと理由をつけて
どんどん遅くなる
締め切りギリギリにならないと 
動き始めない 困った性格だ

来年から
なおらないかな

ぶつくさ言いながら
どうにか 四畳半の部屋からこっちの六畳の部屋にただただ移動した


あしたは某東京道場へ行く日だ
雨はどうだろう

朝から晴れて ほしいけれど 

写真は庭の本白玉椿 
たくさん花が咲いている





 






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木曜稽古 冬枯れ

2009-12-10 23:54:15 | 村雨庵 稽古 
木曜日は
わりと生徒が少ない
今日は
ひいろんさんとさわわさんと矢智姫
あとは
サカチカさんと勝どのと清秀庵とデレラ嬢
稽古はは7名のお弟子様のご参加
感謝


2か所に炉を切り
稽古をしているが
炉の近くにいると
なんとも心地よく
とても温かい
炭の遠赤外線は
ぬくぬくと暖かいので
ホットカーペットに座れば
一日中
エアコンをつけずとも大丈夫だ

ただ
一酸化炭素に中毒せぬよう
換気扇があっても
何度も障子と
その外側の窓を開け
換気をする
そのたびに換気が背中から
ヒュー と来る

12月だ

 外は寒い


開けた窓の外には
濡れ縁がある
その
右手に灯篭があり
それが 今日の写真だ

わが庭の建仁寺垣の
丁度
曲がり角にある 灯篭

まわりの青木や葉団扇紅葉ハウチハモミジは
すっかり葉が落ち
足元には
濃みどりの柊
そして白わび助が
小さい花を咲かせている

狭い狭い
わが極小の庭の
その突き当たりに この灯篭がある

茶事の時に
腰掛代わりの濡れ縁に座ると
右の奥の方に見えるのだが
あんがい木にかくれて
皆さん知らないかも

小高く土が盛ってあり
その上になんとなくある
もう20年近くそのままで
長い雨風に
どんどん土が流れて どうも
少し傾いているような 気がする 
いや 
確かに傾いて・・・いるか

今年の夏に
あおき苑の青木さんが来た時も
離れて眺めて

ちょっと
まっすぐではないでしょう あの灯篭

と二人で首を傾げてみたが

直すとなると 
キット
大枚が必要なるも
只今 わたくしめも 冬枯れゆえ 

傾きは
首をかしげれば まっすぐにも見える ような 

今のところ
なかったことに 

どうぞ よろしゅう
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村雨会師走その2

2009-12-09 23:31:39 | 村雨庵 稽古 
今日のお菓子

千草庵の銘 冬景色


夜10時半過ぎ
おしまいの生徒のデレラ嬢様を玄関まで送って
今日は月を見ずに戻ってしまったが

下弦の月 別名弓張月でもあったようだ


月白き師走は子路が寝覚め哉  芭蕉

子路 シロ は、孔門十哲の一人
勇を好み、孔子に献身的に師事
孔子門下中最も清廉実直な人物とある


師走の月は厳しい寒さに冴え切って
白く澄みわたる
それは あの孔子の弟子
子路のように
真っ直な想いを表しているような気がすることだ とある

芭蕉さんは
ほんとに勉強になる

子路 シロさんの事 師走の月を見るときには
思い出すことにしよう
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うつろ物の会 師走

2009-12-08 20:33:23 | 茶の事
志野袋完成した
今日から茶杓
型紙をつくろうとしたら茶杓が2本しかない
3人いるのに足りないのだ
いやぁ すっかり忘れてしまった
先日の茶会に持ち出したのを其のままにした
仕方なく標準のを借りて寸法を取ったが
それで練習して二度目は上手に行くようにと
願うか

終わったら今日は何かイタリアンでも食べよう

と四谷見附あたり
一本裏通りに入ったら
すごいね 新橋さながらの飲み屋街
お酒が目的ではないので 何か良いお店はと探したら
メキシコ料理の店があった
タコスセットで飲み物付き1,050円
これにしよう
飲み物はビールも可だって
写真がそうだ
短時間んですべてを食べ終わったが
でも少し足りない
店の女性は知り合いの富田さんに似てる
はじめから親近感が湧いていた
何か無いですかと聞くと
ご飯の上にソースがかかって
野菜やチーズゆで卵が載ってるのを進められた 
ゆで卵もわれわれ用に3っつに切ってくれて
有難うございました

今日はメキシコ料理だったが
やはり日本料理が一番満足するようだ
それも茶懐石が良い

技巧や小細工を忌み
簡素にして時期のもの
旬のものを 
見た目にも美しく 
そして美味しく
というのが茶懐石

外食でそれを求めたら
高いから簡単には食べられない

やはり地道に修行して
茶の時に
我が家で作るしかない

南方録には
小座敷の料理は、汁1つ,菜2つか、3っつか、
酒も軽ろくすべし、
侘び座敷の料理だて不相応なり
勿論取合の濃く、薄き事は茶湯同前の心得なり


一汁二菜 か 一汁三菜がよしと言う

それは無理だろうが・・・
食べすぎには気をつけないと
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香席  師走

2009-12-08 00:53:14 | 香道のこと
香元は想望庵さま

今日は試香が2チュウ本香が5チュウ合計7チュウの伽羅を焚く 
香炉が一つ回っている最中だが本香の7チュウの順番全ての香を当てるのだ

結果は・・・

誰も当たらずで  残念

自分としては自信があったが
全部は当たらず  残念

大体そんなものだろう

後は来年に
また 頑張ろう
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膝がダメで

2009-12-07 18:01:53 | Weblog
いつもの美容院へ行って横小路さんにカットしてもらう
髪の分け目を変えたら白さが増した

まあいいか
若さが売り物ではないから
じゃあ
なにがあるのかって
そう言われると
何もないけど
みんなの若さに嫉妬しながら
負けず嫌いで生きるかしらね

膝が痛く
今日は時間があったので
ようやく
近くの整形外科へ行った

膝が痛くとも
病院へも行かず
自力、自然で治らないかと
本気で
期待して
ほおっておいた
とうとう
正座が出来ない

いざ
レントゲンで見ると
本来なら
つるっとしているという膝の骨が
両膝とも
ギザギザのガダガタで
めくれあがっているようなところさえ見える

やれやれ
どう見ても小太りの
やや重の体重が
じっくり膝にかかって
何時間かが何十年と痛めつけていたのだから
悪いのは仕方ないか

そんなことで初めて
ヒアルロン注射をすることになった

先生痛いですか?
なんて
柄にもなく
聞いてしまい
我ながら月並みで恥ずかしい・・・
そりゃあ注射ですものね!

照れて勝手に答えてしまった

力を抜いてと言われたけど
何事にもそれが一番難しいのだ
お茶のお点前も、お料理も、掛け軸を掛けるとき
それが注射をされるときも 
注射よ お前もそうなのか・・・

明日から毎日リハビリに病院に行こう
と心から今は思っている

写真は中目黒の丸い高いビル
木々がイルミネーションでクリスマス近い事を知らす
夜六時半から
中目黒で香の会だ

どうやら
風邪はなおったよう

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冷泉家王朝の和歌守展

2009-12-06 22:56:47 | お勉強
東京都美術館の冷泉家王朝の和歌守展後期である二時に
入口で
ふくめの先生と
会員たちの待ち合わせ
をした
会場内はとても混んでいた
先生の周りにはたくさん女性が集まり、先生が移動されると周りも動く

離れて見ていると不思議な風景だ



重文の
素性集色紙本をよおくご覧ぜよ
定家が手元に置いて参照した本である
とある
誠に豪華な料紙に定家は惜しげもなく書き込みをしている


平安時代に
思いを馳せよ
書き込みをしている定家様を想像すると…

暫し優雅な気分になるような
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金柑の甘露煮

2009-12-05 23:51:00 | 懐石・料理
金柑はその名がお目出度い
金柑の甘露煮

材料
金柑 15個

みつ
砂糖 120g
水 カップ1/2

金柑は洗い、縦の包丁を入れ静かに押して種を取り、残りの種は竹串で取り除く

鍋に金柑ヒタヒタの水を入れ茹でる
それをざるに上げ水を切り
鍋に蜜を作り金柑を入れて
紙蓋をし
とろりとするまで煮る


今日は四時から懐の会

それまで体が重く
何となくゴロゴロ横になっていた
みんなが来ても
具合が悪い
料理の最中には
だんだん口数が少なくなってしまった
ああ
体が熱っぽくなってきた
いよいよダメだと
思ったが
その時丁度
大根を下ろしていた
そのおろし露を思わず飲んだところ

これが効いた


何だか具合が良くなってきた
よかった
良かった
明日は上野に冷泉を見に行くのだから
寝てなどはいられない

夜9時半近く 皆は帰る

そとは冷たい雨が降っていた
帰りは
気をつけて
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風邪かも

2009-12-04 23:38:29 | Weblog
一日寝ていた
やはり風邪かもしれない
動きたくなく
ごろごろしている
これは得意だから一日中できる

夜に熊本のキハさんからメールが来た
火曜日に一度電話があり またお電話頂ける事を待っていたが
今日のメールだ

元気にしている
心配しないで
横浜に行ったら
寄りますとの事

ぜひとも
お越しを熱望している

日曜は
冷泉へ行くし

明日は 
正札会へ行く
予定だったが
風邪気味なので
やめよう

陶説12月号が来た
特集は北宋汝窯青磁
伝世品が少なく70数点を超えないとある
その美しさは目で見る美しさだけではなく、
人の心に深くしみいるとも
謎の多い汝窯
近年その窯跡が発掘され その成果展として
大阪市立東洋陶磁美術館で展覧されるらしい
12月の5日から来年3月28日まで

行ってみたい

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木曜稽古は雨

2009-12-03 23:28:57 | 村雨庵 稽古 
冷たい雨が降っている
今日はひいろんさんが一番
だった勝どのとサカチカさん
夜には清秀庵さん
今日は三名だ
少ない
今日の千草庵のお菓子は
ちょうど
銘 深山時雨だ


この雨だもの 

矢智姫も風邪気味でお休み


私めもなんだか雨で具合が悪い
右の耳のあたりが痛く
午前中は横になっていた

風邪かな

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