村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

引次

2009-12-13 23:52:45 | 茶の事
朝寝坊した
ほんとは今日から散歩に行くはず
あさねぼうした

今日は引次の日
利休坐像の軸を掛ける
作者は
土佐光孚(とさ みつざね)
賛は鵬雲斎大宗匠
ただし 印刷ではある

軸の前には唐金の三具足
そのまえに赤楽の高坏と赤楽の天目茶碗と天目台
それだけで改まるものである

午前に美月ママと
午後には矢智姫とサカチカさん
今日は2部立てである
後見には勝殿を頼む

皆 紋付きの着物だ
矢智姫とサカチカさんと勝殿が並んだ
その着物の色 三人ともほとんど 同じ
あれ 
あれ
なんとも言えないが
三人とも
同じような色
実際には生地が違うので微妙に違ってはいるが
桃色のような 肌色のような
そうつまり よくある色なのだ
茶会の時は皆相談して同じにならないようにしようなどと
三人むすめは 話していた 

好きな色と似合う色は違う
似合う色は
自分を客観的によおく見て決める
とよいらしいが
さて 自分の事はわからないものだ
わたくしめは 今日はグレーの紋付き
美月ママはブルーだ

ともあれ今日の日曜の一日は茶の為の一日 
一日中 台子の点前をする
時間はかかるし
集中せねば点前を間違える
そして足が痛くなる
でも
それでも
気分が良いのだ
楽しくもあるのだ

不思議だが点前をすることが幸せなのだ

今日のみんなも 屹度わかっただろう



  白炭やかの浦島が老の箱
  
芭蕉の句だ 

そろそろ 枝炭を炭屋さんに送ってもらおうか
コメント
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